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欅の肌が美しいので、拭き漆をした木地を見て、このままでも好いかな~・・・といった誘惑に駆られる「亀紋彫り合鹿椀」です。

最終仕上がりは、こんな↓↓↓↓感じになるはずです。
 

(15年ほど前の「亀紋彫り合鹿椀」)
 
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2009 & 2010 Today's image index

(裏側の雲紋・・・・’96.11.10 とあります)











今回は宝相華にしました。仕上げは上と同じブロンズ蒔絵を腐蝕させようと思っています)
拭き漆が済んだばかりなので、大分黒ずんで見えますが、5年ほどで漆が透けてきます。  
 
 
仕事をしていて御茶をよく飲むのですが、陶器・瀬戸物は、どうしても落とし壊してしまう。お気に入りの急須を2つ壊してしまった;;;・・・・・ので壊れない急須ということで南部鉄瓶をネットでゲット。


最近は、ネットでの買い物のリテラシーが上がり、先ず間違いがない買い物が出来る。大体90%くらいネットで購入していると思う。

上の鉄瓶もイメージ通りで、ちょっと重いがキュートで可愛い。
 









何千何万・・・という中から選ぶ訳だが、ちょっと前には、こんなに数はもちろん品種も多くはなかった。いやいやネット恐るべしだ。そもそも自分の足でこの数を追いかけるとしたら、数日、いや数ヶ月掛かると思う。事実上総てを自分の身体でカバーするのは地理的にも、経済的にも、時間的にも無理。



もともと、出不精なので街に買い物に出掛けることは先ずないが、ネットではよく買い物はする。ひとつには、むかし自分の欲しいもの、たとえば靴や服など、自分のサイズに合うものが先ずないので、どこかに「出掛けても無駄」といった先入観が働く。

その点、ネットは検索すればするほど「出てくる」。なので無駄うちをすることのリスクヘッジになることもこちらには大きい。 



先日も、僕の所属する川崎シニアサッカーリーグの次期広報役員募集を兼ね
senior-kawasaki.com のロゴ付きのウェアを試作した。グッズも刺繍も総てネットを通じてデータのやり取りをし、試作品を作ってみた。
 切っ掛けは、昨年暮れ所属するチーム(3つのカテゴリーに所属してます;;;)の事務方が勇退なさったので、その記念品を作ったが、それも総てネットでのやり取りでゲットした。結構気に入ってます。こんな格好いいのができるなら、自分用も作ろ!と、速攻発注。それが↓↓↓です。最終的にロゴの部分は、シルバーからゴールドへ変更。
 
 
さて、そろそろ桜の便りもチラホラ聞こえるようになりました。今年の冬はどことなく寒かったような。。やっと春を感ずる季節の到来なのですが、今月は個展準備でお花見は×でしょうか。春が欠けるようで、ちょこっと寂しいのですが、ここ最近は、遠くの山肌を彩る山桜に桜の風情を感ずるようになっているので、それはそれで好いかなと。。


春の感じ方にはいろいろ御座いまして、僕の場合、仕事で電動工具を屋外で使うと、この時期 コードが柔らかくなっていてとても使い易くなっています。そのことで「あぁ春だな~」と感じたりします。
 

(掃除機のフィルターに詰ったホコリを吹き飛ばすブロアー)






















 
身体がデカイので目立つ僕ですが、春の花々で一番好きなのはオオイヌノフグリです(関係ないか;;)。好き嫌いを決める無意識には、その草花と自分を重ね合わせる心情があるようなので、僕の本性はきっと、ひっそりと目立たなく咲くことに美学をもつ、控えめなパーソナリティーなのかも知れません。

小さいときは、ものすごく引っ込み思案で親を困らせたようですから、まんざら外れてはいないようです。
 
 
 そうそう、ネット購入といえば、先日彼岸の墓参りの後、かみさんの実家に挨拶に寄った際コーヒーを煎れてもらった。これが滅茶旨い! 

