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Hommage to the primitive world

原始の風を受けて伝統、そして今へ

 本日(1/15日)、ようやくon-line shop が立ち上がりました。

ドメインは、「laq-ashikaga.jp」(http://www.laq-ashikaga.jp
になります。

初めてのことが多いので山あり坂ありでした。途中、何度も 「on-line shop って本当に現実味があるのか?」・・・「無駄なことやってないか?」… 「実際のところ意味あるのか?」等々自問自答をを繰り返した。

ただ、冷静に考えてみると、自分がこの40年以上続けてきた首都東京の銀座・六本木での個展というビジネスモデルは、既にバブル崩壊後終わっていた。それを肌感覚で感じたので http://urushi-art.net を立ち上げた訳ですが、本当は、その時点で on-line shop を立ち上げたかったのですが、galleryとのお付き合いもあることから大分気を使って今日まで延ばしてきました。

初めて立ち上げたHP(http://urushi-art.net)のトップページ
↑↑は、それこそ生まれて初めて立ち上げたHP(http://urushi-art.net)の top page になります。どんどん進化して数年後には、当時ネットの台頭で危機感を持っていたTV局(フジテレビ)の取材を受けたこともありました。

当時は、若かったということもあって言いたいことも山の様にあり、「書く」ということが、こんなにも自分を解放してくれるものなんだということに気付き、それは今も変わりません。テクノロジーって凄いなぁと思った瞬間でもありました。

今HP用のフォルダを確認したところ、総数 21,447 ファイル、7.3Gb ありました。1998年末に準備し確か1999年当初に立ち上がった... はず(覚えていない;;)







「1998年当時のツールボタン」
今回のコロナ禍は、前回「正月」でも触れたように、 COVID-19 の変異種は多く、かつ感染力は数倍の脅威になっている。世界一の保健機構をもつイギリスが、ロックダウンを繰り返しても鎮静せず、現時点で打つ手はない。何周遅れか分からないわが国日本も、保健所によるクラスターに絞って制圧しようとした体制が破綻し、先日白旗を上げた。

そう、スペイン風邪がそうであったように、第二波、第三波の方が被害は甚大になる。 COVID-19 をコントロールすることは最早不可能。治療薬は、果たして出来るのかどうかも分からないしワクチンも怪しい。

..... となると、あと数年は、インバウンドも期待できないし、途轍もない不況がこれからやって来る。コロナ以前の世界に還るというのは全くのお伽噺。以前の様な個展はあり得ないだろう.....

....ということで、on-line shop は、間違いなくコロナが背中を押したと言える。沢山の不安もあるが、多分正解。

HP開設当時の画像.... 「逗子市沼間五霊神社大銀杏」
on-line shop を立ち上げたとしても、当然それだけでは始まらない。閲覧して頂くには、様々なツールを使わなくてはならない。もう20年以上も保留にしてきた Twitter は必須だろう。

東大安冨歩教授も言っていたが(安冨さんが最初に言ったのではなくピーター・ドラッガーが70年代に言っていたという)ブランド、そして、お金も、今ではコミュニケーションの媒体でしかないということ。具体的には、僕らが作る作品は、人と人のコミュニケーションを仲介するものであって、ものそのものに意味がある訳ではないということ。

まっ、制作している時には、没我状態で目の前の乾漆なり、椀なりの工作そのものは、大きな価値を生む他のものでは代えがたいものという「自己幻想」の中で作業している。ただ、出来上がった作品が手元を離れ「市場=マーケット」に出た段階では、それは自律的なコミュニケーション・ツールでしかないと理解している。

on-line shopの運営は、この辺の意味と価値を良く理解しておかないと上手く行かないような気がする。

乾漆片口 B.C.110th - Levant シリーズ..... 「家事をする女たちと家畜」
とはいえ、on-line shopは、初めての試みでもあり、経営という意味で軌道に乗るのに二年以上は掛かるだろうから、焦らずにいろいろ学びながら、何より楽しみながら暗中模索しつつ運営していきたいと思っている。

一方で、帝国バンクの景気動向調査を見ると......

調査結果

1 新型コロナウイルス感染症による自社の業績への影響、『マイナスの影響がある』と見込む企業は79.9%(前月比0.1ポイント増)。2カ月連続で8割目前の水準で推移した。他方、『プラスの影響がある』と見込む企業は4.2%(同0.1ポイント減)となり、前月とほぼ同水準となった

2 『マイナスの影響がある』を業種別にみると、「旅館・ホテル」が94.3%で最も高い。以下、「飲食店」(91.9%)、「パルプ・紙・紙加工品製造」(91.7%)、「繊維・繊維製品・服飾品小売」、「広告関連」、「繊維・繊維製品・服飾品卸売」(ともに90.3%)が続く

■調査期間は2020年12月16日~2021年1月5日、調査対象は全国2万3,688社で、有効回答企業数は1万1,479社(回答率48.5%)。なお、新型コロナウイルス感染症に関する調査は、2020年2月から毎月実施し、今回で11回目
こういった厳しい状況の中で、on-line shop を立ち上げたなら安心というような甘い状況ではない。それは、バブルが崩壊した後の、広告業界やデザイン業界の凋落をこの眼で見た人間として肌感覚でわかる。

とはいえ、70年以上「非お金」という構えで生きてきた自分としては、意識的にも無意識的にも普段、経済(お金)を視ないことを習慣化してきたので切り替えは楽ではない。

もっとも、経済や経済効率を第一義的に視る姿勢を下卑たものとする無意識があった。これは、安冨歩東大教授に言わせると、日本人の特徴らしい。これをどう乗り越えるかも、コロナが投げ掛けたテーマになる。この辺のところは、galleryのオーナーが作家に代わって担ってきたシャドウワークになる。

当たり前のことだが、コロナ禍の中、ここに来て、至極当然の根本的な経済的自立が、僕ら作家にも迫られていると合点した。ここは、こういった歴史的な事態を直視し、いろいろ学びながら、今まで軽んじていた「お金」を貴重なコミュニケーション・ツールと読み替えて荒海に漕ぎ出したいと思っている。

赤城連山
医療崩壊も起き、民間病院は補助金もなく、特にコロナを受け入れた医療機関は人員も経営もひっ迫している。なのに現政権は、受け入れない病院に対して罰則を与える法案を通そうとしている。このままだと、医者も看護婦も国民も殺される。

ということで、厳しい状況ですが、皆様におかれましては免疫力を上げて、 on-line を活かしながら、新しい生活スタイルを柔軟に創っていかれるよう願っています。

 よろしく~
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