野 球  
   

小学校の頃、新聞やラジオ中継でプロ野球を意識しはじめ、中日ドラゴンズの存在が特別なものになるのは、洗脳のようなものであった。ソフトボールをやっていたが、補欠という情けない位置にいたので、このスポーツに自分は向いていないことも自覚していた。

 

中学生の頃、『巨人の星』という漫画に夢中になった。その後の『タッチ』も名作であった。つまり、野球というスポーツを嫌いではないのだ。そして、Youtubeで見るイチローのスーパープレイなど、今もときどき楽しんでいる。

 
 

中学に入りテニス部に入った。当然ダブルスだけの軟式で、間宮君が前衛、僕は後衛だったが公式戦で勝ったことは一度もなく、団体戦はこれまた補欠であった。それでも、下手ながらにほとんどサボルことなく練習に参加していた。

 

高校に入って硬式テニス部に入った。上級生が高校に入ってからテニスを始めた人たちばかりで、低調な部活だったが顧問の先生は熱心な人であった。知多郡内に硬式テニス部がある高校は2校しかない時代で、軟式のように郡大会はなく県大会が試合であった。

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2年生になって部長になると、部活動の予算書を見ることができた。そして、驚いたのが野球部の予算の多さだ。桁が違っていた。野球部は特別な存在なんだと実感した時だ。わが年代のヒーローは作新学院の江川だった。

 

3の頃にはブロックシードが付くレベルになって、試合をしていると他校の下級生がギャラリーに付いてくれたりもしたが、インターハイには行けなかった。全国大会のレベルにはいないことを思い知らされた夏であった。

 

夏の高校野球は、いわば野球のインターハイなわけだ。県予選をチームで戦い抜いてきた選手たちだ。一人だけがずば抜けていても勝てる訳でないのがミソかもしれない。そして、甲子園はそれだけ特別なのであろう。

 

それにしてもだ、連日テレビ、ラジオでそれもNHKが中継する必要があるのだろうかと思わずには居られない。新聞も朝日に限らず地方予選の結果まで延々と記事にしている始末だ。納得いかんなあ。

 

年を重ねるごとに偏屈になってきているのかもしれない。高校野球はいやでも六大学野球だったら観たいという気もあるのだから、いいかげんなものだ。かつては優勝のかかった試合はNHKがテレビで中継していたものだ。需要がないのだろう。

世の中の大勢とズレている自分を自覚する。そして、大勢はマスコミによって操作されているのではないかと勘ぐりたい自分がいるのである。フランチャイズとか地元意識とかをくすぐられるとコロッといかれてしまうのだと。

 
 ということで、もうじき憂鬱な日々がやってくる。毎年の事ではあるが、例年になく猛暑がキツク感じられる今年だ。