|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ついにコロナにやられてお怪しくなったのか....... 。マジでそう思いました。 いえ、先日終了した足利市テニス協会主催の講習会の初日、50人募集のところ70人以上の応募が。特に若い女性の応募が沢山あった様で、主催者側もビックリした様です。その中にお一人、明らかに75歳過ぎにみえるご婦人が初心者のグループにいらっしゃった。周りには妙齢の女性が大勢いたわけですが、でもまるでスポットライトにでもあたっている様に、そのシニアの女性が目立ちました。 お歳だということもあったともいますが、それもご本人は十分承知で参加なさっているはずなので、いろいろな意味で自信がないと参加は難しいはず。凛としたその立ち居振る舞いが無茶苦茶奇麗。おまけにシルバーヘアをおまんじゅうに結ってあったところにも惹かれました。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ドロレス・ハート |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
確かに僕は「おまんじゅうヘア」と「ポニーテール」に弱い。なので、一番好きな女優はというと洋画『ボーイハント』の ドロレス・ハート。で、この女優さん10本程の映画に出演した後、修道女になってしまった.....
納得。 そして、そのシニアの女性は、練習前のウォーミングアップを見る限り明らかに初心者なので、若いメンバーの中で孤立しているのは忍びないと「シニアのクラブを知り合いから紹介されたんですけど参加されませんか.....」とお誘いしたところ「初心者グループでプロのコーチにつきトレーニングしていますが、ご一緒しませんか....」と逆に誘われてしまった💦 いろいろお話を伺うとお茶の先生だということ。成程、それで凛と姿勢よく振舞っていたのだと納得。初心者とのトレーニングは、流石に無理があるので丁重にお断りし「秋の講習会では、お互い上達した姿で又お逢いしましょう!」とご挨拶して別れた。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
松原橋公園 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フットサルをやっても、テニスをしても大方50代にしか見られないのは、しっかり筋トレをしてインナーマッスルをそれなりに鍛えているのと、精神年齢というか、自己イメージとしての年齢が55歳位に想定しているからだと思う。実際に幼いということもあるので困る;; でも、今回明らかに実年齢と外見が重なり、年相応に見えるという自然さの中にあっても、美しい方は美しいということを知り、アンチエイジングって不自然に思えてきた。若く見られるということは、案外中身の無さと重なっていたりするので気を付けなければ。。 50代だと勝手に思い込んでいる自分から見て、75歳の女性は可成りのお姉さん。幼い頃、優しくされた近所のお姉さんを慕った感覚に似ている。人って老いるに従って幼少期に遡行するのだなぁと。。全然悪くない。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
あれだけ凛とした振る舞いが身に付くのなら、茶道って僕が思っていたほど怪しい世界ではないのかなと。何しろ、お茶の世界って〇が一桁違って流通する世界なので、箱書きを含め何処か胡散臭く、余り近づかずに来た。 実際、利休も含め、極めて政治的な渦中にあって政治的な結末を迎えたりしているのも事実。でも、その真髄は深い精神性をもっている世界なのかも知れない(でなければ、今日まで残らないだろうから)。 コロナが落ち着いた頃を見計らってお茶を始めるのもいいかも知れないと思い聞いてみた。「お茶って皆さん正座をするのが普通ですけれど、僕は、サッカーのやり過ぎで両膝の十字靱帯が無く正座ができないのですけど。。」 応えは「・・・・」。初めての事例に困った様子。でも、最悪あぐらでもよさそう。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
窓辺の夕陽 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
