(沼間公民館 am 5:57)
 
ストンと秋が落ちてきた。。



何かを置き忘れてきたような夏だったが、
その記憶も薄れるほど秋は深まってきている。気が付けば今年もあと三ヶ月余り。でも、何かが違う初秋です。



ずっと申し訳が立たないな~。。。と思っていた。いや、今のどうしようもなくなった日本の状況にです。



十代後半から、正確には大学浪人が契機となって自分なりに社会にコミットメントし続けてきた。結婚してからも地域のボランティアを通してそれなりに社会参加してきたが、ここ十数年(バブル崩壊後)まったく本意ではない社会に対し、特に十代・二十代・三十代の若い世代に対して何とも申し訳が立たないな~と感じてきた。



そんな状況の中、今回の政権交代は、底の抜けた社会を僕らが放置していたわけではないというメッセージにもなるのでは・・・・と多少安堵している(勿論、全てがこれからですが)。
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僕自身は、もはや前に進むしかなくなっている今の日本を心地好く感じている。これから起こるであろう社会的混乱も、産みの苦しみで、その点それこそ「御寛容に」現政府を見守ってほしいと日本国民の皆さんには願っている。



前回の小泉郵政選挙で、僕らは多くのものを学んだ(僕自身は、田中真紀子元外相更迭以降全く支持していない)。そして、小泉さんの真意だったかどうか分からないが、本当に自民党はぶっ壊れた。その点彼を評価したい。というより、小泉さんが総理になる時点で自民党は経年劣化し終わっていた。



日本がうまく回らなくなった要因の一つにグローバル化が上げられるが、何も経済だけがそういった状況に移行しているわけではなく、政治もこの状況に対応しなければ国はバランスがとれない。年金・医療・介護・教育など社会の根底を支えるセーフティーネットシステムが、高度資本主義化(グローバル化)に対応しないと駄目だ。そのシステムを構築し実践に移すのは政治になる。
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先日、民主党の副大臣が決まったが、みなさん優秀で自民党と比べて層が厚いな~と感じる。欧米では、政権交代は常態なので野党に下野したことをネガティブに考えることはなく、この時期に猛勉強して次に与党に変わったときに備えるという。このサイクルが、よりレベルの高い政治を醸成することになるという。



新人議員も小泉チルドレンとは比較にならない位優秀だ。特に様々な取材に応える長崎の福田衣里子さんのコメントは、毎回嘘がなく一言一言心にジーンと染み渡り胸が熱くなる。みなさん本気度が突出している。




さて、一方の自民党はどうだろう?いまの民主党より更に未来を先取りした理念を構想しないと先はないが、そうはとても見えない。政権与党だから集まってきたという党員がほとんどだとしたら、下野した途端に霧散してゆく輩がほとんどということにもなる。この調子だと残念ながら二大政党制は難しいかも知れない。。。

(五霊神社境内 am 11:41)
心配なのは、自民党だけではない。報道、とくに地上波は自民党以上に遅れている。大体、この時期に覚醒剤を使用した芸能人に400人を超す取材陣を張り付ける判断は、いくら広告料金を保証しなければならない視聴率優先主義だとはいえ、公共電波の無駄遣いも甚だしい。若しかすると、覚醒剤使用という絶対悪を必要としている一般大衆の現在を反映しているのかも知れないが...........。それにしてもひどい。



高速料金無料化の報道も、”渋滞”やCO2排出量の増加・・・という子供でも考えつくような表層に映る課題を繰り返し報道するのみで、その効果を科学的に検証できるだけのデーターを持ち合わせていない。不勉強だ。現政権の”負”を突くのが報道の大儀・・・という構図をコピペし続けてきたことをそのままコピペしている。

少なくともメリット・デメリットを対比してみる情報収集力を持つべきだと思うのだが。。大手メディアの高い給与の配分を考え直し、情報収集スタッフをもっと増やすことを考えないと新しい状況に対応するのは難しい。雑誌や新聞と並び、放送などの既成のメディアも、こぞって同じ課題を抱えている。マスコミも問題山積だ。
 
新しい時代に入った「今」のキーワード・・・・・それは豊かで深い「情報」収集力とその解析、そして「情報」発信力だと確信する。



政権を担う民主党は、アメリカやイギリス並みのシンクタンクを創設して、新しい社会構造構築に必要な「知」を醸成しなければならないと思う。そして、報道機関も同じ課題を抱えているはずだ。
 
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まるで独り立ちする息子を送り出すような心持ちで、民主党の動向と報道各社、そして世間の反応を気に掛けている僕です。



今年の秋は、不安を抱えつつも何かぴりっと引き締まった、ひと味違った清新な気分にさせます。



しこしこ更新を続けている僕ですが、たった今、中学校時代の同級生から同窓会の誘いを受けました。同級生の何人かは既に亡くなったということです。。僕らの人生も、もはや晩秋に入ったといえるでしょう..........



課題は山積ですが、挫折後の心の準備などせずに、ここは素直に政権交代後の社会を一歩でも前進するよう祈りたいところです。


では、では。
 
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