飽和点
 
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2005~2012  常滑レポート index
今年の花粉はすごく攻撃的で執拗な感じがする。まるで野生の猿のように野山を走り回っていたころのことを想えば、随分と堕落してしまったものだと痛感する。

花粉のアレルギーが出始めたのは、ちょうどタバコを止めたころからだから、かれこれ10年以上の歳月が過ぎたことになる。一難さって、また一難ということだ。
 
   
今年はせっせと畑に通ってラッキョウの世話をしたり、めずらしくジャガイモなども作付けてみたりもしているのだが、春さきから畑に出てくる土筆をせっせと摘んでいる。

すぐに胞子を飛ばしてしまう土筆の中から、いまだ青い頭を持ったものだけ選んで摘んでは袴をとり湯がいて卵でとじたりして頂くのだが、取り立てて美味しいというものでもない。ただ、ほんのりとほろ苦さが口内に春の季節を運んでくれるだけだ。
 
そして、土筆の胞子を取り込むことで多少なりとも杉花粉のアレルギーに対抗できればなどと微かな願いを込めてみたりもする。いずれ、桜の花が散る頃ともなれば開放されるのだから春の憂鬱を楽しむのも悪くはないのだけれど。

花粉の取り込み量が一定容量を超えると花粉症が発症するというのは、とても素人にうける説明だが、そんな単純なものではないことも解り過ぎるほどにわかる。ただ、同じ環境で同じ事をしていれば、ある段階で飽和状態のようなところに陥ることは往々にしてあることだ。
 
 
学生のころから付き合いのあった隣町の同業者がこの春で退職するという連絡を受けた。僕より3才ほど若いのだが、飽和点に達したのだろう。周囲の状況はどんどんと悪くなる流れで、それに抵抗しても勝ち目は無い。広い農地はあるし蜜柑園も持っている。

翻ってわが身を見れば、これまたかなりの飽和点に達している観が強いのである。こういう場合はフィールドを変えることが肝心かなと考えている。新たな展開に向けて本格的な整備を進めることにしよう。
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