僕は、むかし珈琲撲滅運動を提唱しそうになったくらいコーヒーは好きでなかった。どこが旨いんだろう。。とマジで思っていた。35年程前、現代美術の巨匠斉藤義重氏の東京画廊での個展の作業を手伝ったことがあった。その際、休憩時奥様が「コーヒーにしますかお茶が宜しいですか」と聞かれるので「僕は古い人間なのでお茶を頂きます」とお応えすると「それは逆で、今ではお茶の方が新しいですよ」と返された。なるほどな・・・・と合点した記憶があります。その位お茶派だった。


でも、このネスプレッソ、息子が言うのには、砕かれた珈琲豆の中をコンプレッサーで圧縮された湯が通って珈琲エキスが出る仕掛けなので、もの凄く濃い珈琲液が出る・・・・ということ。撲滅運動どこ吹く風で速攻ネットでこのマシンのチタン製とホイップミルクを作るハンドミキサーと併せてゲット。

こんなにも一杯の珈琲が人を幸せにするものかと小さな感動に浸っています。

(なんかCMみたいになっちゃいました)。。。
 





























SAVOIR VIVREで購入した井畑さんの器
個展準備のため先週の日曜日が今月最後のサッカーとなりました。僕は川崎市サッカー協会シニア運営委員の役員(広報)としてHPの管理を仰せつかっています。先日は、トップページを飾る画像(アニメーション)が偶然も重なり好い感じに仕上がりました。それがこれ↓↓です。ご覧あれ。

http://senior-kawasaki.com



まさしく僕の好きな「昼の月」を見つけ、ばっちしシャッターに収めました。
 

(アニメーションが見えない方のために・・・・) 
この2009年に書いた Today's image の 「昼の月」ですが、いまだに結構なアクセスがあります。どなたかがリンクを張って下さったのかも知れません。google で検索して頂くと、トップページに僕の「昼の月」が表示されます。このショートコラムは、自分で言うのもなんですが、中身が濃く、それなりに深い内容になっています。軽さが第一義のネットですが、みなさんそれなりに中身をしっかりチェックなさっているようです(あたりまえですが)。
 










(蕪紋彫り大椀)
 
  さて、先日「常滑レポート」でお馴染みの常滑民俗資料館館長・中野晴久さんから、資料館が、この3月31日をもって閉館したとの連絡を頂きました。地場産業が凋落の一途を辿っていることは聞かされていましたが、ついに日本六古窯の一つである常滑焼の業界も、そのDNAを収蔵する施設の運営もおぼつかなくなってしまったのか・・・・と感慨ひとしおです。


どこの産地も同じような流れになっているわけですが、ここが EU に比べ日本が劣っているところだと思います。地域の歴史・伝統を守ることが、そのままその国を守ることになる絡繰りを EU の人びとはよ~く分っているのです。だからイタリアのように多少高くても地産地消のスローフードを取り入れたり、また大手のスーパーが結局地域の歴史や伝統文化を破壊し、そのなれの果てとしてシャッター通りになることの因果を彼らは深く理解しています。


一旦壊れた文化は、まず再生しません。どんな社会が人として理想なのか、そのことが誰も描けずにいます。結局、目先のお金ばかりに目を奪われて生きることの根幹を見失っているのが今の日本です。とても残念です。
 
 
(ハカセこと常滑中野さんから届いた桜の便り)
    
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 ということで「常滑レポート」は、常滑資料館館長改め「晴鳶堂主人」としてまだまだ続きます。役職を離れた元館長の中野晴久氏は、現在大学院の博士課程に通い、変らず精力的に、そして、貪欲に学び続けています。これからも、今まで以上に自由な立場で、ますます軽妙なタッチで身の回りの風景を切り取って頂きたいと思います。長い間ほんとうにご苦労様でした。そして、これからもよろしくお願い致します。 感謝
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