伊達政宗 騎馬像
 
東北に出掛けた。



初日は東北道を飛ばして、先ずは青葉城跡へ。東北大学キャンパスを抜けて城跡に出るルートを通ったが、敷地もゆったりとして緑も多くまるで国立公園の呈。地方の国立大学は恵まれている。
 青葉城そのものは先の戦争で焼失してしまい残っていない。天下人ではない戦国の武将は、身の処し方が難しかったに違いない。それ故か、家紋だけで八つもある。それぞれ使い分けて、時の権力者との距離を上手く測ったのだろう。



伊達政宗の残した史蹟は、当然ながら仙台が京都・大阪・江戸のような政治の中心地ではないので、それなりに質素。いくつかの施設は、未だに震災の影響で閉じていて重要な石碑なども一部倒壊したまま放置されている。復旧が遅れているのは何も津波の後の瓦礫ばかりではなさそうだ。




今回の一番の収穫は、ほとんど期待していなかった仙台の「地底の森ミュージアム」で見つけた冊子『漆の考古学』と『送りの考古学』との出会い。これだけで今回の旅行の元は取れた(これには、順次触れる事にします)。
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(「みちのくダービー」 モンテディオ山形サポーターの熱い声援)
 
青葉城をあとに一路ユアテックスタジアム仙台へ。関東では、まずあり得ない球場横の駐車場へ駐車可。山吹色のユニフォームを着たサポーターと列んでゲートを潜り『みちのくダービー』(ベガルタ仙台とモンテディオ山形の両チームが対戦する試合の呼称)を観戦。



ベガルタ仙台のホームゲームだったが、熱の入ったというより魂の入ったモンテディオ山形の応援は、胸を打つものがあり僕らの地元横浜FマリノスやFC横浜のサポーターとは次元が違っていた。仙台のサポーターも鬼気迫るものがあり、キックオフのホイッスルを聞いた途端涙が出そうになった。

モンデデイオ山形サポーター応援席
評判のユアテックスタジアム仙台は、サッカー専用スタジアムで観客席とピッチは近く、TVとはまったく違った臨場感がある。サッカー観戦はこうでなきゃダメだ。間近で観るJリーガー達は、やはりボール扱いが上手く広いコートを縦横無尽に駆け回っていた。上位チームでなくても十分楽しめる。









































 
サッカー好きでない方には、何の興味も湧かないと思いますが、試合結果は 2:1 でホーム仙台の勝利でした。僕自身は、山形の方に好きな選手が数人いて、上位チームでは出場機会が得られないため流れてきた選手の頑張りに胸を熱くさせてもらいました。



かみさんが気を使って立てたJりーグ観戦、観戦前はどうも今一つノリが悪かったのですが、スタジアムの指定席に腰掛けると何処吹く風。キックオフ前に喰った宮崎名物「牛タン弁当」の味は、試合前にこなすウォームアップの選手の動きを夢中で追いかけていたのでまったく覚えておりません;;;

腰痛と足の痺れでドクターストップがかかっている身でしたが、早く復帰してボールを蹴りたくなりました。でも、焦りは禁物「東さん、のんびり焦らずにいきましょう」と主治医に肩を叩かれたことを思い出し、気長に構えることを自分に言い聞かせました。



















柳沢・関口・梁勇基









山崎・下村他




















 
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仙台の「地底の森ミュージアム」で見つけた冊子『漆の考古学』の話はページを改めて紹介します。あしからず。  page top