嵐の前の静けさ

ワクチンの効果が出てきたのだろうか、ここに来て感染者数が爆下がりだ。PCR検査数が、そもそも少ないのだが、それにしてもオリンピック開催直後の頃に比べると激減している。

ただ、信頼できる識者（医療ガバナンス研究所上　昌広）によるとコロナは季節性要因で増減するので、この冬は間違いなく第六波が来るということ。また、上氏によると、最新の科学論文では、コロナは飛沫感染というより、エアゾル（空気中に漂う微細な粒子のこと）感染によるので、部屋の換気を徹底することが重要であるということ。加えて、深呼吸した後、普通に肺の奥から出してくる小さい粒子の中に、ウイルスが大量に存在するので、飲食店の規制も何の意味もなく、飲食店でお酒を飲んでしゃべっても、しゃべって出る唾の中にはあまりウイルスがいないという。

エアロゾルって何だろう？
エアロゾルとは、空気中に漂う微細な粒子のことを指します。

この飛沫の水分が蒸発し、ウイルスだけが残る飛沫核という状態をエアロゾルと言います。

このエアロゾルは直径5㎛以下のものと定義されています。エアロゾルとなると乾燥して水分を含んでおらず粒子も小さいため、浮遊しやすくなるという特徴があります。

そのため、明確な定義がないものの、数10メートル浮遊し、感染する可能性があると考えられています。

また、エアロゾルは3時間程度は感染性を有して空気中を浮遊し続けることが報告されているため、特に密室においては感染の確率が高まることが指摘されています。

　米国『サイエンス』誌8月27日号は「呼吸器ウイルスの空気感染」という総説論文を掲載。従来は6フィート（1.8メートル）のソーシャル・ディスタンスを保つことが推奨されていたが、空気感染が主要な感染ルートであることがわかったために、この社会的距離はほとんど無意味であることが判明した。

　しかも、エアロゾルは肺胞から放出され他者の肺胞の奥にまで到達するため、飛沫感染よりはるかに感染力が強いこともわかった。とすれば、飲食店規制を中心とする日本の感染対策は有効性がないことになる。換気の悪い屋内空間であれば、飲食店も会社や学校、交通機関も、同様に感染リスクが高いと考えられるからだ。

足利のテニス教室も昨日で終了。半数以上はマスクを付けていない。ただ、テニスは野外であることと、サッカー程の接触プレーはないので、僕も球出しの特訓では眼鏡も曇るしマスクは外している。コーチは、僕が71歳であることなどお構いなしに手加減などしない。僕もそこが嬉しいのだが。。

　最終日なので後半はゲームとなった。アップは、2：1で競り負けたが、本チャンはペアにも恵まれ4：0での勝利。コーチングして頂いた課題は大方クリアできたように思う。元々、僕は本番の方が出来がいい。というか、みなさんは、普段通りのプレーが出来ないので、普段以上のプレーができる僕は結果が出る。但馬にいた時も優勝した。どんなに小さな場でも、勝利は嬉しい💪

My Racket

注目の衆議院選挙、各マスコミの予想に反して自民が圧勝。おまけに、大阪が狂ったかのように維新人気が爆上がり議員数を４倍に増やし、その煽りを受けて何と立憲民主党の☆辻本清美副代表が落選。比例での復活もなく完膚なきまでに叩き潰された。

何が起きているのだろう。。

選挙当日、東京では京王線で無差別殺人事件が起きていた。これは大阪の維新躍進とリンクしているはず。
　鬱屈とした閉塞感を皆が持っていて（特にロスジェネ）大阪には、維新という分かり易い受け皿があったが、東京では、小池東京都知事が愛犬を失うこともあって入退院を繰り返し、元気がない。そのせいもあって、前回の様な新風を起こせなかった。無差別殺人事件は、そういった背景があって勃発した。やるせない。

共同通信社 web より

不吉な胎動を感ずるのは僕だけではないはず。理屈抜きに「変えて欲しい」といった感情が、既成野党ではなく、とにかく今を変えてくれそうなならず者集団の維新に託した。労働貴族の連合がバックでチラつく立憲民主党じゃダメなのだ。とてもよく分かる。

気が付けば、もう1年半以上視聴し続けているYouTube「一月万冊」に出演中の選挙専門記者畠山理仁の大阪維新の取材はおもしろい。というか、維新が大阪全区で何故あんなにも勢いがあるのかとてもよく分かった。

それは、普段から草の根で活動する、おばちゃんやおじちゃん、そして、若者が分け隔てなくワイワイ楽しく選挙応援のボランティアを手弁当でやっていることにあると。これでは、立憲の副代表辻本清美さんも落選する。加えて、「一月万冊」の清水有高氏が維新の収支をみたところ、その使い方は見事で、政党交付金二十数億を地方に配分し六億の繰越金をプールしてきたというから侮れない。近江商人の地、滋賀県出身で中小企業の運営者でもある清水有高氏のデータ解析は見事。

選挙専門記者畠山理仁

Home index

essay ＋column＋
2009 --2021
Today's image index

↑↑ 　 top へ

信頼する「一月万冊」の出演者は、一応に新首相岸田さんに対し忠犬キッシー等々、なかなかに厳しい評価だが、僕の見立てでは、あの安倍元総理が陰でコントロールしていることを逆手にとって、返って忠犬を成り済まして、気が付いたら自分のやりたいこと（宏池会の本筋）を通しているという裏技をやっている様に見える。

報道では、自民党細田派は11日、党本部で総会を開き、安倍晋三元首相の新会長就任を正式に決定した.... とのこと。これは新しく仕切り直して、第三次安倍政権という悪魔のシナリオを描く安倍政権の台頭を意味しているが、どっこい忠犬度が高い自民党と言えども一枚岩ではなく、新たに衆議院に鞍替えした山口3区の林芳正外相と安倍家の代々の確執は想像を超える程。今までの様に安倍さんの思うようにはならないのでは。。

そして評判の悪い現金給付も、菅政権ではビタ一文配られなかったのだから、国民の印象は間違いなく良くなると思う。問題の多いコロナ対策も、菅政権の自宅放置から多少とは言えコロナ専門病床数を増やす方向なので支持率も間違いなく上がるはず。憲法改正や夫婦別姓も、元々岸田氏は憲法改正にはそう積極的ではないし、また夫婦別姓に関しても総裁選前は承認側に属していたので、案外先々には、気付いたら夫婦別姓を通していたということになるのではと期待している。

そして、この流れだと立憲民主党の存在意義も爆下がり、残るは令和新選組に政権批判を託すしかなくなってきた。志位党首はじめ、ひととして信頼のおける政治家の多い共産党が、党名を変えれば延命も出来るのだが、ちょっと厳しそう。

ということで、一寸先は闇であることには変わりはなく、日本を含む世界では、もうコロナは終わった風に振舞ってはいますが、コロナ禍はまだまだ続くと思われるので、引き続き警戒しつつリラックスをするという難しい対応が迫られると思います。

では、では。