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新型コロナウィルス流行に関して、現時点での最善策というか対応策を整理してみた。

・結論を先に述べてしまうと、これを機会に経済も社会も、そして個人も、高度なテクノロジーを駆使して social distance (社会的距離)をキープしつつ、まったく新たなコミュニケーションとアクションを志向すること。
・全ての判断は不確実性をもつ
・現状は、0リスクではない
・ワクチンができるかどうか不確定
・免疫ができるかどうか不確定
・流行が単発で終わることなく再発を繰り返す可能性を覚悟すること
・online の可能性を最大化する
・コロナと共存しながら社会・経済・地域、そして家族関係を新たに構築する
先回紹介した神戸大学医学研究所の岩田健太郎教授の言を繰り返すと「social distance の保持が必須となる状況が続く」... ということは online でのやり取りが必然的に増えるということを意味する。

僕の所属する世界(工芸界)でいえば、gallery とは峻別したオンラインショップの構築は必須となる(これはもうずいぶん前から気付いていたことだが、コロナが背中を押してくれた) 。もちろん全ての作り手がウェブを構築することは出来ないので、そこは出来る奴が間口を広げるしかない。

「祈」という文字も入っています.....
一般的なサラリーマンの労働形態は、在宅や、いままで出来ていなかった時差出勤、オンラインでの会議 、共稼ぎ夫婦では、交代で育休をとらなければならないので有休の正当な消化etc 。コロナが、「外圧」となって、皮肉にも日本人が出来なかった産業の構造改革を進めるということになるだろう。というか、そうしないと経済も社会も回らない。

そして、岩田健太郎教授が強調していたように「日本人が最も不得意な『他人と同じことをしない』ということがコロナ対策の柱です」ということを肝に銘じたい。「同調」が最も危険な振る舞いということ。
 
 

新型コロナウイルスは無症状者が感染能力を持つから恐い

川名明彦氏(防衛医科大学校教授)
インタビューズ(2020年4月21日)

(videonews.comより)..........現在無料で視聴できます。

川名氏のサジェスチョンの骨子は、結局コロナには何れ全員がかかるだろう、結果として亡くなるものも出る。ただ、理想は医療崩壊を招かないよう平準化して(順番に?)医療体制に沿った形で罹患するのが善いということ。現時点では、ワクチンもなく、治療薬もない。こういった状況下では、成るべく罹患までの時間を稼ぎ、その間コロナのリソースを出来るだけ増やすこと。そのために今できることは social disitance をとり、物理的に感染を断ち罹患を遅らせることが最も有効ということ。
 
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つい先日、今回アップしている「古文字厨子」を仕上げたわけですが、いつもと変わらない文字を選んで描いた。 OORAKA に始まり、鷹揚・無限・森羅万象・存在・旅・往還・聞・魯・父子・祈・凸凹etc
今の状況と被る心情があり、また文字も納得できる仕上がりで心鎮かです。