(am 6:51 五霊神社)
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今年はゲット。

恒例になった五霊神社の初詣を、今年は元旦早朝出掛けたため、特製の箸に加え御神酒まで振る舞っていただいた。
 
毎年お参りに来ているが、御神酒を戴いたのは初めて。

「毎年、御神酒は振る舞われていますか?」と、上がり板の賽銭箱の横に石油ストーブを抱え込むようにして、正座して当番している方に聞いたところ「恒例の行事です」ということだった。


そう言えば、あまり早くに詣でたことはなかったので、そう沢山用意しているわけでもない神酒は、早めに終わってしまったのだろう。来年も出来れば元気で御神酒を戴きたい。
さて、新年の意味合いが、年々少しずつ「おめでたさ」から「覚悟」へとシフトしているような。

周りの同年代の連中のことは分からないが、僕自身は、自分の人生の最終章に入った実感がある。
 普段は、能転気に年のことなどすっかり忘れて、カッカしながらフットサルなどに夢中になっている。けれども、日常のふとしたところで所謂「歳」を感じることが多くなった。

町ですれ違った人が、しばらく会わずにいたため知り合いだったことに気付かず、しばらく経った後になって「ああ」となることが結構ある。相手のイメージが、若かった頃(20年程前)のまま、こちらに刷り込まれているのだ。

えっ、あんなに婆さんになっちゃったの・・・・・・!ということは、こちらも爺さんになってしまったということか...............

そういった場面が増えた。

(am 11:31  五霊神社)
一昨年、高校の同窓会があった。普通この歳になると40年以上前の旧友に会ってタイムスリップし、当時を懐かしむことが自然なのだろう。でも、僕自身は、あまりその気にならないので欠席した。

老醜をさらしたくないということもなくはないが、何となく気がすすまなかった。

数日後、いつも何かと気を使ってくれるクラスメイトからスナップ写真が送られてきた。その中に、中学当時から同級だった娘(今はオバサン?)が写っていたのだが、その彼女が以前より美しくなって撮れていたことに何故だか安堵した。

当時、美人は避けていたきらいがあった僕なので、同級生には評判だった彼女に恋慕の情をもったことはなかったが、この歳になって美人だったことに初めて気付いた。

やっぱり美人は、何歳になっても美人であり続けて欲しい・・・・(なんて我が儘か。。。)

(am 11:31  五霊神社)
この歳になると、美人(いい顔)か、そうでないかは、容姿の造作を超えている。何か張りのある毎日を、自分なりに納得して生きているかどうか・・・それが「顔」に反映する。ホント。


人間みな歳をとれば、美人といえども、とうが立って、額が抜け上がって顔の皮も弛んできて、何か食べると顔中動いちゃうし、くしゃみをすると途端に鼻水と一緒におならも垂らしたりなんかして.........by 志ん生



それはそうなのだが、こちらも人間が出来ていないので、つい若いときのままでいて欲しく、そばに寄って皺を伸ばしたくなってしまうから仕様がない。

これは、人間だけじゃなく人の集まりや会社などの組織も同じだと思う。以前元気だったgalleryには、ずっと元気でいて欲しいし、いつまでも若い頃のまま、元気で「綺麗で」あって欲しいと願ってしまう。性分だから仕方ない。こちらも歳をとっていることを忘れて、つい相手の皺やほころびを見つけちゃ〜修繕したくなる。よわったものだ。

(am 6:54 五霊神社)
周りに甘えず、ぎりぎりまで自分の理想を追いかける、自立した年寄りになりたいものだ。


さて、今年も「覚悟の正月」。肉体の衰えを自覚しつつ、すべての持ち駒をフルに生かして、先の見えない終盤を、楽しくゆったりと自分らしく詰めていきたいものです。


そして、気が付けば、今年でこの web site 開設10周年を超え11年目に入ります。よくもまあここまで来たものだと感心します(お陰で読書量がかなり減りました;;)。

激動の予感がする年初。

今年もよろしくおねがい致します。

(am 9:28 ご近所にて)