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先週、中学の時の親友の住む練馬まで花見に行ってきました。


桜は、この暖かさで既に葉桜になっていましたが、酒を飲んでしまえば全く桜など見ちゃ~いませんので関係ありません.........そうでもないか。。。


真ん中が友人で、左隣の体格のいい方が、元俊足を鳴らした明治のラガーマンで、お隣さんです(手打ちの蕎麦の名人でもあります・・・・ご馳走様でした~)



・・・・この友人には、いろいろと世話になりました。。

中1の時、僕は引っ越しをしたため転校先の新天地では友人は勿論、知人も一人もいませんでした。気があったのか、このSと中1の学生生活では、四六時中一緒だった様な気がします。部活も、<出来ない奴がするもの・・・・>と、まったくトンカチだった僕は、この友人の誘いで水泳部に入りました。



 あとから気付いたことですが、この水泳部は、今で言ったらヤンキーの集まるクラブで、中には文武両道で秀才も混じっていましたが、周りは<これもん>ばかり、「場違いなとこに来ちゃったかな。。。」という僕を、友人のお姉さん(スタイルのいい美人でしたが、ヤンキーでした)が、睨みをきかせて強者共から守ってくれていました。
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(満開だった時の桜............だそうです;;;)
同じクラスになったのは、中1だけでしたが、その後も結構繋がっていました。



中2のある時、いつものように忘れもののチャンピョンだった僕は、事前に繰り返し注意されていたにもかかわらず分度器と三角定規を思いっきり忘れました;;;

先生に「他のクラスに行って借りて来いっ!」と怒鳴られ、もう一人のクラスメートと教室を後にしたのでありました・・・・



・・・・借りる宛は、もうS(友人)しかいません。もう一人の忘れん坊の奴の後をトボトボ付いていきましたが、偶然行き先は同じクラス。そいつの後から教室を覗くと、そこには既にSが分度器と三角定規をもって、にっこり微笑んで立っていました。感謝♪



そればかりではありません。鎌倉彫の修行中、鎌倉まで遊びに来てくれたときのこと。どこを案内したか全く忘れましたが、覚えているのは、昼食のとき小町通りの定食屋に入ったときのことです・・・・。

当然遠路はるばる鎌倉くんだりまで来てくれたのですから、ここは薄給(当時寮費を引かれると手取り2万円程)の身とはいえ奢らなければ男が廃ります・・・・食事を済ませてレジの前に立った時、誰かに思いっきり突き飛ばされ、振り返ると「いいから、いいから」とSが支払いを済ませちゃいました。

当時の僕は、毎週市の体育館に通って筋トレをしていたので(縄跳びは6400回以上できました)結構いいガ体をしていたと思います。。。そんな僕を吹っ飛ばしたのですから凄い奴に違いありません;;;
 お金のないことを当時まったく卑下はしていませんでしたが、「顔」に貧乏が映っていたのでしょうか・・・・。ちょっぴり切なく嬉しくもある思い出です。

(友人S..........前回お邪魔したときの写真です)
そんな情けない僕でしたが、唯一恩返しできたのは、友人を代表してした、彼の結婚式でのスピーチくらいでしょうか。


当時、転職して天下のN銀に入行した彼を、信用が優先順位のトップにくることを察した僕は、参列した上司の印象を少しでもよくしなければと<無意識への信頼>の獲得を狙いました・・・・・



えー、当時僕らの昼の弁当は、このテーブルの上に置かれたご馳走とは、まるで離れた貧しいものでした。。今では考えられないことですが、昼の弁当の時、ほぼ全員が弁当の中身が見えないように、包んできた新聞紙の端を衝立のように立てて食事をしていました。そんな中、このS君は、アルミの弁当箱にサンマのひらきをベロ~ンとのせ、新聞紙の端を立てることもなく、楽しく堂々とぱくついていました。。(爆笑)



このスピーチは、後で彼のご両親から痛く感謝されました。それくらいです、僕の彼への恩返しは。。

(東逗子の山)
一週間はあっという間です。


ご近所の山肌は、あれだけ咲き誇っていた桜も、いまやさくらの「さ」の字もありません。季節は一時も停滞することなく、新緑も眩しくなり始めています。



毎年毎年、庭のバケツの雨水が凍り、その氷がとけたかと思うと、やがてオオイヌノフグリが小さく蕾を付け、やがて庭は雑草で覆われる・・・・・。

一見、判で押したかのように見える季節の移り変わりですが、一度として同じ一年だったためしがありません。そういえば、こんな風に反復する季節ですが、その風景にデジャブを感じたことはありません。僕らは、毎年季節感をリセットして春や夏を迎えているのでしょうか。それとも、”新しい何か”に出会えることを毎年どこかで期待しているのでしょうか・・・・。



世間では、すでに連休を口にしだしています。今年はやけにマスクをした輩が目立っていましたが、そのマスクを見なくなる頃に五月の風が吹くのでしょう。。

(庭の朴の木)
このところ朝四時頃に目が覚めてしまう。新しい作品を考え始めるときは、いつもこうだ。



来年の『第二回厨子展』が決まり、今新しい厨子のデザインを興している。大袈裟じゃなくアイデアは無尽蔵に湧いてくる。早くそれを目にしたくなり、ゆっくり寝てる気分じゃないのだ。多分、僕の作品の一番のファンは、僕自身だと思う。もう、わくわく、どきどきなのだ。お陰で昼間カックンと睡魔に襲われる。でも、悪い気はしない。



アメリカンクラブでの個展も、一部、厨子の展示が決まった。あちらの方が、どんな風に感じるのか今から楽しみです。


ひとは面白いもので、東洋は東洋、西洋は西洋で、全く違った出自を突き詰め、極めると普遍性に行き着きます。それは、根っこに横たわる、人としての核のようなものに辿り着くのでしょうか・・・・・。



6月を楽しみにしてください!っと言いたいところですが、残念ながら会員制なので、すべての人がご覧になれる訳ではありません。とは言っても、仮設の施設なのでそうたいしたことは出来ません。本番は、ご推薦頂いたTさんが仰るように、本拠地の麻布台の施設がリニューアルしてからかも知れません。

でも、日本の工芸のよさを、しっかり出せたらと思います。


これから清々しい、いい季節がつづきます..........

。。