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織り込み済みとはいえ、「107人」という東京都の新規感染者数は、ちょっとヤバい(7月2日現在)。。

相変わらず検査数を積極的に出さずに感染者数を公表する愚に呆れるが、僕らは今、大分前の中国の広報を国民が裏読みするといった風に、国や都の公表する新規感染者数を深読みしなければならない。
 もちろん、コロナで死ななくても経済で死ぬ(経済活動が止まって生存が危ぶまれる)という厳しい状況であることには変わりはない。


ドイツ、メルケルの決断は、国家予算の五倍の額を給付金として配るという暴挙に出ている。これが本当の非常時の振る舞いと言うもの。

本来なら、日本も引き続き「給付金」なるものを支給し続けなければならない時期だが、国はとっくに国民を見捨てている。というか、国民自身が、ここまで全てお任せできているので決まり切った風景が広がっているに過ぎない。
 そもそも先の大戦で、中国大陸、南方、シベリアで多くの日本兵が餓死(戦死ではない)したにもかかわらず、その屍を殆ど放置して見捨て続けている国民自身が、今まさに同じ目に合おうとしていることに、どれだけの日本人が気付いているんだろう。。
そして今日(7月3日)東京都の新規感染者数は124人。症状が出るまでに2週間......自粛が解除された時期と一致する。もう驚かない。どうせ検査数は数千人規模だから、実際の感染者は数万になる。なのに都内の賑わいは戻っているというから、日本人の情報入手先は未だに統制の掛かったマスコミになるのだろう。あるいは知らないふりしているのか。。


もう良い、「日本」とか「日本人」という共同幻想は、どうにもならん。ので僕は自分の地元がどうであったら良いのかというモードに切り替えた。
そんな中、男やもめの僕を気遣って昨日自治会長が、生きてるかどうか?訊ねてきた。そして、今日は、クラブも貸すからということでグランドゴルフのお誘いを受けた。

昨日まで「俺サッカー現役だし、んな、爺むさい遊びできるかよ!」と正直思っていましたが、丁度副自治会長も通りかかりボールもくれるというので「はい、来週から参加します!」と即答💦
 
明日は雨でサッカーの練習はお休みだろうから、早速晴れ間をみて自主練習をしようと決めている(ほんと真面目;;)
都知事選、小池百合子がぶっちぎりで都知事に。安冨歩さん曰く「このコロナ禍の中で、この選択.......日本は未だ昭和95年だ!」。

予想通りだが、何だかなぁ。。


そう、「経済とコロナ禍」だった。つまり、新型コロナウィルスの感染を手当てしながら、経済へのダメージをどう少なくできるか。

都知事選を見る限り、コロナのダメージを然程食らってない上層階級しか基本住めない首都東京は、既得権益を守ろうとする層が50%以上いるということになる。ということは、未だ未だ日本は沈むということ。憂鬱な現実だが仕方がない。民主主義ってそういうものだから。。
 でも、何処かナショナリストの自分がいることも確かで、経済や文化までも中国や韓国に抜かれてしまった今を正直悔しく思う。’80年代あれだけ質の高い文化を誇っていたのに。。

無意識には、今回のコロナ禍で痛みは伴うけれど、社会のシステムを含む基盤そのものを根底からひっくり返ればいいと思っている。でも、そうなると最下層にいる人々が一番大きなダメージを受けることになるので....... 思考停止。


僕の住む足利市は、嘗て近代型の繊維産業で潤った地域。今は見る影もない。ご近所には、その頃の面影を遺す屋根の抜けた廃屋も散見する。業態を変えるということは、本当に痛みも伴うし、半端ない工夫と努力もいるし難しいことなんだなぁと。

既に古くなりつつある自動車産業に、上手く乗り換えたら良かったはずだが、そう発想する先人もなく凋落して今がある。
経済にしてもコロナ禍にしても、国の施策は既得権益を保持したうえで構築される対策なので中抜き等大きな税金の無駄を含む。最早迅速で有効なコロナ禍対策にはなり得ないので、社会学者宮台真司が言うように、地方は地方の事情に即したアイデアを持った施策を、国の管理を離れて施行すべきだ。国は、予算を地方に配分し、地方は、その予算を自由に地域で管理し必要な案件に配分する様に振舞う状況が揃ったと思う。


一月ほど前、市の方に現時点でのコロナ感染状況を把握するために、定期健康検診時期に合わせて廉価で済む「抗体抗原検査」を市全域で実施すべきではと提言した。全く同じ案を、先日ラジオで経済学者金子勝氏が提案していた。なので、僕の提案もそうズレていないと思う。


市の方からの回答は、「厚生労働省の開発した接触確認アプリ『COCOA』」を有効に使って対応するので、現在のところ市全域で実施する定期健康診断に「抗原抗体検査」を実施する予定はないという回答だった。現時点で国がどの程度の判断能力と有効な企画発案能力があるかというと、これまでの経緯を見ると期待薄だ。

そもそも、このアプリ7月8日の時点で実際の感染者からの登録はまだ3人しかない。リリースから3日目の6月22日17時時点で、ダウンロード数が約326万件に達したので現在は、更に増えているはず。しかし、「3人という感染者登録」の意味することは.......0.009%の有効性しかないということ。行政は、この現実を直視しているのだろうか。
 
 
「3人という感染者登録」の意味することはもう一つある。

「新型コロナに感染するのは本人が悪い」と考えていた人の割合が、日本では11.5%で、米国(1%)、英国(1.49%)、イタリア(2.51%)、中国(4.83%)と比べてかなり高かったという調査結果が公表されましたが、社会的スティグマの予防がほとんど行われていないことも、少なからず影響があるのではないでしょうか(調査は大阪大教授ら心理学者の研究グループによる。対象は日本、米国、英国、イタリア、中国の5カ国でそれぞれ約400~500人)。

このレポートみれば、罹患したのは「自己責任」という、根拠ない同調圧力が背景にあることが見えてくる。これで COCOA が普及すると考える国は、日本の現実を全く見ていない。この程度の認識の国の施策に従うという地方行政には、全く期待できない。

数日前の新聞報道によると栃木県下で東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県への流出は4657人。そのうち市町村別では、足利市が500人以上でトップ。この現実をみて、市行政は未だ国を向いてどうするのだろう?独自の施策「抗体抗原検査」の全市を上げての実施を全国に先駆けて実施し、市のイメージを上げることくらいは敢行しなければ人口流出は止まらない。
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2019年7月 小俣町多目的広場
この七月八日で、ここ足利に転居して丸一年が経った。人生の最終章での決断を振り返ると、思いもよらなかったコロナ禍と出会うこともあったが、ベストチョイスだったと実感している。

そして、国がどうのこうのという前に、「地域」をどう回すかを第一義として生きてゆくことの方が生産的だと感じる今日この頃です。

では、では。