タモリの弔辞を聴いた.....................。




  http://jp.youtube.com/watch?v=yU83Nhuub6k





先日亡くなった、漫画家・赤塚不二夫 の葬儀の際、生前深く親交のあったタモリが弔辞を読んだ。僕の年になると葬儀も多くなる。だが、弔辞を聴いて感動して涙したのは、生まれて初めてのこと。恐らく歴史に残る弔辞になるだろう。



赤塚不二夫 とタモリの深い仲?は周知の事実である。お互い、あまりにもその愛?が深いので「もしかしたら出来るかも知れない・・・・」とばかりに、二人で裸になり風呂場で抱き合ってみたものの「どうも、その気にはならない」ので「ちょと違うか・・・」とお互いホモではないことを確認した・・・という逸話がある。まっ、これが男女なら合体する方が自然なのだが。。



人は、深い悲しみに呼応できるからこそ「笑い」を理解し表現できるのだろう。



僕が、もう2〜3年六本木デビューが早かったなら、AXIS 移転前にTV朝日の地下にあったSAVOIR VIVREによく顔を出したというタモリに会えたかもしれない。残念だ(とても真面目できちっと挨拶をする人だ・・・と店長が言ってました)。
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人は「死」を前にして「無」だ。それは、ちょうど懐から出した何も書かれてていないタモリの真更な弔辞の様に、言いたいことがあり過ぎて何も書けないのと同じだ。それは、ギャグであるのと同時に、反転して真実でもある。



幼稚園の通園を拒否したがゆえに、その後、小学校入学まで、雨の日も、晴れの日も、そして雪の日も、坂の途中にあった家の前に立ち尽くし、行く交う人々を観察し続け、「生涯の内あんなに哲学的に思索をした日々はない」と仰るタモリ。人の琴線に触れる深い弔辞は、そういった彼の生の軌跡そのもののように見える。



本当にタモリのファンでよかったです。



「死」は、「生」の真実を炙りだす。

デビュー前、あれだけ灰汁の強いキャラクターだったタモリを囲い続けた赤塚不二夫の心眼も本物だった。僕自身、おそ松君やバカボンには、お世話にならなかったが、赤塚不二夫には、タモリを育ててくれてほんとありがとう!と伝えたい。



一流の漫画家は、皆その激務ゆえ短命です。お疲れ様でした。



合掌。
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