夕刻、壁打ちの帰りスーパに寄った。夏至も過ぎ秋ではないけれども、鰤のアラがあるとつい手が伸びてしまう。おまけに半値とあらば速攻カゴに。大根も忘れずにと。。 そう、今回のテニス講習会を振り返ってみると、20代、30代の女性が圧倒的に多く、それに反して同世代の男子の参加者は1/3もなかった様に記憶している。これは今だから冷静に振り返れるのだけれど、コーチングを受けている最中は夢中で、若者の男女差に目を配る余裕などもちろんなかった。これって由々しき事態。 多分、このコロナ禍にあっても女子は、結婚願望を強く持っていて、講習会も名目はスポーツだが、本意は婚活までいかないけれども、出会いの場と無意識には考えていたように思える。これ真っ当なリビドーだと思う。それに比べて男子は、端から恋愛はおろか結婚など遠い国のお話位の雰囲気。コロナが更に追い打ちをかけた感あり。これって僕らの世代が遺した負の遺産でもあるので、僕らの世代も逃げ切れずに、この後間接的に(子供や孫に対して)ダメージを受けるはず。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
壁打ちの松原橋下には、緑豊かな公園が広がっている。サッカーをやる子供たちやスケボーのお兄ちゃん、そして犬の散歩と利用者は多い。けれども、男女のカップルは、夫婦らしきカップル以外先ず会ったことがない。そもそも公園ってデートスポットじゃなかったのかな?カラオケボックスは、換気が悪く三密で一番危険だし、クラブも条件は同じ。 コロナは、明らかに若者の出会いの場も奪っている。これって予想を超えて社会にとって大きなダメージになるはず。欧米の様に、男女(男男・女女でもよし)二人でシェアした方が、経済的にも負担が少なく済むし人生を充実させることができるといった合理性が、日本の若い世代にはない。というか、未だに男が家族の大黒柱になるのが当然といった風潮が厳然とある。これじゃ、若い男子はビビッて積極的に恋愛や結婚に踏み出す訳がない。 日本の若者は、恋愛は、リスクが大きく、そんなことをする位ならば、自分の趣味にお金を使った方が毎日が楽しく合理的だと考えていると、宮台真司も今の若者の恋愛観・価値観について触れていた。これ感情の劣化と呼ぶそうだけれど、そうなる原因を作ったのは今の大人ではないのか。。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
僕の無意識は、長いコロナ禍とそのダメージに可成りの危機を感じているようで、何気にリビドーというか生のポテンシャルを上げるよう全身全霊で身構えている様に感じる。何処かの時点でスイッチが入ったのだろう。 大抵の男は、女性よりも「生存すること」に関しての原始感覚というか生命力のようなものは弱く、ある意味で生き方が観念的だ。女性の方が危機に関して自然というか正直に反応するように出来ている。 確か日航機墜落事故の際、機内で死期を感じた乗客で、手帳等にメモ書きした家族や親しい人に当てた最期の言葉が、男性の場合第三者の視座で淡々と別れの言葉を綴るのに比べ、女性は「助けて!」とか「怖い!」といった生の感情を綴っていたという。 恐らく長引くコロナ禍にあって、その生存戦略も男女差が出ているようだ。テニスクラブにしても、市の講座にしても、ご近所にしても、そして、同窓生にしても積極的にサポートしてくれるのは女性の方が多いように感じる。それは、僕自身が女性に差別的に対応しないというか、ある意味リスペクトしているのが伝わるからだと思う。そういうことって細かな仕草で分かって仕舞う。例えば、テニスでペアを組んだ相手がミスをしたときに掛ける言葉のタイミングとかで察しが付く。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出会ったこともない大きな危機に遭ったときは、女性の対応の仕方を見習った方が良い。そもそも各国の首長で、コロナ対策に成功しているのは女性首長であるし。「怖さ」に関して見栄を張ることなく(格好つけることなく)素直に感応することは、遭遇したことのない恐怖に対しての身の処し方として正しいと思う。 コロナ禍にあっては、男も素直に女性に声掛けしたり、いつもよりしっかりサポートしたりすることはとても大切な振る舞いだ。何故って、多分僕ら男性以上に無意識は壊されているから。それは、昨年の女性(特に若い)の自死数に顕著に出ている。美輪明宏さんの指摘のように、基本女性の方が男性より「強い」。けれども、空前絶後のこの長いコロナ禍のダメージは女性といえどもきついはず。 なので、ここは仮想恋愛でも何でもいいので支え合った方が整合性がある。僕も、そのお茶の先生のファンクラブ会長を自認・口外して憚らない様に振る舞うことにしている。 オリンピック利権は、天皇の懸念にも制御不能。ここは真ともな神経ではやってゆけません。男は駄目。ここは、女性の感性にしっかり頼った方が良いように思います。 では、では。 |
Home index essay +column+ 2009 --2021 Today's image index ↑↑ top へ |