春の風が吹いたかな~と思ったら、雹は降るわ、雪は降るわ、霰は降るわで、昨日はとんだ春分の日でした。



さて、このコーナーでは余り自分の好んだ書物を推すことはありません。というのも僕の感心する書物が大体”普通じゃない”と思えるものが多そうだからです。

この歳になると、その辺のことは(自分が平均偏差値の外側にあるということ)了解できているので「こんなに素晴らしい本は他にねーぞ」と思っても、ひとに『心的現象論序説』(吉本隆明著)を薦めることは先ずありません。

それでも『なくしたものとつながる生き方』(尾角光美 著は、掛け値なしに素晴らしいので推します。
 
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「嫁入り前の記念写真」
本日『落書き錫研 Table』をNPO 麗潤館に嫁に出しました。今まで、とても活躍してくれたので化粧直しは入念にしたところ、見違えるように輝きを増しピッカピカでした。関東ならクロネコヤマトの宅急便ですんなり扱ってくれるのですが、ここはローカルなので中一日空いた「ヤマト便」になっちゃいます。


茨城県は大子町では、間違いなく活躍してくれると思います。これに目を付けた館遊彩さんは流石見る目有ります
先週、お隣の養父市までフットサルに出掛けたまでは良かったのですが、メンバーの一人がゲーム中突如抜けて30分も戻らない。。?どうやらインフルエンザに掛かってお腹を壊したらしいのです・・・・。

その夜、僕も何だか調子が悪く寒気がします・・・疲れもあったのでしょうか貰っちゃいました;;;

お蔭で、昨日は、Table の厳重な梱包に一日掛かってしまいました。個展前にこじらせるとヤバイので本日主治医のお世話になりました。何となく漢方薬が効いてきたような。。



ここに来て、こちらも大分春めいてきました。残念なことに、桜が咲くころに個展準備が佳境に入りそうです。



  花の色は 

      うつりにけりな いたづらに

   わが身世にふる ながめせしまに      小野小町





凄い歌です。 ほんと唸ります。。  やはり美人は薄命の方が良いのかも知れません

絶世の美人が盛りを過ぎて、その美しさが衰えて行く様は、ものの哀れを誘うものですが、仕方がありません。それにしても日本人は、うつろいゆく「時」を掴むのに長けていますね~。一瞬の刹那を切り取って定着してしまいます。
僕は若い頃、桜は嫌いでした。多分それは入学式や卒業式と重なっていたからだと思います。過敏だったのでしょう。

桜って好いな~と想い始めたのは恐らく四十過ぎてからでは・・・・。それは、色々な自分を受け入れられるようになってからでしょうか。





          最後の春休み         松任谷由実


    春休みのロッカー室に 忘れたものを取りに行った
    ひっそりとした長い廊下を歩いていたら泣きたくなった
    目立たなかった私となんて 交わした言葉数えるほど
    アルファベットの名前順さえ あなたはひどく離れてた
    もしも出来る事なら この場所に 同じ時間に
    ずっと ずっと うずくまっていたい
    
    もうすぐ別の道を歩き 思い出してもくれないの
    たまに電車で目と目があっても
    もう制服じゃない

    窓の近くのあなたの机 ひとりほおづえついてみる
    ふたをあけると紺のボタンが隅のほこりにまぎれてた

    もしも出来る事なら この場所に同じ時間に
    ずっとずっとうずくまっていたい

    もうすぐ別の道を歩き 思い出してもくれないの
    そよ風運ぶ過ぎたざわめき
    今は春休み 今は春休み
荒井由実が、小野小町に迫るかどうか分かりませんが、彼女が望むように「よみ人しらず」となって彼女の遺した吟が、これからも多くの人に歌い継がれていくことでしょう。

『最後の春休み』を聴くと、こちらの想いを伝えられなかった娘や、何となくこちらに好意を持っていても、こちらが見向きもしなかった娘を思い出します(けっこう振ってます)。みんなどうしているかな。。


そう、冒頭の『なくしたものとつながる生き方』ですが、とうとう今月から定期購読し始めた神戸新聞に紹介されていたのが目に留まりました。

この地はへき地?なので、新しく転入して来ても新聞の勧誘に全く来ません。そのうち来るだろうと悠然と構えていたのですが”なしのつぶて”。とうとうこちらから本社に問い合わせて購読が決まりました。都合のいいことに朝刊のみの配達です。辺境なので夕刊は御座いません。おまけに200円割り増しです;;

でも、157円?払って電子版が読めます♪これはお得。

ほとんどタブレット版で読んでいるので、部屋の片隅に新聞紙と広告がピンピンで放置される様を見て「なんかもったいね~。 これ片づけんのめんどうくせ~」と、「長期出張で家を空ける」ということで配達を止めてもらえますか?と電話したら、初めて店主がわざわざお見えになって「あ~....電子版だけですと今より割高になりますが、どういたしましょう?」と仰るので「しばらく留守にするということで処理して頂けませんか。。」と応えると、敵 、じゃなくて店主は、しばらく考え込んだ後「本社に相談し・・・・」「いやいやいや、分かりました、そういう事でしたら、新聞紙はちゃんと片づけることにしますので、今まで通り配達をお願いします;;;」。     空気よめね~~。。
どの地でも、はっと春を気付かせてくれるのはオオイヌノフグリですね。↑ の画像は、大分前にアップした雪景色の日、わずかに雪が解けたところにそっと咲いていたものです。未だに一番好きな花かも知れません。


