(恵比寿重蓋・・・もう一文字入れて完成かな。。。)













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今流行りの黒字倒産か・・・・。


今年は、なかなか産地山中から木地が仕上がって来ず、オーダーが溜まりに溜まって、あちこちに迷惑を掛けている。ここ数年、産地の事情が変わってきて、様子がとても見えづらくなってきている。日本産・中国産を問わず、漆にまつわる流通の流れも大きく変わってきているが、これとて見えづらい。



轆轤の技術を習得して椀の木地を自作するのはちょっと難儀だ。自分で形を作れる乾漆や指物の作品を増やしていくしかないのかな。。。
 
運良く、工作から塗りまで、すべてが一貫して自作で仕上げている落書きシリーズの折敷や銘々、そしてコースターが結構多くの皆さんに喜ばれているようなので何とか急場を凌いでいる。

(「落書き錫磨き折敷」............. photo by sinajina.jp)
この『落書き錫研きシリーズ』だが、六本木・SAVOIR VIVREでは、地元六本木でブレイク中のミシュラン二つ星★★日本料理店や、神戸有馬温泉で八百年の歴史がある老舗の旅館でもお買い上げ頂いているということ。こういった現場で使って頂けるということは、格別な嬉しさがある。

感謝。



錫シリーズは、かれこれ30年近く続けているが、『落書き錫研きシリーズ』は、20年前、やはり六本木を本拠地とするデザイナーやカメラマン等の所謂玄人の方々に限定されて好まれていたが、ここに来て一般の方々にも気楽にお使い頂くようになった。これはこれで嬉しい。

(春夏秋冬・・・「秋」)




















現在進行中だった作品達
それにしても厳しい世の中がやって来そうだ。生産性の低い伝統工芸は、相当工夫しないとこういった状況に対応が遅れそうだ。だからといって、すましたミニマルな器だけ作るのは根性がなさ過ぎるし、能がない。

経済原理に沿って「装飾」を捨てた方が、そりゃ~割は合う。でも、好い形の器に、古文字や落書き、そして、彫り物を入れたいものだ。「装飾」に人間の表現の核があるとする直感は、さほどずれてはいないと思っている。



ここ最近は、殷墟文字(古文字)を書くことが楽しくて仕様がない。白川静氏の辞書首っ引きで、深く楽しく愉快な文字を探し当ててはニンマリとしてノートに記録している。



歯に虫を書いて「虫歯」とは、「ダジャレか」・・・と突っ込みたくなるが、本当に殷の国では使われていた文字だ。悪い霊が取り憑いて虫歯になるものと考えられていたという。



漢字は、おもしろい。























爪盤............蒔絵用の筆を使って文字を描くために、色漆を置く手製のパレット

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さて、気が付けば立冬。今年は、いろいろあって一年が特に早い。仕事が詰まって、果たして『大林派展』に行けるのかどうか心配になってきた今日この頃です。 page top