立 春
 
常滑レポート index
02/06 立春 
一区切りの正月   
楽園への道
大晦日 才能のこと  
大まかな流れ
半世紀・反省期 
公募展
蝉しぐれ
公募展 
アニメ
薪窯焼成 
 燕の巣造り
売れてなんぼのもんや 
至福の時間
フェスティバル 
研修生
無常
春が来た 
歴史的新年の閃き




2005~2010 常滑レポート index
大寒が過ぎて太陰暦の元旦が近い。旧正月だ。そして、一週間もすれば立春となる。春は名のみの風の寒さを感じる頃だが、梅の便りがどこからともなく届くようになるのを想い描くだけで、なんとなくうきうきとしてくる。  
   
   
 設立50周年を迎えた陶芸研究所と30周年の民俗資料館が、この春から統合して新たな研修棟を加えての船出となる。ここに至るまでの議会説明やら検討会やら、業者選定、建設工事、地鎮祭、周辺住民からの苦情対応、さらに予算作成とカリキュラム作成、新規研修生募集などなど、よくまあやってこれたものだという感じだ。
 
 それも、現在進行形の研修生を抱え、資料館の展示企画もまわし、おまけに大部な県史の編集作業を兼ねて来たのだから、自分で自分を褒めてあげるしかない。そして、この調子で新しい年に向おうとしている。  
常滑市民俗資料館




 研修生の選考に向けて、徐々に応募者も集まってきている。芸術の世界、才能をいかに開花させるか。何に向って努力していくか。とりあえず焼き物の世界でそれをするにおいて常滑というフィールドは悪くない。
 しかし、この界隈に埋もれていたらだめだ、ということもまた確かだ。ここをベンチとし
て各地に出張っていく人材をいかに育てていくかだと思う。エントリーしてくる連中もかつ
てのように若者ばかりではない。

 それだけ、やりたい事に焦点が絞られているとも言えるのだから、できるだけの手助けをしようと思う。時代は逆風が吹きまくり、厳しさは増すばかりだが、そういう時だからこそ本物が生まれる確率も高くなる。
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 名古屋での編集会議を終えて都心のギャラリーで個展開催中の近年の修了生に会ってきたのだった。焼き物は作品の素材の一部として、穀物や流木や蜜蝋などを組み合わせた自分の世界の提示は、心地よい空間であった。


 そして、この作品を都心ではなく木漏れ日のまたたく森の中とか、砂浜に遊ばせてみたらどんなになるだろうかと、作品から別のイメージが広がってくる。また、そんな試みをしようと企んで埴物作品を1点購入。作品が手元にくるのを心待ちにしよう。春は近い。