そうでした、今回は3.11に触れようと書き始めました。とてもデリケートでこういったところで取り上げるのには難しいテーマです。昨年転居してからずっと余裕がなかったので、以前でしたら深く取り上げられたテーマも、つい重くないテーマにずれて行ってしまいます。ここに来て色々な意味で大分余裕が出来てきたのでしょうか、他人の痛みにも多少配慮できるようになってきたように思います。


それにしても震災で家族を失った方々に僕らが寄り添うのはとても難しいことです。僕らに出来る一番自然な振る舞いは、「忘れないでいる」ということと「彼らの死を無駄にしない」ということのように思います。具体的には、自分の住む地域に、悲劇を普遍化して降ろしてゆくということになるのでは、と僕は考えています。というのは残念ながら、その忘却度は、悲劇が起きた”場所”からの距離に比例するからです。これは仕方がないことです。
   
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夜久野ヶ原茶堂の大銀杏
『なくしたものとつながる生き方』に目を通すと、ホント人間て不公平に、そして不平等に生まれくるんだな~と思います。今更ですが。。でもそんな奈落の底から這いあがった人は、その人間の絶対値というか負の経験を含めた幅がもの凄く大きいので、その経験(痛み)を他人のために転用すると、これが想像を絶するエネルギーというか力を生み出します。

この本を読んで気が付くのは、どこを開いても”ほんとうのこと”しか言葉にしていないことです。まったく嘘がないのです。地獄と修羅場を潜った人間は、そこから生還するとステージが上がるのでしょうか。きっと潰えてしまった方々の魂が、正のエネルギーになって残った人に宿ったものではと思えます。

日本に古くから伝わる土着の神は、大抵元は人に迷惑をかけてばかりいた云わば”ならず者”でした。大黒天然り恵比寿然り。これらの神は、”外来種”ですが、多分昔から日本に存在した神々と重ね合わせられ自然と馴染んでいったのだと思われます。「神」は人間の理想とする姿を表したものですから、古来から人は、一度”落ちて”そこから再生することのなかに真実を読み取ったというか美学があったのではないでしょうか。

昨日、いつもの様に「エホバの会」の方がいらっしゃいました。お話をしていた時に思い出したのですが、僕が中学生のころ通っていた教会の牧師さんは云わば三重苦でした。目は悪い、耳は聞こえない、加えて身体障碍のため車椅子と松葉づえを使っていました。でも、明るい方でした。確か上野先生と仰ったと思いますが・・・・・・。今考えるとこんな不公平はないような気がします。それでも明るく生き続けていらっしゃった。。人間って何なんでしょうね。。

養父市内9号線沿いで見つけた枝垂桜
漸く確定申告を終え、風邪も治ったようなので二週間振りにお隣養父市までフットサルに出掛けました。途中、国道9号線沿いで見事な枝垂れ桜を見つけました。ライトアップされていてそれはそれは見事でした。帰りに寄ろ~とゲームを堪能した後に帰宅途中目印のライトアップされた路肩に車を止めようとしたら、既に先客が。何とさっきまでご一緒していたフットサルメンバーです。「考えていることは同じですね~」と声を掛け合って後は撮影モード。

どうやらお寺の敷地内の様です。「西方寺」とありました。
人の幸せが景気不景気に連動している社会は不幸です。相当成熟しているはずの僕らの国は、依然として好景気の先に幸せを描いているように見えます。そろそろ景気の良い悪いと違った次元で生きる術を身に着けたいところです。



社会が、そして資本主義が成熟してゆくということは老成するということですから、高度成長期をリアルタイムで経験した人間にとって何となく、覇気がなく侘しく寂しい感じてしまいます。でも、それは感情の基点が、未だに高度成長期に設定しているところから来るのだと思います。


藻谷浩介さんの「里山資本主義」ではありませんが、形振り構わず経済成長至上主義に嵌って、自分も社会も見失ってしまわないよう、それに代わる地域や社会の包摂度を上げていきたいものです。


僕の住む町は、首都圏に比べ圧倒的に平均所得は低いと思います。それはスーパーのイーオンに陳列されている商品アイテムを眺めれば大体見当がつきます。逗子のマーケットで良く買ったビーフのスペアリブなどは先ず見かけません。おまけに普通の豚コマとかでもとても高いと思います。多分肉は贅沢品に入っているのでしょう。でも不思議と不幸せな感じがしません。何かとても楽~に生きていて好い感じです。

周りを見ても余りオシャレをしている様子もなく、ちょっと寂しく感じる時がなくもないのですが直ぐ慣れます。人間自死するまで頑張る必要などありません。その点僕らは、もうちょっとラテン系の人たちを見習った方がいいと思います。










確定申告と風邪で大分間が空いてしまいました。そして、個展の準備もあり、ゆっくりと更新が出来なくなりますが、なるべくマメに更新が出来たらと思います。


いよいよ来週は、古文書教室の先生らと元漆問屋の安福さんのお宅を訪問し、のこされた資料の下調べです。もちろん僕は只のお供ですが。。



では明日のため床に就くこうと思います。

おやすみなさい。(am 0:05)。