スゲーの獲れたよ、とうちゃん♪

どれどれ.....わっ、大かっ!

先日、冬休みで帰ってきてた次男耕介が、興奮気味に久し振りの大物の獲物を見せに仕事部屋に降りてきた。。。

ほんと、耳掃除は気持ち好い。

「タモリ倶楽部」によると、江戸の中期には「唐人耳掻き」という中国からの帰化人が町に繰り出し、道行く人に耳掻きを商売にしていたという。

そして、昭和初期にも華僑の耳掻き職人が床屋に入り、月平均45円を稼いでいたという。当時、床屋の職人が月27円しか稼げなかったというから耳掻き職人のポジションは相当なものだったようだ。
実は都会では、今も耳掻きエステなるものが相当繁盛しているそうな......。

ひとは、一見どうでも良いような、つまらなそうなことで深く癒される様に出来ている。

次男耕介は、今もってそうだが、新陳代謝が激しく小さい頃二日おき位に大量の耳垢が出た。それも、パイの生地のように薄く乾いたやつだったので、耳掻きする側もされる側も気持ちが良かった。

その点長男曜介は損だった。湿った耳垢は、綿棒で取らなければならないので「量塊」としての確認がとれず、ヴィジュアル的実存が満たされないのだ.......って大袈裟;;;

母胎内で胎児が最初に完成する感覚器官は、聴覚つまり「耳」だという。そして、臨終直後も実は、聴覚だけは働き続けている、つまり聴こえているそうだ。やはり耳は特別な器官なのだろう。
上の画像は、なんと60万本も売れているという、まさしくコンテンポラリーな耳掻きです。息子曰く、予想を超えて面白いように良く獲れるそうです(近々に使ってみたい;;;;)
耳掻きに限らず「タモリ倶楽部」にはお世話になっています。

昨年の最終収録だった「ポール・モーリア追悼企画」は、年明けの今も毎昼食後にDVDで見続けている。そして、毎回同じところで笑っているところを見ると「タモリ倶楽部」も最早、古典芸能の域に入ったのか。。。

ちょっと先の見えずらい世の中ですが、ここは、耳を澄まして耳の痛い世間の声もよく聞き、耳年増ではない耳寄りなお話を、耳を揃えて伝えられるよう頑張りま〜す。

では、では。