最近は、ニュースを除いてあまり真剣にTVを観る事がない。

良いのか悪いのか、一番気になるのがCMだ。

それにしても、あまり気に入ったものがない。それでも見るともなく見てしまうのだが・・・・

ちょっと好いなっと思うものは、ほとんど50年代・60年代の JAZZ やシャンソンのBGMを使ったものになる。
 サラボーンって、こんなに好かったっけ。。。。なんて改めて気付かされたりしている。
いや、CMじゃなくてドラマの主題歌だったかな?

僕が十代の頃、Beatles から離れて、行き着いたところはjazz だったが、当時、ボーカルは創造性がなくダサいものとして感じ無視していた。なかでもサラボーンは、好きだったクリフォードブラウンとの共演で仕方なくレコードを購入した様に記憶している。

当時のイメージは、亭主に整形を無理やりさせられた可哀想な歌姫.....位に思っていた。

十代の簸よっ子は、生意気で精々この程度の見方しか出来ていなかったんだナ〜と反省(しても始まらないが)。
十代の未熟さ......といえば、切ない思い出がある。

恋に恋する時代でもあったので..........中二の僕は、クラス委員だった井原康子?さんに仄かな恋心を抱いていた。ということはお頭が良くお勉強が出来た娘だったということか。初恋の相手の遠山容子ちゃんも学級委員だったっけ。まっいい。その井原さんに体育の時間に下駄箱の前ですれ違った。。。。。その時、見てはいけないのもを見てしまったのだ。

いや、その彼女が僕を意識していたかどうかは、知る由もないが、女子のテニス選手が良くやる仕草でホンの少し出ていた尻を隠すため、ブルマのゴムを指で弾いて直す現場に直面してしまったのだ。

今なら別段特別なこともなく、セクシーで微笑ましい行為なのだが、過敏な当時の僕は、正しく百年の恋に冷めてしまったのであります。妙に嫌らしく感じたのでしょう。←そう感じたおめーがいやらしいんだよ!っと突っ込む奴もないままに、彼女への恋慕は、春の雪のごとく儚く消えたのでした。美人だったんだけどな〜.........。

ホント十代は、ガキで未熟そのもの・・・・赤面ものです。

話を戻します。
先日息子と一緒にケーブルTVで見た、ナトゥキング・コールとナタリー・コール父娘のCGによるプロモーションビデオでの『アンフォゲッタブル』も、心に染み入る素晴らしい出来だった。

やはり歳を取ったのだろうか、JAZZ ボーカルがとてもよく聴こえる・・・・・・。

そんなこんなで、昨日サラボーンを聴きなおしてみた。悪くない。でも、やはり共演者のクリフォード・ブラウンの方が数段好い。仕方ないね。

『I can't get started.(言い出しかねて)』は、葬儀の時にBGMで流して欲しい、と言い残したいくらい好い。
気が付けば彼岸だ。もう三月も終わる。今年も時の経つのが速い。

(五霊神社裏の山椿)
時を経て、同じものを昔と全く違って感じる機会が増えた。悪くない。

こんな風に歳を重ねていくんだな〜と、ちょっとセンチになる今日この頃であります。