足利 鑁阿寺
 
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連休を返上して仕事を続けた。仕事は特に一段落というわけでもないのですが、ここらで一息入れないと疲れが回復しそうにないので、いつものように奥日光の湯治場に出掛けることにした。


途中、かみさんの提案で足利に寄り、久し振りに足利学校と鑁阿寺を観た。
 

鑁阿寺:太鼓橋 
 
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bannaji (鑁阿寺)という響きが良いので”鑁”の意味を宿に着いてからネットで検索してみたが、その出自は辿れなかった。サンスクリット語の vane の音を漢字に当てはめたと言うことまでしか分らなかったのだが、好い名であることには変わりない。。

1986年鑁阿寺...... 僕と息子二人
86 10 11 とあるので26年前になる。

この頃、足利は未だ繊維業界が生き残っていて、迫り来る中国の同業者が、ここまで日本を席巻するとはゆめゆめ思わなかったはず。僕は、この地にあった『ギャラリーもみの木』さんのお誘いで個展をもった。ネットで検索しても、既にこの画廊をヒットすることはない。
 
 
この ↑ 頃は、鑁阿寺の掘り割りには錦鯉で溢れていたが、いまはノゴイがほとんどになっている。この地は、今治のタオル業界のように、高品質、高価格で中国産に対抗する策を出せずに淘汰されてしまったのだろうか・・・・・。


それにしても、しっとりと落ち着いた街並みは今も変らない。こういった地方都市なら是非住んでみたいな~と思う。一度、足利出身の知人に地価を聞いたことがあったが、こちらと変らず高かった記憶がある。当時はバブル前で土地も高騰し始めた頃だったので、今は大分落ち着いてきているのでは・・・・。
 










 
一昨年は、浅草寺から始まって根岸神社、そして厳島神社と、三連ちゃんすべて「凶」が出るという幸運?に恵まれ往生しました。あまり気がすすまなかったのですが、お神籤の電動獅子舞が、あまりにけなげで可愛げがあったので、つい・・・。  









































 
僕は「吉」、かみさんは何と「大吉」が2札も一遍に出て来ました。やっぱ電動とはいえ人を見るのですかね;;;  












鑁阿寺表玄関床板

























樹齢500年の大銀杏
 
早々に奥日光まで高速を飛ばす。

新緑の日光道は、片側一車線なので逆走したくなるが、ほとんど車と交差することがないのでここは心配はない。そういえば先日、館・游彩さんの帰り、一方通行で四車線もあるので目黒通りをウッカリ逆走しそうになったが、優秀なコンパクトカーナビが必死で制止してくれたお陰で間違わずに済んだ。ご老人を笑えなくなってしまった;;;


 

野に咲くスミレ.........戦場ヶ原
 
 











 
 
今回気づいたことだが、以前はかなり早歩きで山道を闊歩していたような。。今は、上げ潮のゴミのように、あっちこっちに引っかかりながら、途中で拾った枯れ枝の杖を突きつつ木道を歩いている。若い頃は、とにかく先頭を走らないと気が済まなかった。今は、何でそんなに急ぐのか・・・と、かみさんの後を付いて休憩も多く取る。


そういえば、去年亡くなった博古堂の頃の同僚が、建長寺から鎌倉の近美に至る小袋坂を、自転車にまたがり猛スピードで車を追い抜いて行く僕を見て修行当時よく言っていた「東さん、そんなに生き急いでどうすんの。もっと命を大切にした方がいいよ」..........。  その通り。
 

湯滝............音うるさいです;;音量絞ってお聴きください。
 
最近は、多少塩梅することを覚え始めたような気がしています・・・・・。無理をすると後で煽りが来ることに漸く気付いたのでしょうか。木道を歩くスピードは至ってのんびり。内なるプレッシャーがないと、本当の自分の速度というか、自分の中に流れている時間意識に今が重なっていくように感じます。とても自然に。
 この調子で行くと黄金の日々だった、自分に正直な小学校期に戻れるような気がしてます。



自分ではあまり意識していなかったのですが、結構無理していたのでしょうか。。
 
 
<グローバル化>後の伝統工芸 の方に入れ込んでいたら大分時間が過ぎてしまいました。だらだらと長くなってしまいましたので、この辺で取り敢えず打ち止めにします。

最後に、あまりみなさんご存じないようですが(僕自身も数年前まで全く知りませんでした)日光の華厳の滝より素晴らしいのでは・・・と思える、日光のお隣の沼田市にあります『吹き割りの滝』をご覧頂いてfinale にしたいと思います。


現場で口にホイッスルをくわえた係員のオジサンに「人が落ちることもあるんじゃ・・・・?」と聞いたところ「毎年落ちて死んでんだよ。注意したって聞かね~し、死にたい奴は死ねばいいんだよ!」
........ということでした;;

とてもじゃないが、自分の子供が小さかったなら、柵もないこんなに恐ろしいところに連れて行くことはないと思います;;;   その分、とても迫力あって美しい光景です。


では、音量を絞ってどうぞ。
 
    
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