結婚した年だから..............もう、29年も前になる。。。

その年、結婚資金が0だったにもかかわらず、無謀にも結婚した。幸運にも県の美術展で準グランプリをとり、当時としては破格の賞金50万を手にした。

「受賞記念に好いものを買ったら・・・・」という太っ腹のかみさんのお言葉に甘え、清水の舞台から飛び降りるつもりで万年筆(MONT BLANC)を買ってしまった。

筆圧が強い僕にぴったりのペン先で、まるで毛筆のようなソフトなタッチで疲れず文字が書ける優れものです。
実は僕、万年筆フェチです。多分、銀座伊東屋に一日中いても飽きません。(いや、ダイソーの文房具コーナーでも飽きずに居続けるかも知れません。。。)

最近は、物忘れがひどいので、もっぱらメールでのやり取りがpcに記録が残り便利です。でも、これぞ!というときには、和紙に万年筆で手紙を書くことも多いです。けっこう好きです♪

元々、文字は書くのも、読む(見る)のも好きなので、僕にとって筆記用具は、職人が道具に凝る様な感覚に近いものがあります。

思い返すと、確か高一のとき、クラスで仲のよかった奴に「古い万年筆が格好いい」旨を伝えて、爺さんだか親父だかが使っていたという旧いモンブランのセルロイドの太い万年筆を、安い中国製の奴と交換したことがある。
 結局、自分の書きやすい角度にペン先を直しているうちに、ポロッと欠いてしまった;;;(ペン先がイリジュウムで出来ていることをこの時知った)。昔から修理は好きだったようです。

(Platinum)
高校時代から万年筆のペン先は、先の広がった旧いタイプが一番美しいと思っていたが、40年以上経った今、万年筆の主流は、ペン先が旧いタイプになっているようだ。

万年筆とは何か、万年筆の本質といっては大袈裟だが、それはまるでバイオリンのデザインがそうであるように、完成されたスタイルとして旧いタイプの本体やペン先があると思う。

(Platinum)
昨今メールが、コミュニケーションツールの主役になっていることは認めざるを得ないが、同じ様に手や指を使っても文字を「打つ」のと「書く」のとでは大分距離があり、多分伝わる内容にも随分と違ったニュアンスが含まれるのでは・・・・と思う。



文字を書くという行為は、想像を超えてすごいことをしていると思うのだが・・・・
それは、文字の背景にある人類の歴史を引きずりつつ、個人の想いを伝える訳なのだが、肉筆とはよく言ったもので、直接的に肉体を通してこちらの想い(観念)を自分個人の書体を映して伝えることになる。ここがメールと決定的に違う点だ。

(Harley Davidson.............大分前SAVOIR VIVREの前にあったお店で買いました)

(SAILOR ............日誌用の万年筆・・・・使用頻度は一番高い?)
そうは言ってもメールは便利。かく言う僕も、やはりメールでのやり取りが主流になっている。何よりも記録がPCに残るという点が助かる。

なので、僕はキーボードフェチでもあるのです(今までに10ヶ以上は持っていました);;;;先日、この先OSが変更し続けるのが分かっているので、未だ充分使える古くなったキーボードを可成りの数、粗大ゴミに出しました。修理好きの僕としては、本当に不本意なのですが、OSに対応した修理が出来ない以上、捨てる以外にないのが悔しいです。

キーボードにも使い勝手があり、特にピッチの深さは重要です(僕は、ノートPCのピッチが好きです)。出来ればメールやネットの起動ボタンがあると便利です。今度、機会があったらマイ・キーボードを紹介したいと思います。


カラ梅雨を心配していましたが、例年通り梅雨も本格的になってきました。今年の夏は格別暑くなりそうです。楽しみ。。。

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