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人生の折々で、特に難しい場面に出会ったとき無意識の座右の書になって来た書籍......僕の場合、それは聖書でもなく、吉本隆明と等価だった四コマ漫画『サザエさん』になります。 TVのアニメ版は、「目黒の秋刀魚」のようなもので、人生の細やかな機微もなければ深い気付きもありません。本家本元のサザエさんとは凡そ掛け離れた人畜無害の代物で、今は無き懐かしい「昭和の家族」という記号が躍っているだけです。 印象に残っている話は.......今手元にないので画像をアップできないのが残念ですが、こんな感じです。。 入学試験の当日、試験を済ませた息子と母二人タクシーに乗る。 運転手に車のナンバーと受験番号が同じであることを告げる。 「そりゃー運がいい、きっと合格しますぜ!」と運転手が言ったところで黒猫が道路に侵入し目の前を横切り急ブレーキ。「奥さん、黒猫ですぜ。縁起がいい!」。 最後の落ちが付く4コマ目が.... 急ブレーキを踏みハンドル操作を誤って三人共車外に放り出され土手の下へ。目を回しながら運転手が草を一本抜いて一言「奥さん四葉のクローバーですぜ、縁起がいい💦」ジャンジャン。 |
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何かビジュアルがないと間抜けですね。画像恐るべし;; 実は四コマのサザエさんは、とてもシニカルです。懐にドスを呑みながら不都合な真実を笑いに置き換えて伝える術を持ち、下手なジャーナリズムよりよっぽど力を持ちます。 四コマ漫画の持つ力は、思いのほかすごく、詩と短歌や俳句との比較と似ているのかも知れません。書き始めて思い立つのも何なんですが、どうしても紹介したいストーリーがたくさんあるので、今日図書館に蔵書があるかどうか問い合わせてみた。 わが足利市の図書館は、残念ながら古る~い「漫画」の概念でサザエさんを括っているようで「サザエさんって何ですか?」って担当者が仰るので「貴男、サザエさんご存じないんですか!」と語気を強めて返したら「あの漫画のサザエさんでしょうか。。」というご返事。あ~ subculture を culture より低くみていてるなぁということで、古本をジモティーで購入することにしました。 |
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この古本屋さん、明日お休みなので最短金曜日位にならないと届けられないかなぁということで、それまで活字で何とか引っ張らなければなりません;; そう、この Today's image ですが、始めた当初、世の中には blog などというツールもなく Twitter なるものもありませんでした。ずいぶん古い話だなぁと感慨深く振り返ると同時に、自分も相当歳をとったなぁというのが実感。何にせ二昔前になるのですから。。 改めて周りを見渡すと、70歳でサッカーをしている輩もいず(栃木県下に1チームしかないので当たり前ですが)みなさん孫の世話に明け暮れてているのが普通でしょうか。 ....... と、ここで「四コマ漫画サザエさん」で検索したところ、出ました!ご覧あれ ♪ |
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古本屋さん、正式には素人さんで子育て中で発送手こずっておられ、おまけに沖縄ですので未だサザエさん届いてません;; ネットって便利ですねぇ、検索すると結構出てきます。 |
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日本人って本当に成長してませんね~。これ前回のオリンピックのお話です。若い世代は、今の話だと思ってしまうくらいでしょうか。ちょっと凹みますね。僕らって一体何をして来たんでしょうか。。情けない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コロナ禍の中で既に何百本という動画(YouTube)を観てきた。videonews.com が霞むほど学びが多いものも見つけた。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コロナ禍以前から、劣化の激しい今の日本をご覧になって長谷川町子さんは、どの様な四コマを刻むのでしょう。。毎回「いじわるばあさん」になっちゃうかもです。 ご存じの様に「サザエさん」と「いじわるばあさん」は対で必要十分条件を満たします。実は僕も、 Today's image nega なるものを設定したくなる衝動にかられます。何か正しいことばかり言っていると、「ホントか?」って、もう一人の自分が突っ込みを入れてくるのです。人って、この両方を振り子の様に行き来する存在ですね。 人によっては、敢えて偽悪的に「いじわるばあさん」を振舞う人もいます。多分その方が居心地がいいのでしょう。でも、ある弱さを感じます。素の自分にがっかりされる前に、先回りして評価を落としておくっていう振舞いです。ある意味コンプレックスですね。こう言った女性を好きになって豪く辛い思いをしたことがありました;; |
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漸く届きました!沖縄からです。そして見つけましたよ冒頭の「サザエさん」お話。篤とご覧あれ! |
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僕らの人生って↑上の挿話に象徴される様なシチュエーションの重なりだったりします。コロナ禍の中、色々なことが想起されては消えてゆきます。そんな中、新たな真実も見えてきて学びも多い。 最近の発見は、東大教授安冨歩という経済学者の存在です。2019年の参院選に令和新撰組から出馬したようですが、全く存じ上げませんでした。この方、2014年に女性装で過ごすようになり、以後大学の講義や講演も女性装でと通しているといった変わった?お方ですが、その思想は、途轍もなく深く広いです。単なる「オネエ」としての女装ではなくトランスジェンダーとしての振る舞いです。 僕は、女性装の意味に気付いたのは「忌野清志郎の詩 」でも少しだけ触れましたが、自分がその様に振舞うまでには至っていません。というか、女性でもない男性でもない何かに気付いていることだけは確かなようです。それが証拠に、テニスのナブラチロワの生き方も好きですしリスペクトしています。 そして、アメリカの女子サッカー代表で、2019 FIFA女子ワールドカップ優勝時のMVPをとったメガン・ラピーノもLGBTであることをカミングアウトしています。彼女のプレーは、2011年日本のなでしこが優勝した時も光っていたし、そして何よりも優勝したとしてもトランプのいるホワイトハウスには挨拶に行かない!といった姿勢も見事。彼女に叱られるかもしれませんが、とても女性的でチャーミング。適うならパートナーとして同棲してみたい(妄想は自由なので;;)。 |
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「サザエさん」から遠く離れてしまいました。沖縄は遠いですね。。 読み始めると他のものが手に付かなくなるのも「サザエさん」の魅力。45巻ありますので、まだまだ楽しめますね。 「サザエさん」、また機会を改めて触れてみたいと思います。 では、では。 |
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