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正月
偶然、本当偶然 amazon prime video で久し振りに何か(何だったか忘れた;;)を観ていたら河合優美が出演していて、余りにも演技が上手いので『あんのこと』、『愛なのに』、『ナミビアの砂漠』と観てみた。僕はTVを観ないので知らなかったのですが河合優美は、NHK の朝ドラ(「あんぱん」)に出ていて、google news によると主演役やその他の俳優を食ってしまっているところが凄くて、そこを楽しみにして朝ドラを毎朝観ている・・・というレビューが面白かった(納得💛)。

で、以下 SAVOIR VIVRE 当時からのスタッフで今も courage de vivre のスタッフのT さんと交わしたメール文です(彼女は小学校の頃から演劇に拘わっていたことと河合優美と同じ日芸の出身でもあるので)。彼女なら演ずるということの持つ意味や価値に関して突っ込んだやり取りができる様な気がして。。

・・・このところ偶然知った女優河合優実の演技力に打たれて、演ずるって人間にとって何なんだろう…って考えてます。役者って言う位なので人って色々な役を普段から振り分けられていて、その時々で演じ分けているのでしょうが、実際の役者って、それを職業にする訳でしょ。河合さんの演技って物凄い自然なんですが、これってある意味リアリズムでしょ。つまり、実際より真実味がある様に人の振る舞い方を加工しているので嘘というか虚像でもあるのですが、でも実際より真実に近いとも言えるので、そこが役者の醍醐味でもあるし、表現としての「演ずる」ことの本質でもあるでしょ。これって嘗ては憑依と言って巫女さんが神の降臨に立ち会う様と同じ営為で、元々は「役」って神事だったのでは…なんて思ってます。
僕はAmazon prime 会員なのでvideoタダで観れちゃうんですよ。なので河合優実の「愛なのに」を彼女が出るシーンだけ毎日十回以上観てます💦癒されるんですよ。で、この邦画B級、いやC級映画かも知れません。なので役者のセリフは「あいうえおかきくけこ」だけでも成立すると思えます。前衛劇みたいに、お互いあいうえお、かきくけこ…って唱えるだけで十分です。あとは仕草や間、視線、声のトーン、身体の身のこなし等々を添えれば表現として成り立つ様に思います。

多分、そう言った設定でも河合さんは、完璧に作品化しちゃうと思います。「愛なのに」も内容はコメディーの様なあり得ない設定ですが、そんなこと気にならないくらい河合さんの演技が秀逸なんですよ。うつむいた顔をどのタイミングで上げるか、告られたあとごめんなさいと言って踵を返すタイミング、首の角度、声のトーン等々。役者になるために生まれ落ちたのかなぁって思っちゃいます。

演技が上手で自然な女優さんって今までも吉村実子とかいましたけど、全然違ったタイプですね。僕はTVを見ないので、NHKの連続ドラマも観てないんですが、毎朝河合さんは出ていて、主人公を食ってるところが凄いってGoogle News かなんかに紹介されてましたが、納得です。女優さんが当たり前ですが女性だって言うことも大きいと思います。男女って不思議ですよね。でも二年程前、今の朝ドラに出て河合さんとも共演している男優に北村匠海がいますが、彼の演技が素晴らしくて彼の出る邦画を略略観た覚えがあるので惹かれるのは異性だけじゃないですね。
で、吉村実子に触れたので思い出したのですが、向田邦子の作で『あ・うん』というTVドラマがあったのですが、そこでの吉村実子と杉浦直樹の役がはまり役で、確か中学か高校の頃だったのですが、二人の演技が何とも自然で痛く感心したことを覚えている(邦画『あうん』は主演が高倉健なのであきまへん)。

役者の演ずる”自然さ”とは何なのか、そこに演技力の真髄が有ると思うのですが。。
ところで、この『あ・うん』、どうやら三角関係のお話だった様で、どうりでそこはかとなく明治の香りがするドラマだったのですが、はたして仙吉(フランキー堺)と門倉(杉浦直樹)が漱石の拘ったホモジュニアスな関係の様には描かれてはいなかったように記憶してます。というより、もっと直截に男女のエロスを描いていて艶めかしい際どい男女の機微をストレートに描いていた様に思います。
話を元に戻すと。。

役に成り切ることの極まった態が憑依だろうから、やはり役者の元始は神事に違いない。そして、祭祀という舞台は恰好の場だろうから、神に成り切ることは必至の構えになる。

昔、美空ひばりという国民的歌手が居て、彼女はいつも歌詞に出てくる情景を目の前にリアルにあるものとして歌い上げたという。これもある意味憑依だろうし、その歌唱力が神掛かっていた故に高い評価を得たのだと思う。

ひとが役を演ずるとは、元始神事だった。これが結論でしょうか。

今日は、真岡市でのシニアサッカーの練習日。朝五時前に目が覚めて二度寝出来そうにないので一気に起床。仕上がりを待つ古文字厨子の丁番取り付けを済ませ7:20に家を出た。




梅雨は明けたのか!と突っ込みを入れたいくらいの猛暑の中トレーニングは始まった。

カラーコーンやポールの間をステップで通るメニュー。小さなハードルを横向きでステップを踏みながら越えるメニューとか、もう十代、二十代のメニューと同等の負荷だ。これって私目の理想とするメニューになる。今迄40代,50代,60代,70代とシニアサッカーを続けてきたが、こういった真面目なメニューはほぼなかった。おまけに仕上げには7分ミニゲームを二本。途中、半分マジな「死なないでね♬」という監督の声に笑いながら楽しくトレーニング出来た。

酷暑・・・得意です!へばっているメンバーもいる中僕は息も上がらない。本当にカテーテル・アブレーション治療を受けて良かったなぁと実感。でも、無理は禁物!
 
思川緑地
 ということで、今回は「演ずるとは」何かというテーマを扱ってみました。役に成り切るということは、人びとが集団生活をするようになって生まれた営為だろうから、特に定住社会になって必至の構えとなり巫女の雨乞いや豊作凶作の占いから始まり、やがて氏族の共同体が国家(共同幻想)へと繋がってゆくものと思われます。そして恐らく、役に成り切るというコミュニケーションの獲得は、言語を介さない母との内コミュニケーションを交わしていた母胎内で獲得したものに違いないでしょう。故に、演ずるとは、母との物語に起源があるということに成りますでしょうか。

梅雨明け間直? 皆様におかれましても熱中症に充分留意なさってお過ごしください。

では、では。
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