イラク増兵・・・・・    

 火曜日のことだった・・・・・・。いつものように資源ゴミ(ペットボトル)の収集日なので、大きなビニール袋に入れたペットボトルを下げて庭の階段を下りたところで、家の前を仲むつまじくお互いの顔を見合って国際結婚した若い夫婦が通った。(我が逗子市には米軍家族住宅もあり、また、一般の賃貸家屋にも米軍さんの家族が何軒かある。)

 見るともなく寄り添う夫婦を眺めていたら、丁度収集場所のある信号機の角でいきなり抱擁をし始め、朝っぱらから濃厚な接吻をするではないか・・・・・。

 アメリカの夫婦も結構大変なんだな〜・・・・と「僕、気付いていませんから、どうぞどうぞ^^;^^;」とさりげなくゴミ(本当は資源)を所定の場所に置き、おもむろに振り返ったところ、満帆の頭陀袋を担いで意気揚々と出掛ける若い米兵を彼の若い日本人の妻が見送っているのだが・・・・・・その目には止めどなく涙があふれ、その表情は一目見て尋常な事態ではないことが理解できた。

そう、それはイラクへ増員された10万の米兵の一人だったのだ。

(庭からの桜)

このところ、大嫌いになっていたアメリカの切実な現実に遭遇し、あるアメリカの婦人がCNNニュースで「ブッシュは支持しないが、アメリカ兵は支持する」といった矛盾したコメントが、今回のことですんなりと飲み込めた。

実は昨年、米軍さんのチームと試合があるので助っ人にきてくれないかと、知り合いのサッカーチームから誘いがあり、確か今頃の季節に親善試合をしたことがあった。その時、こいつらも有事の際は出兵するんだな〜と感慨深く試合を楽しんだ。相手は、年齢層も若く30代が主力だった(こちらは平均年齢は40代だったと思う・・・・・僕は52歳だったけど)。

試合結果は、僕の活躍もあり?3:3の引き分けに終わった。

「民主主義」・「宗教」・「石油利権」・「ネオ・コンサバティブ」etc 人間は「観念」と「実利」の関数の中の変数として、如何様にも機能してしまうたわいのない存在なのだな〜とつくづく感じる。

最近、あらゆる草花が妙に愛しく感じてしまいます。もともと僕は、この世で一番好きは花は?と聞かれたら・・・・・・

{おお犬のふぐり}(ちょっと品がない?(^^;))と答えてきたので、やっと素に還ってきたのかも知れません.........................。

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