J最年長ゴールを決めたKAZU |
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猛暑の中、J2を観に出掛けた。 何年振りだろう・・・・・城 彰二のいた頃だから4~5年前か。。TV画面で観るより実物の城が、思いの外ガタイが良いのに驚いた記憶がある。J2観戦は、それ以来だ。 W杯効果だろうか、観客もけっこう入っている。欧州や南米並みにピッチと観客席が近いので三ツ沢競技場は気に入っている。プレイしている選手の息づかいまで伝わってくるこの距離感が堪らない。 |
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J2のファンは、J1のブランドを自分に重ねる柔な輩とは違って、コアなファンが多いと見た。年輩の女性ファンも目立つ。何だか嬉しい気分。。横浜FCサポーターは、横浜Fマリノスサポーターより上っついていないところに好感が持てる。相手チーム・・・・声に出して読むそばから忘れてしまうファジアーノ岡山のサポーターも可成り揃っている。わざわざ岡山から上京して来ているのだろうか。。 早めにスタンドに行って、試合開始前のウォームアップから選手達の動きを観察するのが好きだ。1:1で対面して基礎練習をするのを見るだけで選手の質が掴める。カズは、意外にも下手くそだ。ペアの相手がブラジル人だということもあるのかも知れないが、結構ミスをして独りブツブツ言いながら自分を責めている;;; 12年以上前、フランスW杯予選、岡田監督から指示が出ていたにも拘わらず中田が蹴るはずのFKを横取りして外して以来カズは嫌いだった。そして、J1を去る頃から最早そのプレーからも往年の面影は消え、一つ一つのプレーも僕の目には痛く見えていた・・・・・ |
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若手の台頭で今日も出番はないと誰もが思っている中、専任トレーナーと共に黙々とストレッチを繰り返すカズは、既に老境に入り違った輝きを放っている。それにしてもJ2に落ちてからのカズは、無茶苦茶格好いい。サッカー馬鹿も、あそこまで行くと別世界に生きている仙人のようで、ある種哲学者の風貌だ。この前も「その年で、そこまで身体を虐めたら身体を壊してしまうんじゃ・・・・・?」と言う問いに「誰か俺の身体を壊してくれ!」とまで言ってのけていた。 入念にアップしているカズだが、今日も出番はないだろうな・・・・と思いきや1:0でリードしていたこともあり、終了1分前に監督のファンサービスで途中交代で入るや否や、相手のバックパスミスがカズの前へ出てそのまま左足を振り抜きゴ~ル♪ 場内総立ちで歓喜の嵐!流石千両役者は違う。 1:0でしょぼい試合で終わりか・・・・と思っていた矢先だったので好い拾いものをした。やっぱりサッカーもビールも生がいい♪ |
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........ついこの前、ふっと気になって還暦当時の親父を思い返した。親父は、旧制中学時、石川県代表として甲子園大会の前身である神宮球場大会に出場したことのある、運動神経抜群のがたいの良いマッチョマンだった。でも、還暦当時の親父は、既にその面影はなく老人には見えなかったが、でも限りなく老人に近かったと思う。その時点で、親父がシニアの野球をするイメージはとても持てなかった。 でも、同じ歳の今の自分は、膝の調子が今ひとつとはいえ、炎天下ボールを追い掛け回している。信じられない。いろいろあっても、いい時代に生まれたと思う。この先、10年は現役でいたいな~と願っているが、先のことは分からない。でも、30代・40代・50代に混じってプレーできていることに先ずは感謝。 それにしても、ボールを足で蹴ってゴールを狙うサッカー如きに、どうしてこんなにも夢中になれるのだろう。。 |
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若い頃は、自分が頭でっかちで理屈っぽいから、そんな自分を身の丈の現実に引き戻す契機としてスポーツをするんだ・・・・と理解していた。今は、シニアといわれる各カテゴリーで、どれだけ良いパフォーマンスが可能か冷徹な目が自分を観察している。出来ればカテゴリー別の練習メニューを作り上げたいとも考えている。それと、シニアならではのケガとの共生も。 カズがどういう形で老いを引き受け現役を退くのか、そして、その後どういった形でサッカーと関わるのかとても興味深い。 ひとは、必ずしもスペインサッカーのような、優れた技術と戦術に裏打ちされたパフォーマンスにだけ感動するものではない。老醜をさらしても尚、手を抜かずに身体を酷使して試合に備えるカズのような生き様にも素直にリスペクトし感染する。 久し振りのJリーグ観戦。いいものを見せてもらいました。 立秋 |
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ニッパツ三ツ沢競技場 |
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