この七日、朝来市は和田山公民館で開催されている『古文書教室』の森田講師始め雄志数名の皆さんと元漆器問屋の安福さんのお宅を訪ねた。まったく手付かずの儘仕舞われていた雑多な古文書を片っ端から仕訳。この前のようにド素人が集まったわけではないので、古文書に何が書かれているかその場で分かる。これは大きい・・・・・のですが、講師を始め皆さん、興味引く文書を見つけると先ず夢中で目を通し解読し始める。となると仕訳、そしてが撮影が進まない;;; 「先生に文書を渡しちゃだめです!」と僕が注意しても、その僕がつい講師に「これってどう云ったものですか?」と聞いてしまうので、間髪を入れず講師の森田先生は「これは、mumumum。。」と古文書の世界に行って仕舞われる;; しまった;;と気付くのですが、興味をそそられるものばかりで、おまけに分からないことだらけ。これはもう聞くしかない。なのでここは「はいはい、先生撮影を。。」と促しながら、問いと撮影を交互に織り交ぜながら仕訳を進めるという離れ業。 |
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皴皴になった文書を平らに伸ばしながらの撮影には難儀する。先生が「鍔かなんか、ないかの。。」と仰るので家主に「文鎮かなんかありませんか?」と伝えると、何と亡くなったご主人が蒐集していた骨董の刀の鍔がたくさんあるということ。聞いてみるもんだと文書の隅に鍔を置くと、これが無茶苦茶絵になる♪ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この鍔ですが、これも危ない。いえその、鍔に打刻された銘を読み始め、もう一方の元教授の生徒さんと「これは表か?裏か?」で問答が始まってしまう;;おまけに僕もそれを覗き込んでいる.........ダメだ、こりゃ;; | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨日、和生園の所長がお預けした作品を仕上げて、いつもの様に届けに来て下さったのですが、作品の入った段ボールを持って玄関先に現れ「大変なことをしてしまいました」と仰るので・・・・・そういえば乾漆の器の扱い方を伝えなかったので力を入れ過ぎて割っちゃったかな。。と咄嗟におもったところ「作品はちゃんと仕上がったのですが、今そこで車を家に突っ込んでしまいました」ということ。 ??どうやらブレーキとアクセルを踏み間違えたらしいのです。話には聞くものの実際にそういった場面に出っくわしたのは初めてです。 事故現場は、僕が仕事場でお借りしたいと思っていた真向いの元区長のお宅で、持ち主は横浜のお方。高齢で連絡も取れず大分家屋も痛んできている。その玄関の外れに施設のワゴン車を突っ込んでしまいブレーキにロックが掛かってびくともしない。「ケガはなかったですか」とお聞きするのも気の毒な位落ち込んでいらっしゃるので、先ず区長に連絡して事情を説明。 所長は「まったく動きません」と仰るのですが、見た感じ”動くんじゃないかな。。”と、動顚する所長を横に、ちょうど先日買ったばかりのジャッキを使って食い込んだ車体を少し上げてみる。期待通り嵌った車は、ブレーキはロックしたままだがバック出来た。運よく家屋のダメージは廊下のガラスが割れただけで済んでいる。 保険が効くとは言え、わずかな僕の仕事のために、数十万円の損失を出させてしまい、何だかこちらの方が気が引けるような複雑な心持。 でもケガがなく、そして人身事故じゃなくて良かったです。 |
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和生園黒川君の完璧な研き |
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最近、僕も詰まらないポカが多い。先日もNTTの自動引き落としの申請書に、実印を捺印し名前を記載しただけで銀行名等のデータを書き洩らし「記載不備」と返って来た;;;他人事じゃないな~と自分を戒めました。 それにしても黒川君の研ぎは凄いです。間違いなく僕より上手です。 所長によると仕事を楽しみにしていてくれるということで、こちらとしても頼み甲斐があるというものです。「落書き錫研シリーズ」は、作れば作っただけはけるのですが、なんせ僕一人で落書を書くのでその制作数は知れています。落書もコラボで出来ないかな~と時々思いますが、今のところ妙案が浮かびません。 |
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仕事に追われる毎日ですが、買い出しには行かなければならないので車で町に出ます。道すがら車窓から見える景色はもう多種多様な桜が、百花繚乱?というか狂ったように咲き誇っています。今までこんなにたくさんの桜を見たことがありません。自生したものなのか、植栽されたものなのかは分かりませんが、とにかく多品種多品目なのです。普段なら車から降りてパチリとシャッターを切るのですが、今はそんな余裕がなく残念です。 桜がこんなにも日本人に好かれるのは、パッと咲いてパッと散る、つまり儚いこの世の生と死が同居しているかのような様が見て取れるからでしょうか。。 「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる!」というのも、元は花見で死者を弔う、つまり咲き誇る花に魅せられてあの世から訪れた死者たちを酒肴で持て成し、そして元来た黄泉の国に送り返すという、この世のものが振舞う神事(後に仏事)。なので、先の震災時に花見を自粛したのは大間違いです。死者とともにべろべろに酔っぱらうのが礼儀でしょうか。 個展準備の追い込みの中、来年は是非、地元で知り合った皆さんと花見に出かけたいと願っているところです。 |
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竹田 円山川堤 |
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さて、いよいよ明日(既に今日18日)上京です。本日荷造り発送も済ませました(1個椀を入れ忘れましたが;;)。 当初、車で出掛けようと思っていましたが、大したことはなかったとはいえ先日の”事故”を目の当たりにすると「長旅は無理かも。。」と、ちょっと風邪気味のこともあり新幹線の往復切符をとりました。根性ね~な~ともう一人の自分は突っ込むのですが、でも会津迄ですとかなりの距離ですし、確率的に事故の数値も上がります。やはりここはのんびりと車中で溜まった本でも読みながら・・・・と決め込みました。 石川画廊は、以前の8丁目から7丁目に移り大分スペースも狭くなりましたが、今の自分には丁度好い感じです。お近くに僕の「落書き錫研折敷」をお持ちの「鮨 よしたけ」さんがあります。ちょっと顔を出したいところですが、HPを覗いたところ「銀座で最初のミシュラン三ツ星認定」とありましたので、ここは懐具合と相談です。 |
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それでは元気に銀座でお会いしたいと思います♪ |