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みなさんご存知でしょうか.......

そう、去年からハマッている  pin というアプリ。正式には Pinterest 。あらゆるジャンルの画像がアップされています。僕は主に抽象画や彫刻にフォーカスしているのですが、この時期なので、つい以下↓ のような画像に寄ってしまいます。
 このアプリ、気に入った画像は保存できるので便利ですが、どうやら運営元にこちらの趣味が履歴として残るようで、アクセスして表示される画面は人によって違っているようです。僕の場合、どうしても自分の指向性(嗜好性)に似た絵画や彫刻がヒットするのでGoogleと同じようなリサーチが働いているようです。

アートの他に、ビンテージカーなども保存していますが、アイドルなど保存していないのに、コロナ疲れのためか、ふらっと寄ってしまった画像がたくさん表示されます(僕の場合、斉藤由貴が十代から現在まで隈なく表示される;;)

まっ、正直彼女が不倫を何度しようが関係ありません、好きなものは好きなのです。最近のほうが綺麗(奇麗?)じゃんって思ってます。はい。


back file 見つけました....... 『土曜日のタマネギ』 



この時期、みなさん「コロナ」に囚われたり、必死でそれから逃れようとしたりの反復を繰り返していると察します。そういう僕も、日本政府が発表する一日の「感染者数」の発表を、マスコミが何の衒いもなく伝えることに「あぁ、日本は三等国だ....」と呟いています。

検査数を言わずに感染者数を発表する神経に呆れるのですが、当たり前のこととして、ドイツの1/15という検査数で感染者数をはじき出せば数値は低くなるに決まっている。もう恣意的に感染者数を発表して、まるで日本がコロナをコントロール出来ているかのようにミスリードしているとしか思えず、福島の原発事故のデジャブだ。重要なのは、検査数とセットで感染者数を公表するのが真面なやり方だ。ひとを馬鹿にしている、日本は全く変わっていない。
日本にがっかりするのは、ひとにがっかりしたり、無力な自分にがっかりすることに重なる訳ですが、この時期辛いものがあります。

まっ、そんな現実ですが、何とかバランスを取るべく無意識が働きアートへ関心が向きます。
 平常時だったら自分で絵を描けばいいだけなんですが、どこかそういった「遊び」を自制しようとする圧力が無意識に自動反射的に働くのはどうしてなんでしょうか。何か実のある方、実のある方へと意識は向かいます。やはりサバイバルモードに入ってしまった弊害でしょうか。。
生前、吉本さんが戦時中の精神状態のことで意外なことを言っていたことを思い出します。「戦時というものを経験したことのない人は、何か暗いイメージを喚起すると思うけれど、実際は逆で、人々の気持ちは、とても健全で晴れやかだった」といったようなことを仰っていました。

例えとして、あれほど不健全を「売り」?にしていた太宰治が、やたら健全な作品を戦時中に限って書いていたことを挙げています。これって、何か非常時に不健全が許されないモードになる空気に重なりませんか。何もかもが「自粛」に引きずられる、そして同調圧力が強まる。これ本当の意味で不健全に感じます。

県外から来る人に石を投げたり、取り締まりの自警団を作ったりと、コロナがクルナに変異させるのでしょうか。。
   
 今日は雨。こういった時の雨は、何故だかとても落ち着きます。ささくれ立って乾いた心を潤してくれるようです。

そう、先日こういった状況の中、どんな風に過ごしているのか、是非伺ってみたいと思う方がいましたので尋ねてみました。その方は、銀座の百貨店で、通りすがりの来店客に一日で400万円売り上げて社から表彰されたというプロ中のプロの店員だった方です。接客が生命線だった方が social distance という縛りが掛かった社会をどう捉えていらっしゃるのか.......。
丁寧なお返事を頂きました。その解は、大方予想通りで日本の劣化ぶりを嘆いていらっしゃいましたが、意外だったのはこの時期に合わせて「断捨離」をしているということでした。昨晩寝しなに、たまたま観たYouTube で同じことを言っている実業家の方がいました。物も人も断捨離することで、自分にとって何が一番大切なものなのか、誰が代えがたい人なのか自然に見えてくるということ。納得です。やはり優秀な人は違いますね。 with corona,after corona に向けていいヒントを頂きました。感謝。
 
   
こういった非常時に、どう振舞っていいのが迷うところですが、歴史に学ぶということは大切な気がします。もちろん、中世のペストや二十世紀初頭のスペイン風邪の状況を公衆衛生や経済の視点で見ることも重要ですが、僕ら日本人は、記憶諸共すぐ水に流してしまうのでこういったことは不得意です。まだ十年も経っていない東日本大震災の記憶も大方薄れているのですが、当時アップした Today's image 「震災」をみてみるとヒントになることにも多く触れていました。

特に尋常でなくなる層は、青年期、それも男子でしょうか。非常時に限らず女性は強いです。「自粛」で表に見えていませんが、恐らく十代の若者へのダメージは相当なものだと思います。 
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こんな研究結果があります.....
キャパを超えた数の各年齢層のハツカネズミを密室に閉じ込めるという、動物愛護団体からクレームが出るような実験結果は......
先ず幼年層と老年層からストレスで死んでいきます。次はと言うと、若い生殖期の雄になります(『エロス的人間論―フロイトを超えるもの』小此木 啓吾著)。「慰安所が作れないなら戦争はするな!」と言った、確かアメリカの軍人だったか、識者がいますが、その真意はこの実験結果が示しているとおりです。つまり非常時(戦場)では、多くの兵士は若年男子になるので、不安と恐怖からストレスがオバーフローとなり、性的な欲求は平時の比ではなく高揚し、コントロールすることは困難だということ。

こういった事実から見てみると、3.11の震災後にドイツのメルケル首相が女性であり、かつ元は原発推進派の物理学者であったにもかかわらず脱原発を即断したことや、今回のコロナ禍への対策の迅速性とメッセージ性が優れていることにリンクします。
 
 普段でしたら ↑ 上の画像も感動をもって眺められるのですが、どうしてもコロナ目線になってしまい、おどろおどろしい心象を惹起させしまうのかなぁと懸念しています。でも、時期が時期なので徹底してコロナに浸るのも精神衛生上いいのかもしれません。無理くりアートを語っても白々しいのも確かですし自然体が一番です。

こうして書いている(打っている)と繚乱した雑多な不安も整理され、何故だか心が鎮まります。吉本さんの『心的現象論序説』の筆写も続いていて 2/3 程に進みました。

「書くということ」の効果......お勧めです。