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呆気ないくらいの幕だった。やはり 次のW 胚 開催を控えたカタールは、共同幻想=共通感覚の様な個を超えた力で 1+1=α(1+1)(α:開催国という変数) のパフォーマンスをみせた。思い返せば、僕らの国も日韓W杯の時、火事場の馬鹿力を出したっけ。 Jリーグ開幕前夜は、モノノ怪が憑いたようにハイになっていたし、小学校低学年の息子に一万円を越すヨーロッパの名門チームのユニフォームを、何の抵抗もなく買い与えたりしていた(もちろん貧乏でした;;)。 |
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今回のアジアカップを象徴していたのが、ここ最近の経済成長が著しいタイやベトナムなどの東南アジアの国々のレベルアップだ。ははぁ、グローバル化っていうのはこういう事を言うのかと、サッカーというメジャーなスポーツを通して経済をみることができた。 中東をアジアと呼ぶべきかどうかは別として(そもそもアジアという括りの有効性をグローバル化が無化し始めている)、明らかにアジアのレベルは全体的に上がっている。日本もウカウカしていられない。とはいうものの、Jリーグが始まる前の日本リーグの頃、オリンピック予選等では、けっこうタイには負けていた。その意味では、プロ化するという環境整備が直接的には底上げの第一の要因になることは確かだ。 |
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大坂なおみの優勝という快挙と、錦織圭の五時間を超える死闘を制した全豪4回戦も、未だ二週間も経っていないのに大分前の出来事だったように忙しく過ぎていく。そして、アジア杯も幕を下ろし普通の日常が帰ってきた。ちょっと寂しい。人って何処か「幻想=イリュージョン」を持っていないと活きない存在なのでしょう。 ここ但馬は雪で、もう一月ほどテニスが出来ないでいる。これって精神衛生上良くない。けれども仕事は張りを持って楽しくやっているので、毎日が充実していて納得できていることは救いだ。 |
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そう、全豪の四回戦を勝ち進んだ錦織の壮絶な戦いが、あれだけ素晴らしかったにもかかわらず試合後の海外メディアの反応と、その取材が余りにも冷淡というか無関心だったことに驚かされた。もちろん大坂なおみへの取材は日本からはもちろん、海外メディアも多く詰めかけ質問は多く飛んだ。しかし、続く錦織になった途端海外メディアは殆どが部屋を出て残ったのは日本のメディアのみ。 その理由を欧米の記者に問いただすと「ナダルにしても、ジョコビッチにしても、あるいは嘗てのスターだったマッケンローやアガシにしても、政治や文化全般への質問に、きちっと自分の言葉で興味深い返答があるが、日本人のプレーヤー(その意味で大坂なおみは日本人ではないのかも知れない.....)は、安倍首相の国会答弁のように、用意された原稿を読み上げるような返事しか帰ってこないので、取材しなくても記事が書ける」ということだった。 日本人一般のスポーツ選手に期待する態度は、あまり社会的な関心に触れず、ひたすら練習に励むストイックな態度がプロの望ましいスタンスということなのだろう。これは、スポーツに限ったことではなく、僕の所属する工芸界でも、造り手は、只々一つの仕事に打ち込み、脇目も振らず作業し続けることを期待される。嘗ての職人像も裸電球の下でコツコツ無心で作業する姿勢があるべき職人像だった。今も然程変わらない。 |
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昔よく家に遊びに来たスイス人に言われたのは「東さんは日本人じゃない♪」・・・つまり、自分の意見をはっきり言葉に出して言うこと。そして、話題が美術工芸一般に限定されないことだったように思う。その意味で、僕のようなパーソナリティーをもつタイプは、欧米の方が生きやすかったりするのかも知れないなぁと時々思う。外人記者に政治や哲学のディープな質問を受けたら絶対に受ける回答を返す自信はある。 こういった状況の中、中田英寿はやはりすごいなぁと思う。オリジナルブランドの日本酒を企画したり、伝統工芸品にまで触手を伸ばしたりと、この辺は日本人離れしている。しかし、イタリアでは、現役のサッカー選手が、オリジナルのアパレルやグッズをデザインしたりと、セカンドビジネスをしながらプレーを続けることも珍しくない。 |
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ということで、決勝まで結構盛り上がったアジア杯も、ワンゴールに付き1億円の報奨金が出るとか出ないとか。実際に本国に凱旋した選手には2億8600万円の報奨金が出たというから駄目だコリャで janjan
♪。 切り替え切り替えの立春です。 |