29年前に初めてのセクハラ訴訟を起こした晴野さん
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「30年前とちっとも変っていない」。

日本で初めてセクハラ訴訟を起こした晴野さんの仰る通り、30年位じゃ男の無意識も変わらないのです。僕も小学校低学年の頃セクハラ紛いのことを言ったりしたりした記憶があります (世話になった娘にはしませんでした)m(_ _)m ゴメンナサイ 

おまけに昔、当時の女子高生のことで「何で生足であんな短いスカート履いて駅の階段上がるんだよ」って言った途端「生足の何が悪いの!」って突っ込まれたこともあります;; だって見るなっていっても、つい目が行っちゃうんだから...... butubutu

でも、今回の問題はそういったことではないのですね。僕が一番引っかかったのは、ぶったくりの退職金をもらって辞職した福田次官当の本人はさておき、被害者の所属するテレビ朝日の幹部の対応でした。「ニュース・ステーション」や「報道ステーション」の頃からリベラルな顔の裏があるTV朝日はきらいでした。当時から女性幹部は殆ど居なく、NHK の方が多いくらいでした。今も変わらないと思います。
福田元次官の画像を冒頭に載せた途端、胸糞悪くなったのでやめました。麻生さんは誰でもが認める脳タリンなので未だ可愛げがあります....無いな、同じだ。

女性が選挙権をもったりしたのも、ほんの数十年前(1945年)で、驚いたのは、20年ほど前僕の家によく遊びに来たミシェル(スイスからの国費留学生)の国に女性参政権がなかったこと(すかさずかみさんが突っ込んでました;;)。

もっと驚いたのは、数年後、五か国語を操る優秀な彼が連れてきた美人の芸大大学院出の中国の婚約者が、彼に口ごたえした時のこと…・。
な、な何と平手でビンタしたのです、って嘘だろって本当です。

あの永世中立国のスイスですよ。世界は未だ未だ女性を下位に見ているなぁと知った瞬間です。
胸糞悪いこの画像も、誰だったけな・・・加計学園へ便宜をはかった役人?それとも森友学園?  ごっちゃになっている。

どっちでもいいけど、今の日本は上層に行くほど腐って劣化しているので全体がモラルハザードを起こしている。若い人達にいい影響を与えるはずがない。僕は僕なりに、その時々で頑張って来たんだけど、何とも情けないというか、若い人たちを前にして顔がたたない。昔は、社会の不正と闘って自死する奴もいたんだけど。。

「お前なんかシャツの三番目のボタンみたいなもんだ…・あってもなくてもいいんだよ」

これ、僕の大好きな落語家古今亭志ん生の小噺の間のセリフ。かみさんに対して屈折した愛情を示したものになる。今ならハズバンド・ハラスメント?昔は微笑ましいシーンだったのですが、今日の状況だと笑えません;;;

「百万年前のトカゲのような顔をして、無駄な抵抗はやめろ!」

これは、酔っ払ってかみさんにおでんを買いに行かせる際、鏡の前に座って化粧をするかみさんに浴びせるセリフ。これも辛辣というか離婚訴訟を起こされたら致命傷になるセリフ。ほんの数十年前、腹を抱えて笑っていたのだから、やはり世の中変わったのでしょう。
40年ほど前、修行当時ですが、確実に女性の時代になる、いやもうなっていると感じ、必死で自分の作品の中に女性性を取り込んだ記憶があります。ここでいう「女性性」とは、弱さでもなく、デリカシーでもなく、控え目でもない、野放図で、小さなことに構わず、エネルギッシュで強い人格をいいます。40年以上前から、女性は男より強いと認識していました。そう、美輪明宏じゃありませんが「今まで生きて来て、強い男と弱い女に会ったことがない」。名セリフですね。

だからって、女性にハラスメントをしていいはずはない。ずっと男は男というだけで下駄をはかせてもらって来た…これ上野千鶴子のセリフだったか忘れましたが、男は弱い分だけ女性に甘えてきたのでしょう。やはり賃労働で男と同じだけ稼ぐようになったことは良いことだと思います。でも介護などは、未だ未だ女性に担わされているのが普通で、職を辞して専念するのは大抵女性の役割になっているのが現状です。

この前も、お隣の町までテニスの壁打ちをしに行ったら体育館の受付に、以前院の事務員だった女性がいました「あら、どうしてここに?」と伺ったら「介護で辞職し、ちょっと時間が出来たのでここに」って仰っていました。院の時、図書の貸し出しの際とても丁寧な対応をして下さった美しい方でしたが、大分お痩せになってというかやつれておられて気の毒でした。これも構造的なセクハラのようなものですね。有無を言わさず女性が職を辞すわけですから。
女性の護摩師(2018 御大師祭)

















 
だんだん形勢が悪くなってきました。セクハラは、もし自分の娘だったら・・・といったイメージを持つことが有効かもしれません。

気を付けたいと思います。
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