先日の科学博物館のつづきです。

........と言う訳で、金曜日は、8時までの開館。そこで、恐竜博を観たあと暫しベンチでごろ寝。。。。

科学博物館が、最近リニューアルしたことは薄っすらと記憶にあったが.......ここまで充実していたとは驚き!

館内は、丁寧な解説つきのモニターは勿論のこと、系統立てられた資料が、壁一面に分かりやすく展示されていた。

素晴らしい!

そんな中、5・6歳の女の子が「お母さん、これな〜に?」

「蝶々よ。きれいでしょ♪」

「えっ?・・・・・・ 可哀そ〜 」。

.....そうだよな〜〜。。。。
女の子の厳しい文明批判に納得するも、心底「きれいだな〜」と感心してしまう私目は、ちょっと危ないかな?
美術館で、教科書に載っているような退屈な近代絵画から、やっと、現代美術のコーナーに移った時のような開放感と感動。まさしくアブストラクトなのだ。

何でこんな形と色になったんだろう....?

小さな昆虫一匹にも宇宙がある(命があるとまでは言えませんネ。)。

感心するのは、昆虫ばかりではない。

恐竜の化石だって「2005恐竜博」に負けず劣らず充実しているのだ。

「でも、何故・・・・・」。このセリフばかりが口からこぼれ出る。

幾つになっても恐竜は僕らを魅了して止まない。

ああ。人は昔々、恐竜だったのかもしれないね。。。。。



子供は皆、「縮尺」を変えた世界が大好きだ。

それは、嘗て鳥だったときの記憶や、アメーバーだった時の記憶が重なっているためだろう。特に子供は、俯瞰した視線が大好きだ。



ってやんでぇ〜、このミトコンドリアがっ!

若い頃、かみさんとよくケンカした。↑↑追い込まれたときの僕の決まり文句です。

そのミトコンドリアの詳細な解説も館内で見つけました。他人とは思えませんでした、はい。
でも、何と言っても今回、この科学博物館に来て一番感動したのは、エスカレーターを降りて直ぐのところに、淡水魚の群れが、長さ4m高さ2mほどの巨大な化石になったものだった。

これはもう、生の影といおうか、死の影といおうか、いやそういった表現では足りない、生と死を超えた存在でした。

化石は、ある意味「写真」と似ている。存在の断片を瞬時に切り取る。それも、とても生き生きとした像として。

まるで、さっきまでそこに勢いよく泳いでいたかのような魚の群れ。
皆さんも、たまの博物館で、童心・・・いや、遠い遠い昔、未だ魚だった頃の自分に帰るのはいかがでしょう....。

では、では。