ラジオ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ラジオを聞くようになったのは、中学2年生の頃だった。竹内君が深夜放送を聴いているという話を聞いて、自分も「ミッドナイト東海」を聴き始めたのだった。若者はラジオの深夜放送を聴くのが流行りであった。 以来、半世紀に渡ってラジオに親しんでいる。テレビも嫌いではないが、テレビを観てしまうと酒を飲むくらいしかできなくなる。テレビ観ながらの原稿書きなどできるものではない。 |
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2005~2016 常滑レポート index |
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ラジオは畑でも聴けるのでイヤホンで聴くポケットラジオも愛用している。民放にも面白い番組はあるのだが、この頃は大声で叫ぶラジオショッピングなどコマーシャルまがいのコーナーが多くて困りものだ。 そこへ行くとNHKは毒気がないものの、安定して面白い番組が多い。国会中継や高校野球、大相撲などが割り込んでくるのが難点だ。いずれもテレビでやったほうが、はるかに意義があるように思うのだが。 |
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「スッピン」も「ゴゴラジ」も「深夜便」も、「先読みニュース」もけっこうお気に入りである。8時以降は、どうも、もう一つという感じだがその時間帯はテレビも面白い番組があり問題ない。FMもあるし。毎晩酒も飲んでるし。 土曜日午後の「関西土曜ホットタイム」は、珍しく大阪局制作の全国放送だが、3時からの「ぼやき川柳」略して「ぼやせん」のコーナーは、ここ数年来好んで聴いている。2年ほど前、雅号で投句を何度か試みたことがある。 |
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印刷して出さなかった年賀状のあまりを使っていたのだから、2月か3月あたりだったかもしれない。そして、一度たりとも自作川柳は読まれることがなかった。やがて諦めて聴くだけのリスナーになった。 短歌・俳句・川柳、この手の文学は、小学校の頃から妙に好きだったものだ。母親の血筋であろう。父親には微塵も感じられなかったものである。母親はホトトギスの結社に連なっていたはずだ。 |
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この頃は、ネット経由で投句ができるのである。昨年は12月になって、もう一度挑戦してみようと思ったのは、どういう心持ちからであったか。畑と自宅との行き帰りの車運中などに、お題をあれこれひねっていると川柳らしきものができるのだった。 |
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2005~2017 常滑レポート index page top |
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そして、今回の信じられない確率の高さの裏には実名投句という理由があるのであった。雅号で投句した前回と今回とで作品にさほどの違いがあるとも思えない。違いは雅号か実名かだ。よって、愛知県の中野晴久さんの作品と前置きして読まれる事になる。 公募の番組などでは、自作でないものを剽窃してくる人がけっこういるとも聞き及んでいる。サラリーマン川柳などは、ぼやき川柳と重なる作風だし、選者もすべて把握しているわけではない。そして、全国放送ともなれば応募数も相当なものと推測する。 |
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実際、投句を繰り返しているのに読まれた試しがないという怨嗟の投句も、しばしば読まれたりするのである。となれば、実名を堂々と晒して投句してくる作者の方が、自作の句であることを信用できるというものであろう。 さて、第4週の作品が読まれた日、相方は珍しく実家に戻っていたのであったが、その日彼女の老母が番組を聴いていたのであった。義母も俳句の同人誌に投稿したり、選評を書いたりしているのであった。内容的にぎりぎりセーフながら、婿殿ご乱心かと案じられたやも。やはり実名にはリスクが伴うものではある。 |
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