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先日、空家活用推進事業の補助金申請書を提出しに朝来市本庁のある、お隣和田山町まで出掛けた。ちょっとしたお屋敷のお隣に、何ともレトロな木造家屋があったので信号待ちの間、バックから早業でデジカメを出しパチリ。

他にももっと立派な木造の病院があったのですが、車を止めることが出来ませんでした。いつか機会を見てベストショットをアップしたいと思います。
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やくの 木と漆の館
昨日 NPO 丹波漆 の活動内容を伺うため東京から館・游彩さんが見えた。やくの 木と漆の館館長を始め、漆搔きの岡本理事長、事務局の小野田さんと重鎮が揃って立ち会って頂き、これまでの経緯と現在の課題、そしてこれからの試みについて丁寧な説明を頂いた。僕はただのパイプ役なので聞き役に徹しました。。



茨城県大子町は、関東圏では唯一の日本産の漆搔きの職人が少ないながら活躍しているところ。館・游彩さんは、今年この地に NOP を立ち上げその後継者を育てるべく準備中だ。僕が息抜きに寄らせて頂いているご近所の「やくの 木と漆の館」は、京都府福知山市夜久野町にあるNPO 丹波漆と重なりつつ活動をしている。そして、府や市からは僕ら部外者から見ると手厚い保護を受けて維持していると羨ましく思う。



しかし、ここまで来るまでの道のりは険しく、そう簡単ではなかったようだ。


丹波漆の採れる夜久野町は、その知名度も低く、漆=夜久野町というイメージを醸成するのに先人(漆搔き職人衣川氏)の市や府への粘り強い働きかけは相当なものだったと聞く。
いつの世も、名もない人々が陰日向で尽力し、残された人々に大きな遺産を残してひっそりと亡くなっているのだな~と気付く。そのエネルギーの源泉は、深い郷土愛だったり人間愛だったりで、未だ漆搔き衣川氏が存命だったとき是非一度お会いしてお話をお聞きしたかったと素直に思うところです。



教科書に載るような歴史的人物でなくても、同じ重さで後世に残された人々にとって有意義な仕事を残した人は、きっと僕らの想像を超えて多いのではと思う。



幸運にも、その衣川氏が残した「丹波漆 漆の掻き方」という極めて実践的な資料が残っていて、先日NPO 丹波漆のスタッフの方に頂いた。
   
夜久野町
  衣川氏の文体は、簡潔で曖昧さがなく、社会への視線も冷徹且つ科学的でとても読みやすい。現在の NPO 丹波漆の理事長である岡本さんが、先日館・游彩さんとの面談の折り、僕がその文章力の素晴らしさを絶賛したところ、新しくその資料を増刷しようとスタッフに伝えていたので、一般の方々の目に留まる日もそう遠くはないかも知れません。



明後日8/06(火)は、第二回目の漆搔き見学の日。 今から楽しみです♪
 
昼の月...........夜久野町 am 6:30
  今日、生まれて初めて漆を搔きました。



当然ながら上手くは掻けません。。それは、NPO 丹波漆の岡本さん(近畿で唯一の漆搔き職人)に「搔いてみますか?」といきなり言われたので気が動転したのでしょうか、掻く前に漆の木に「これから搔かせて頂きますのでよろしくお願いいたします。」と念ずるのを忘れてしまったことが主たる原因。先ずは木との会話を交し、お伺いを立てなければ失礼というもの。事務的に作業を進めれば良いというものではないのは分っていたはず・・・・。

次は、漆の木が何を言おうとしているか心の耳で聴き、何かを感じた後で作業に取り掛かるよう冷静に努めたいと思います。



朝4時に目が覚めてしまったので今晩は、もう床に入ろうと思います。報告は明日に。
 
昨夜の雨で濡れた幹をタオルで拭う竹内君(岡本さんの愛弟子)     am 6:10 ........by Takeuchi
  僕の生まれて初めての漆搔きは八月六日。広島に原爆が投下された日になる。これも何かの縁ということ。この日も岡本さんの「黙祷」という声で漆搔きの体験学習が始まった。
 
黙祷前.............am :6:15
  今が盛りとはこのことで、八月に入って搔く漆は「盛り」と呼ばれ最も質の高い漆を指す。

一気呵成にカンナで搔くと、一番始めに染み出てくる透明な漆は「小汁」と呼ばれ、最も中味の濃い質の高い漆になる。新米はこの小汁を搔き損ない、後から出てくる乳白色の粘りのある漆を掻き取るのに汲々とする。ベテランは、ここを逃さない。手早く上中下と搔いた箇所を換え、迅速に無駄なく漆桶に宝のような液を掻き落とす。その所作は見事だ。
 











































  静止画像だと、今一つ漆を搔く所作の美しさや臨場感が伝わらない。次は是非動画をアップしたいと思います。
   
   そう、冒頭で隣町にレトロで素敵な病院があることに触れましたが、先週本庁舎に補助金申請書を届けに行った帰り、車を路肩に止めて撮ってきましたよ。  
   
  どうですか、イカしてるでしょ。この病舎の画像をHPに使えばいいのに official web site には、今流のモダンな病舎になっていました(もったいない)。  
 
(鎌で削がれて直ぐ染み出た漆の葉の樹液)
 
  今日も暑かったですね~。お隣豊岡は40℃を越すことも珍しくないようです。昨日中古の軽トラを届けてくれたディラーのスタッフがそう言っていました。

いよいよ、僕も軽トラデビューです。この辺は豪雪地だそうで、なんとか4WDを見つけました。勿論これもネットです。出所はこの辺ではないので、車の下回りに凍結予防剤による錆は全くありませんでした。そして、冬に備え下回りは厳重に錆止めをべったり塗ってもらいました。5速マニアル車なんですが、ATに慣れてしまったので坂道発進が心許ないです;;

久し振りのKは、何だかパワーも今一つですが660 cc なのですから仕方ないですね。でも、これで漸く「この地の人」になった気分です。クーラーもかんかんに冷えます♪

ただ、困ったことに駐車場の屋根が低くて荷台の先の突端がぶつかります。来週はここを修繕しなくてはなりません。当分ご近所の空き地(いくらでもあります)に置かして頂くよう区長さんにご挨拶しておきました。
 来週はお盆です。この地でも公民館で14日納涼大会があります。とても楽しみです。着々とこの地に根を下ろしつつある自分がいます。


盆明けは、京都へ画廊散策に出掛けようと思います(山陰本線を使って)。何とか関西地区で拠点になる画廊を見つけたいところです(沢山あって困ります;;)。



皆様におかれましても、この暑さを無事乗り越えられるようご自愛の程。



暑中お見舞い申し上げます。


盛夏
 
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