吉増剛造 in 足利
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ちょっとコロナも長引きそうなので、無意識にはストレスが溜まってきていそうだ。僕は長男の様に穏やかなキャラではないのでストレスの閾値が低い。なので、普段から何が怪しい情報かに敏感だ。同時に日本人が同調圧力に弱いことも熟知しているので先ずTVのワイドショーは観ない。

弱い自分をある程度知っているのでストレス解消法はいくつもある。コロナ関係でいえば、マイマスクの制作だ。そう鹿児島のⅯさんから手作りマスクが贈られてきたものの古布だったので、ちょっとそのままでは厳しいものがあった。そうだ折角なのでチュンナップしよう!…これがきっかけ。

スーパーなのでお洒落なマスクをつけた女性にも結構出会う。二つ手掛けたところでもっとお洒落な生地をとネットで探した…

ちょっとでか過ぎ?
気に入った生地はすべて欠品か入荷待ち(大体黒地が多い)。これをみてクスッと笑った。そう、みんなこの時期マイマスクを作っているのだ。多分ほとんどが女性だろうから、ここでも女性のバランス力に感服。

次の一手は、柄もすべてオリジナルに限ると気づき、先日街中まで出掛けたついでに画材屋に寄り布地にのるアクリル絵の具と定着用のメディウムを買った…というところで締め切りの仕事や、身近な雑事に追われ中断。

まだある、このところ晴れの日は必ず裏の空き地でリフティングを日課にしている。相当上手くなるはずが、角の尖った石ころだらけなのでバランスが取れず100回続けば良い方。でも楽しい。

吉増剛造 in 足利
コロナがなければ、今頃は足利の「artspace&cafe」で開催されている『吉増剛造展「ウラウエノウミツチ」』(4/04~4/29)を紹介するはずだったか残念(コロナが落ち着いたらアップします)。

そう、基本気を紛らわす方法は、僕の場合無尽蔵かもしれない。今日も昼休みに昨日の雨で汚れた車の洗車をした。これには訳があって、先日今評判のKF-95(信越化学工業)シリコンオイルでコーティングしたその後を確認したかった。前評判通り、もうばっちし玉のような水滴がコロコロ状態。

プリンター廃液パイプ
僕がストレス解消法をたくさん持っているのは、過去に、それだけ必要に迫られたということ。。
 小学生のころ、もし自分が事故等で片手を失ったら‥足の指でものを書こう、足を失ったら口でくわえてものを書こう etc いつも不幸が身に降りかかったときのリスクヘッジを準備していた。それはきっと親父が先の大戦でPTSDになり、朝方までよく酒を飲んでいたことから来ているのだと思う。

ひとは時によって、想像を超えた苦難が身に降りかかることから逃れられない不運に出会うことがある.....。この事実に小さい頃から向き合っていた故に、沢山のストレス解消法を身につけたのではないかと理解している。逆に言うと、いつもストレスの閾値が満杯に近かったとも言える。故に、その都度ストレスを開放する術を身につけておかないと自分が壊れてしまうことを何処かで学習していた?(多分)......。
 

吉増剛造 in 足利
 
「詩を書いたり、ものを書いたりすることは自己慰安」
そういったのは、吉本隆明。「表現とは、ひとつの疎外である」。そう言ったのも吉本さん。
 ひとは、一般的には絵が上手かったり、文章を書くのが上手かったりすることを「才能」と呼ぶ。ポジティブにはそう言えるが、逆から見ると、つまり疎外という視座から見ると、それはひとつの「障害」でもある。描かないと自分が保てないから......。あるいは、描くことでバランスを保っている。

コロナも、こう長期戦を覚悟しなければならなくなると、コロナの実態を正しく知ろうといった公衆衛生学的なスタンスより、今後来るであろう経済的なダメージや自分を含めた人々の心のケアをどうしようかという視座に移ってきた様に思う。先日の「荻上チキ session 22」のゲスト伊藤絵美氏(臨床心理士)によるうつ病などの手当てとなる認知行動療法についての紹介は興味深かった。
 
