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風邪をひいてしもた。



真っこと、この陽気には敵わんぜよ。。



『龍馬伝』がおもしろい。



何十年振りだろうか・・・NHKの大河ドラマを観るのは。

 正直言うと、坂本龍馬という歴史的人物のイメージは、僕の中であまり良いものではなかった。というのも、どうしても身代わりの早さという点で、敗戦後の日本の戦後民主主義の節操のない取り入れ方とダブって見えてしまうからだ。

つまり、昨日まで鬼畜米英といって軍国主義を強いていた輩が、敗戦と同時に、それまで偉そうに言い続けてきた尊皇をあっさりかなぐり捨てて、すました顔をして民主主義を唱えるその無節操さに呆れるからだ。その意味で、何ら徹底した人間観もないままに、”よいしょ”と”くすぐり”史観で、とんでも無い勘違いの日本近代史を描いた司馬遼太郎と龍馬が重なってしまっていた・・・・・
確かに完膚無きまでに打ちのめされ、愚かにも無条件降伏まで受け入れてしまった敗戦国日本を再建するには、取り敢えず”よいしょ”と”くすぐり”しかなかったのかも知れない。また当時、司馬遼太郎が主筆するものは、GHQの検閲があったということもあり、史実というものを正直な感情から描くことも簡単ではなかったかも知れない。



何れにしても、大した知識もないままに、僕にとっての坂本龍馬という歴史的人物のイメージは好いものではなかった。それは、龍馬を通して描かれた歴史観が腑に落ちなかったことから来るもので、龍馬そのものをどう評価するかとは別個のものかも知れないと遅ればせながら気付いた(おせーよ)。。



このところの日本の凋落振りを見るにつけ、「立ち枯れニッポン」・・・じゃなくて「立ち上がれニッポン」と活を入れたくなるが、司馬や慎太郎に言われなくても日本のポテンシャルは相当高いと僕自身は思っている。
 僕は工芸家なので、”もの”を通して力を計ることが一番ストレートに理解できる。その意味で二年前観た「ハマヤキ」展は、明治期の工人達が世界レベルの力を持っていたことを知り、そのことで当時の日本のポテンシャルが世界レベルになれる潜在力を持っていたことを理解できた。
ただ、いろんな意味で我が国日本が劣っている点は多い。必要以上に自虐的な歴史観を持つこともないが、だからといってトンチンカンな自信も危険だ。だいいち未だに先の敗戦を総括できていないし、その流れでイラク紛争への間違った協力に関しての総括も出来ていない。国の根幹に関わることは、一つ一つきちっと手順を踏んで片付けなければならないが、その点日本は未だ敗戦処理が未整理のままで来ている。
 


優秀な人は、先の戦争でほとんど亡くなってしまったので、残されたものが背負うには、”敗戦”は荷が重すぎることも確か。このところの鳩山政権をみても、日米安保と沖縄の米軍基地問題が足枷になっている。戦後処理をドイツ並みに出来ていたら・・・・といつも残念に思う。ちょっと荷が重すぎるが、これが僕らの実力なので、未熟さを引き受けつつ防衛や外交を、幕末や明治の志気にならって進めて行けたらと”たら・れば”つづき。
・・・と、ここでガス欠。



ちょっと息も絶え絶え;;;風邪が治らん。。



今、『日本』と言う括りで共同幻想を共有するのはとても難しい。国家というアイデンティティーも希薄になり、日本という単位をどう意味付けまとめていくか、本当に難しい時代だ。



ついこの前まで、鳩山お坊ちゃまの言動に心細さを感じていたが、今日の党首討論でポイントを上げた。沖縄の痛みを自分の痛みにちゃんと置き換えていることが言葉の端々から伝わってきたからだ。自民党はもちろん、マスコミも誰一人として沖縄の痛みを代弁しているものはいない中で、鳩山さんは彼自身が混乱し、迷っている姿に、臭いものは全部沖縄に投げてきた輩にはない、ある”純”なものを感じた。僕らは戦後処理に、初めて本気で取り組まなければならない時期に入ったのではないだろうか。





”坂本龍馬”という題材で今何が見えてくるか・・・・国が根幹からひっくり返るちゅう変革期に、どげんな幻想(夢)をもっちゅうて生産的に超克するか・・・・外に仮想敵を作りよって内側を固めるちゅう、ありがちな手法じゃーのーて、げにまっこと万人が幸福に近付けるちゅう手法と方向を青臭く思念しちう春ぜよ。はやちっくと頑張らねば。


おそまつ。。。