台風一過で晴天が来る..............と思っていたらスカだった。

重苦しい曇天の日が続いている。

僕は我が儘なので、たった一日でも何かこころを満たすことがないと、とても損をしたような気分になる。快晴の日は、何かそれだけで恵みを頂いた様に感じて、とても得をした気持ちになれるが、曇りの日はダメだ。

本当は、「恵みの雨」というくらいだから、農耕民族の日本にとって雨は、お日様と同様に大切なはずだ。でも、鬱陶しい日が続くと損をした気分になって、とてもお日様が恋しくなる。ホント、我が儘に出来ている。
鬱陶しい日だからといって、無理にいい仕事をしようなどと余り根拠のない頑張りは、さほどいい結果を残さない。こういったときは、長年の経験から肉体をいじめて汗を流すのが一番だ。

親鸞は、厳しい苦行をしたところで到底悟りなど開かれないと比叡山を降りたそうだが、それはその通りで、いくら肉体をいじめたところで真理を悟り、道が開ける訳がない。それは分かる。でも、比叡山に籠もる修行僧と同じで「人生とは何か」とか「真理とは何か」などと考えてしまう手合いは、どうしても過剰な観念に憑かれているので、更に深い観念のどつぼにはまり出られなくなる。

こういったときに肉体に語りかけると、頭でっかちになった自分に気付き、等身大の自分を取り戻すことが出来る。その意味では、肉体を酷使することは案外、肉体と精神のバランスをとるきっかけを与えてくれる。
と言うわけで、今日も夕方いつもの公園へトレーニングに出掛けた。広場は、いつものように誰もいない貸し切り状態。

アップ、リフティング、カラーコーンでのドリブル、キック、ドリブルシュート、フェイントシュート、ダッシュ、そして、スクワットというメニューをこなしクールダウン。この歳では負荷を掛けすぎかな〜と時々思うが、この位やらないと充実感が持てない。

今日は、後半小雨の中でのトレーニングになったがまったく気にならない。のはいいけど、殆ど危ないおじさん。犬の散歩に来る人も、たぶんあきれてると思うけど、僕の方が広場では先輩だから公認だ?



クールダウンを済ませ帰途につくとき、広場から歩道へは二十段程の階段が二カ所続いている。そこを足の裏でボールをコントロールしながら、片足でタタタタタッとこぎみよく降りれたときが気持ち好い(けっこう自慢です♪)。
「お風呂が沸きました♪」という給湯器のチャーミングなコールに「ご苦労様です!」と返事をして熱めの湯に浸かるとき・・・無茶苦茶幸せに感じます。

実存などと難しいことは言いませんが、人は毎日、安全で健康に生きていくだけでは、どうしても生きている実感が希薄になることが間々あります(人はというより”僕”はと言った方が正しいかも知れません;;;)。こんな時は、肉体に訴えるのが一番簡単に自分を確認できる方法です。

おかげで今日もそれなりに納得できる日となりました。

また明日からしっかり頑張ろう!と思います。

2007 梅雨

Today's image index