(近くの小学校予定地)
この正月は、寝だめカンタービレだ。


2007年問題が控えていると言うわけではないが、色々な意味で厳しい一年になることは十分予想できるので、ここは体力温存といきたい。

僕自身は、以前のように、未来がハッキリと見えないが故の漠然とした自信ではなく、ある程度見えてきた故の諦観を含む余裕のようなものを若干持てている。少しは老人力が付いてきたのかも知れない。

ここ数年、五十を超えた旧友に会う度に感じるのが、歳をとる事から来る様々な障害と上手く折り合いを付けられず、悶々としている様だ。総じて皆暗い。

かく言う私目も、5年程前体調を崩した時「こんなはずじゃなかった.....」と相当ぶれた。

それまで難なく出来ていたことが、からっきし駄目で、それまで持っていた自分のイメージと、現実の自分と全く折り合いが付けられず途方に暮れていた。。。。
さてどうしたものか............

自分の描いていた生命曲線によると、加齢とは緩やかなカーブを描いて穏やかに老域に入って行くもの・・・・・のはずだった。

しかし、現実はドスンといきなり老域に入る。

これは、まるでトンカチが河に飛び込んだ様なもので、溺れたようにキツく、そして慌てる。

実感としては、「かれい」(加齢)などという柔らかい響きではなく、ズバリ死と直結している様に感じるものだ。なので必要以上に慌てふためく。

この時期またしても救われたのが、丁度八十才を越え癌や糖尿で足の衰えは勿論、視力も極端に落ちるなか、その現実と必死に闘っている吉本隆明氏の旺盛な仕事ぶりだった。

「死」と真正面から向き合ったその姿勢は、従来持っていたものと変わらず真摯で粘り強いもので、「老いについて」や「老いの超え方」など、老域に入った心と身体の、徹底した分析と具体的な処方はとても役に立っている。
僕自身は、実感を論理的にに裏付けないと納得できないたちなので、思い返すと「老い」や「死」に関する著作を相当数読んだし、今後も読み続けると思う。おかげでフットサルのトレーニングも、以前のようにしゃかりきになって無理強いをすることがなくなり、程々の意味が多少理解できるようになってきているかな。。。

それでも20代30代そして40代と混じってフットサルをやるということは結構無謀かも知れない(同い年の奴に会ったことがない;;;;)。最近は、横浜Fマリノスの ENJOY FOOTBALL の参加がもっぱらなので、元体育会系や女性も混じっていて楽で楽しい。こうなったら行けるところまで行こうと思う。

(ご近所)
さて、正月早々「死」やら「老い」やらで縁起くそ悪いお話で終始しましたが、この歳になると正月は最早縁起を担ぐことより、これから迎える未知なる新年とどう向き合うか、といった覚悟で肝を据えるセレモニーの色合いが濃くなっています(それ程大袈裟じゃないのですが.......)。

昨年は、久方ぶりに中身の濃い一年でしたので、それが今年に少しでも反映できればな〜と願っています。

今年もよろしくお願いします。

(五霊神社 手水舎 pm 12:13)