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初戦突破。

かみさんが、験を担いで W-cup 日本対カメルーン戦の日、夕食をトンカツにした。うっかりオランダ戦の日、カツを揚げ忘れ、慌てて用意したけれども試合開始に間に合わず 0:1で惜敗。こうなったらデンマーク戦は、きっちり間に合わせて必勝祈願。



3:1で勝利!



祝予選リーグ突破
これは↑↑かみさんのお土産、箱根は強羅の温泉卵です。1つ食べると7年長生きするそうです。W-cup とは関係ありません;;



ところで、あまりにも開幕前の国際親善マッチが不甲斐なかったので、岡田監督へのブーイングは、嵐のように僕の周りに吹き荒れていたわけですが、見事予選突破した采配には、今になって賞賛の嵐。国民の殆どは頭を丸めなければ申し訳が立たない。



アウェーでの初戦突破を観て「歴史って、こんな風に書き換えられて行くんだな。。」と開幕前の沈んだ空気も一掃され、逆に深い充実感というか、感慨深さというか、今まで感じたことのない何とも言えない心持ちになった。



初戦のカメルーン戦の時、心臓に毛が生えているんじゃ?といった外観の我がかみさんが、ドキドキして観ていられない;;と寝室に。僕は、3戦全敗と腹を括っていたので、妙に冷静。かみさんは意外と乙女なのです(ひとは見掛によりません)。

結局、予選は見事突破したものの決勝トーナメントベストエイトを掛けたパラガイ戦、日本は死闘を展開したもののPK戦で敗れ、南アフリカW杯は、ベスト16で終わった。



恒例になった、かみさんのお呪い”夕食のカツ”も、厚みが足りなかったのか効き目はなかった。



日本選手団は、開幕前、色々言われた岡田監督を始め全員よくやってくれた。それにしてもPK戦とは残酷なものだ。




思えば、僕の息子(次男)は常勝軍団で、市民大会の優勝はもちろん、三浦半島大会優勝、群市フットサル大会準優勝、県大会ベスト8、全国草サッカー大会37位と、15人ほどの少ないメンバーでいつも勝ち抜いていた。なので、接戦も多くPK戦はしょっちゅう。でも、6年間で負けたのは1度?だったと思う(このとき僕は、個展準備のため現場で指示を出せず悔いが残っている)。

蹴る順番は、小学生の場合、ほぼメンタルの強い順と決まっていたが、最終学年の6年生になったときは、自主性を重んじてコーチングしていた僕は、自分たちで決めさせていた。一番負けたくないと思っているのは、子供達自身なので、そこは徹底したリアリズムで決まっていった記憶がある。いつも最初のキッカーは、我が息子だった。6年間で外したのは1度か2度だったような。。



今回、日本 のPK戦の蹴る順番は、推測するに試合前、既に岡田監督から指名されていたのではないか。それは、メンタルを優先して人選したというより、キックの正確さを持っていることを優先したもののように見えたからだ。多分、延長戦を終え心身共に疲労が極限に達したとき、意外と精神力なるものは当てにならず、無意識に蹴っても思った処にボールを蹴ってしまえる・・・・そんな岡田監督らしいリアリズムだったのでは・・・・。
今回の敗戦は、「ドーハの悲劇」の時とは何か次元の違ったショックが僕にはある。もの凄く良くやった選手達は、誇りを持って胸を張っていい試合だったが、それとは別に、何か言葉にならない、多分、プレーする人口が、世界に2億4000万人いるというサッカーというスポーツの頂点を目指すこの戦いで、今回世界との差を突きつけられ、その”差”を前にして、この何とも言えない重さと深さを残していったからだろう。



サッカーとは何か。スポーツとは何か。じっくりと考え抜いてみたい。




日本選手団、本当にご苦労さまでした。


祝・ベスト16