電話が苦手に  
   

家の電話が鳴る。ナンバーディスプレイを見る。0123で始まるナンバーは営業用と判断して出ないことに。銀行の営業などであれば社名を留守電に残し、後日また電話する旨の伝言がある。住宅販売の営業あたりだと無言で切るパターンだ。

 知らない電話番号の電話にも極力出なくなっている。市外局番が名古屋周辺だと、付き合いのある個人や機関であることもあるので出ることにしているが、090で始まる携帯電話などは迷うところだ。

 
   

携帯が普及し、スマホの時代になった。そして、携帯メールやPCメールによる通信が電話より身近になっている。相手の都合のいい時に開いて返信してもらえば良いわけで、よほど急ぎの要件でもなければ充分である。

 

そうなると既知の人々との通信は相手の都合を考えて、電話を極力控えるようになってしまう。遠慮をベースにして個人間で結びついている。未知の人々との交流は、仕事をやめてから業務関連の電話が無くなっていることも大きい。

常滑レポート index
11/11 電話が苦手に
身体 
夏の終わりに 
真 実 
Baby Steps 
亡 父
時間があったら 
若年性認知症
長三賞1972年 
 それにしても 
ラジオ
晩秋の夕日に
楽園にて
飲酒が止まらない
合宿
手前味噌 
蝉時雨の頃に
変貌 
 絶好調な時
十年一日 
亡父七回忌
天然物 
2015年末2016年始
2005年の早春
ゆたかな時間
仙境 
世代交代 
うさぎ追いし
孤独 
研究姿勢 
ヌートリア 
急須
石から鉄へ 
縄文時代 
年の瀬に 
乙未 
だいえっと 
完全主義 
 さいてん 
 定説くずし
 振り返りつつ
 夢のような
名前の世界
予定調和
かめら
論文提出 
 こんびに
小鮒釣りし
 論文提出
前近代・近代の彼方 男と女 
異 形 
ファール 
しみじみ
子どものころ
渥 美
飽和点 
世界
青い鳥
田舎暮らし
 日記
 自画像
人類史的転換......
美しき都会
 暗黙知
感動せんとや
稔りの秋に
バベルの塔の物語 
若者たちと
蝉時雨聞きながら
 行く末の記
過剰なるものども
 梅雨入り直後
笛を吹いてはならぬ 
 晴鳶堂の記
 桜咲く
 若者三人
忘我に導かれる事 
立春 
一区切りの正月   

2005~2017  常滑レポート index
 

仕事であれば電話をとるのも業務の内だが、その電話で苦情を聞くなんてのは給料もらっていればこそだ。苦情処理係の職務で鬱病になり自殺なんて話もありだ。セールス電話はさほどストレスがあるわけではないが、晩御飯の準備の手を止めて出るとそれだったりして腹が立ったりだ。


そうなると、知人の携帯や、メールアドレス知らない個人と連絡を取るのに困る。職場の電話番号は分かっているが、現場や関連施設に行っているかもしれない。忙しい時にこちらの都合だけで時間をとるのは気が引けて仕方がない。

 

この頃はフェイスブックなどのメッセージも使えるので、最後の手段としてこれを使い、それでもつながらないときに固定電話ということになる。さて、こうなると改めて家の電話は必要なんだろうか。

 

ところが、どっこい今年の初め頃にバスの座席に携帯電話を落としたことに気づかず家について翌日携帯電話が無い事に気が付いた。そこで活躍したのが家の電話だ。遺失物センターに電話をして確認し、取りに出かけたのだった。

 

それにしても、時代は変わったものだと日々実感している。学生諸君はラインでつながっている。我が家の子供たちも母親と繋がっているようだ。そして、今どきスマホで電話している光景を見ない。

就職した新卒は、電話のかけ方を研修で習うという話題も耳にする。接遇、応対以前の電話でのやり取りの初歩からだと。確かにわからぬでもない。

 
 2005~2017  常滑レポート index

 page top