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基本「ストレスとどう向き合うか」が認知行動療法の狙いとなる。うつ病だけではなく、避けることはできないストレスとどう付き合うかという、現代社会が持つ公傷(時代病)からの護身術でもある。

運動をする、酒を飲む等月並みな解消法は横に置いておいて、面白かったのは「好きだったお爺ちゃんに褒めてもらう自分をイメージする」というサジェスチョンは素晴らしい。それと、マイナスのイメージを持たされた親から受けたダメージを(落ち込んでいる子供の頃の自己像)理想的な親像から自分に向けた理想的なコメントをイメージするといったセルフコントロールも穿っていた。

以下↓ タイムフリーで聴くことができます。
https://www.tbsradio.jp/474366
※ 一番下段に再生ボタンがあります
人ってとことん追いつめられると救世主が現れる。

そう、僕にもそういった経験がある。以前にも触れたことがあったかも知れないが、初めての海外でのこと・・・旅行嫌いの僕は、切符もまともに買えず、とにかく毎日が不安で仕方なく過ごしていた。知り合いといえば、ドイツ・レバークーゼンでの個展を企画してくれた現代美術の評論家くらい。ストレスも飽和状態?

そんなある夜、夢に亡くなった親父が出てきて「どうだヒデ君」といって藍染めの祭りの法被を披歴する。丈の長いしっかりとした厚手の生地で、それでいていなせで格好いい。
「親父さんどうしたのそれ」と問うと
「えへん、これは祭りの日に喧嘩に三回勝たなければ貰えない代物さ」
「へ~凄いねぇ」......

ホロコースト・ダッハ
その日の晩、galleryのオーナーの娘さんと、そのフィアンセがお隣のケルンがカーニバルなのでご馳走しましょうと誘ってくれ出掛けた。前日の夢のことはすっかり忘れて祭りを楽しんだ。後で気付いたのだが、そう親父はケルンに来ていたということになる.....。

その後、毎晩親父は夢に出てきていろいろ会話したのだが、僕もドイツに慣れてきて、近所のバール(Bar=飲み屋)に出かけたりするようになりリラックスした日を送れるようになったある晩、いつもの様に親父が夢に出てきて伏目がちに....
「ヒデ君、そろそろ帰るから」と言う。
「えっ、帰っちゃうの!」
「もうそろそろ良いんじゃないか?」
「ん....、そうだね親父さんもいろいろあるからね。。分かった...」と言って別れた。その日からの僕は、デュッセルドルフの「クレー展」やケルンの大聖堂等々、何の不安もなく何処にでも出歩けるようになっていた。

デュッセルドルフ美術館
今回の新型コロナウィルスは、二十世紀初頭のスペイン風邪以来、百年に一度という難しい感染症であるということが分かってきた(今週の videonews.com )

向こう数年間は周期的なロックダウンを繰り返すことになる可能性も


新型コロナウイルスが人類にとって、100年に一度あるかないかの最悪の感染症になりつつあることが、次第に明らかになってきている。

 ダイヤモンド・プリンセス号の内部の問題点を告発したことで話題を呼んだ神戸大学医学研究所の岩田健太郎教授は、自身が長年国内外で感染症に取り組んできた経験から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は人類にとって20世紀初頭に5億人が感染し、何千万人もの死者を出したスペイン風邪に次ぐ最悪の感染症になってしまったと言う。(中略)

最後に岩田氏は、コロナと長く付き合っていくためにはソーシャル・ディスタンスとう概念が不可欠となることから、日本はもっと個人が他者と違う生き方や違った行動を取ることに寛容になる必要があると指摘する。日本の伝統的な「周りを見ながらみんな一緒に」の行動規範が、コロナ時代には適合していないというのだ。その上で、とにかく「距離と手」がポイントになることを知って欲しいと語る。つまり、他のどんな手段よりも、まず人から飛沫を浴びない程度の距離(1.5メートルから2メートル)を開けることと、ほとんどの感染が手を通じて口から入ってきていることから、手洗いや消毒の重要性を強調する。


吉増剛造 in 足利