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ついにW-cupが始まった。



残念ながら Japan Blue は調子が上がらない状態でここまで来ているが、その采配について、まるで南アフリカの民族楽器Vuvuzelaのようにブーイングが鳴り止まない岡田監督だ。でも、オシムの事故?のピンチヒッターでもあるし、またわが逗子市民でもあるので、ここはしっかりと采配をふって、是非予選リーグを突破して欲しい。



思い返せば、凡そ40年前「次はアフリカの時代だ」とサッカー関係者は繰り返しいっていたが、40年経てようやく南アフリカでW-cup が開催できるところまで来た。治安の問題は依然としてあるが、アフリカにとって経済効果もさることながら、大きな転機になることは間違いないので無事開幕されホッとしている。
サッカーに魅了されて40年以上経つが、十代の頃、まさか還暦を過ぎてサッカーを続けているというイメージは、自身まったく持っていなかった。先週も30代が混ざった40代のゲームにFWとしてかり出され得点こそあげられなかったが、ファールをしないと止められないところまで相手を追い込んだので、それなりに満足している(未だに腿にスパイクの痕が残ってます;;;)。



それにしても、サッカーというスポーツが、こうまで人を魅了する訳は何なんだろうか・・・・



世界のサッカーの人口は約2億5000万人で、そのうち日本は約500万人。因みに、世界で最もサッカーの審判員の多い国は、我が国日本の約19万人。何か日本人らしいです。。

これは、ヨーロッパのように、地域の有名無名のサッカークラブが生涯教育としてスポーツをサポートしている訳ではなく、我が国日本では、町の小さなクラブを”お父さんコーチ”と呼ばれる親が、子供の所属するチーム運営に関わるという事情から、審判員の資格を積極的に取る親が多いと言った事情からでしょうか。
五年ほど前、市内の米軍との親善試合にかり出され、相手側に十代の黒人選手がいてマークに付いたことがあったが、身体のしなやかさと独特のリズム、そして、一歩の伸びがターボエンジンが付いているようで日本人と全然違うのに驚かされた。そんな素質をもったアフリカのプロのプレーヤーと我がサムライブルーも対戦する。おまけにカメルーンは、無茶苦茶貧しい最下層から這い上がって夢を掴んだハングリーさを全員がもっている。なので同じ土俵にのったら負けだ。ここはクールに頭で勝負しないと勝ち目はない。



南米やヨーロッパは、100年以上の歴史を持つフットボールクラブをたくさん抱えている。Jリーグが結成されスタートを切ってから僅か18年。岡田さんの「ベスト・4」とは、今まで日本が参加したW杯の中で”ベスト4”の試合になるだろう?と言う意味だと僕は理解している(弱気;;)。まっ、日本には、中田もパクチソンもいない。予選突破は、すべてはカメルーン戦で決まる。



現実的な話をすると、日本の次のW杯の参加は”ない”かも知れない。それは、アジア予選で中国の台頭があるからだ。ここ数年、中国サッカーは、経済に連動してか目覚ましい進展がある。昨年の東アジア杯で、昨日ギリシャに勝った韓国に3対0で勝利している。パクチソンがいなかったとはいえ、3対0というスコアーから中国サッカーの明るい未来は見て取れる。
現役サッカープレーヤー?からすると、日本の戦い振りも気になるが、別のモードで世界のスタープレーヤーの活躍の方がワクワクする。スペインがどこまで勝ち進むか、メッシのアルゼンチンはどこまでやれるか、、結局終わってみるとブラジル優勝?となるのか。そして、ここへ来てアジアの韓国がどこまで世界に食い込むのか興味津々だ(日本チームはどこへ;;;)。



経済成長期がとうに過ぎた日本では、ハングリーさをもって国威発揚を煽ったり、推進力になったりすることは望めない。ここは、ヨーロッパ型に沿ってクール(賢く)で洗練したサッカーを目指すべきだ。そして、日本では当分世界に通用するFWは育たないと思う。それは、日本社会のメンタリティーが日常の中でFW型の人間を必要としていないからだ。逆にFWタイプのパーソナリティーは「周りの空気が読めない」と早い時期に芽が摘み取られる。これからの日本にとって、FW型の人間が如何に貴重か社会全体が気付いていない。



”連帯責任”とか”全体責任”という括りで、個人の責任を曖昧にしてきたツケを今払っているのに、未だこの社会は懲りていない(気付いていない)。社会がそういった旧態依然とした価値観で動いているのに、サッカーだけ別のメンタリティーで動け!といったって所詮無理な話。僕らの無意識がいうことをきかない。シュートを9本外しても1本入れればOKという共通理解はないし、すべてやり直しが利かない社会になっている。だからボールを回していれば叱られないサッカーをし続けるしかないのだ。これじゃ~FWは育たない。
でも、この先日本が、にっちもさっちも行かなくなった時、FW型人間こそ希求されるようになる(意外と近いかも知れない)。「交換不可能な存在」=「付加価値」という等式は、これからの日本の経済成長にとって欠かせないキーワードだ。その時、日本のサッカーは、進化しクリエイティブに輝くはずだ。日本のサッカーがレベルアップするには、日本の民度が上がらなければ無理だと断言できる。それは、先進国の中で強くなるには、よりクリエイティブになるしなかいからだ。僕らは、もう後戻りしてハングリーにはなれない。クレバーに、スマートに、そして、よりクールになるしかない。

(右足甲もスパイクされた;;;)
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喜んで良いのか、悲しむべきなのか、よく分からない日本と日本サッカーの貧しい状況だが、これは日本が深化するうえでの過程であることは間違いないので僕自身は楽観的だ。落ちるところまで落ちれば、必ず日本は再生し独自の輝きを持ち始めると信じている。



............ と、これからのW杯のTV番組表を睨みながら、「龍馬伝」を心待ちにしている梅雨間近の日曜の夕刻です。。

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