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今の季節を深く感じ取れるのは、次にやって来る季節を含んだその時から・・・・というのが僕の持論です。


ここ但馬は、すでに冬の気配さえします。抜けるような空の蒼さや、夕刻に近付く陽の光を受けて金色に輝くすすきの穂は、しっかりと深まる秋を演出しています。



時の経つのは残酷なまでに速く、去年の今頃Americanclubでの個展準備に汲々としていたのが嘘の様です。仕事場の環境が整わず、身も心も個展といったモードにはなれませんでしたから、生まれて初めて経験した辛い個展になりました。あれから一年、よく立ち直ったな~と自分ながら感心しています。
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『網膜に映ったもの』
僕の仕事が遅いということもあるのですが、何せ乾漆は手間が掛り苦労します。仕事そのものは、自分でフォルムを生み出せるので楽しいのですが、仕上がるまで時間が掛かりすぎます;;承知してやっているのですが。。

でも、一つとして同じものが出来ないところは付加価値性を上げると思います。その点陶芸に似ているかも知れません。一応、型はあるのですが少しずつ違っています。布を重ねて張り、その上から飛び粉(木粉)を蒔き塑製して行くのですが、この間に少しずつ個性が出て来ます。この過程の生産性を上げられないかな~というのが今後の課題でしょうか。








乾漆ぐい呑み「 17th C BC」
乾漆を手掛ける場合、機械化できない形というか、轆轤等で出来ない左右非対称のものを敢えて作るようにしています。モダーンなフォルムは無意識の領域に押し込み、インスピレーションをもらうのは、僕の場合どうしても古代になります。中国や中央アジアのある時期、共通して同じフォルムが生まれます。中国だと「鼎」と呼ばれる三本足の器がそれに当たります。僕の好きな殷墟文字が生まれた殷の時代に多く作られているので、この時代の文化そのものが魅力的なのかも知れません。

中国四千年の歴史とよく言われますが、この時代のものは魅力的だな~と思えるのは僅かです。僕の場合、四千年の中で、新石器時代、殷、そして宋の時代しかありません。


尊と呼ばれる四本足のブロンズ盛器も魅力的です。これは鼎が発展して生まれたとされます。技術的にレベルが高くないと、四本足全てががたつきもなく仕上げるのは難しいので、それ以前の鼎は、どう作っても座りが良い三本足になったと思われます。

鼎..........中国「大汶口文化」
上の陶器は、中国新石器時代の後期の「鼎」です。未だ動物の具象が残るフォルムで何となく血が通っている風なところが暖かくてユーモラス、そしてチャーミングです。

尊...........殷末期






内側の底部に鋳造された殷墟文字
毎日、コアなニュース番組を radiko で聴いている訳ですが、TVのニュースではここまで深めることは出来ないな~といった報道が二つありました。一つはエボラ出血熱の感染報道です。
 
みなさんアフリカからの入国者に敏感になっている様ですが、忘れてならないのはアフリカと中国の深い経済関係です。既に中国には、アフリカから100万人の人々が入国し何らかの経済活動をしているとのことです。中には貧しいアフリカを捨て、不法労働でそのまま中国に残留しているアフリカの人々が数十万人いるといわれています。この人たちの現状は、闇から闇に消えてしまって表に出て来ません。おまけに数年前の鳥インフルエンザ(サーズ)の情報を中国政府は隠蔽し実情を正しく表に出すことをしませんでした。当然、今回のエボラ出血熱に関しても同じ対応をすることは自明です。

そして、日本と中国の経済関係もとても深い訳ですから、中国本土での中国人やアフリカ人の感染状況を把握することは、今の中国の国家体制の下では不可能です。そして、いろいろ言われる中でも中国からの観光客は激増しています。もう水際でコントロールすることなど出来ません。グローバル化とはこう言ったことを言う訳です。
そしてもう一つのニュースというのは、小渕さんの件です。勿論、とんでもなくずさんな経理だったわけですが、実は幾つか憶測があって、その一つが原発再稼働に加担したくなかった小渕さん自身が自分で仕組んだというストーリー。それから、再稼働を進めたい経産省がすっぱ抜いたというお話。それから、安倍政権は持たないと踏んだお役人がリークしたというお話。そして自民党の中からリークしたというお話。それぞれワイドショー的な物語の構成で面白いのですが、真実は闇の中です。

いやー政治って読みづらいですね~。
歳のせいでしょうか、このところ肉より魚の方が美味しいと感じるのです。上の画像もカレイの煮つけです。その前の日は、秋刀魚でした。以前は、骨は勿論のこと、皮とかも何だか気持ちが悪くて捨ててましたが、今は生ゴミを出したくないということもあって、骨とか皮もフライパンでこんがり焼いて美味しく頂いています。その辺に売っているお摘みより余程美味しいです。身体にも良さそうですし、一石二鳥でしょうか。

お気に入りのシューズ
昨晩、二ヵ月ぶりにフットサルをしました。

夏の終わりに持病の膝にガツンとハールされて水が溜まり休養。その後、仕事が押せ押せでプレーどころではありませんでした。ほんと単純なんですが、ボールが蹴れないとやたら思考がネガティブになります。同じ人間か?っていうくらいドンと落ちます;;


それでも晴れ間をぬって近くの広場でドリブルの練習をしています。以前は、1260回で未だ余裕を残すくらいリフティングが出来ましたが、三年前に県大会でハールされ転んで腰を打った際、脊椎を潰し、お蔭で右脚の末端まで血液が十分行き届かないようになり、その勢で神経麻痺が続いています。

足首が固定し辛いのと、プレーを初めて40分過ぎたころに麻痺は進み感覚がなくなります。でも、この歳になると多くのケガを乗り越えて来ているので、リハビリをしながらプレーするという高等技術を会得しています。なのでリフティングも100回そこそこだったり、良くて200回程度になっていましたが、先週はやっと460回出来て機嫌をよくしました。

そして、理由も告げずにこちらに来たので気を悪くしているだろうな~と自粛していた電話を簡保の手続きで、どうしても連絡を取らなければいけなくなり、次男耕介にメールや電話をしました。やはり親子ですね、一年以上経つと冷静に話ができ楽しく長電話しました。そして、心から身が軽くなるような安堵感を持ちました。親子って重いんだな~と再確認。これで自粛していた息子達の小さかった頃のビデオを観ることが出来ます。
そういった流れもあり、軽い足取りで出掛けた昨日のフットサルは、二ヵ月ぶりとは思えないほどの絶好調で、10点程点を取りました。山なりのコーナーキックをダイレクトボレーで決めたのと、左60度ゴールを背にして寄せて来た相手をバックヒールで交わし、そのまま角度のないところから左足を振り抜いて決めたのがベストゴールでしょうか。

集まったメンバーは、当然僕より皆年下で、1/3は30代、次に40代ですから自分で自分を褒めちゃいます(レジェンドと呼ばれてます♪)

側溝
僕の家は、終戦の年に建てられたと登記簿にはありますが、当時資材等が充分であったとは思われないので、恐らく登記した年月日より実際に家を建てた日の方が古いのではと思われます。村のドン詰まりにあるのですが、引っ越してきた当時は特に気が付きませんでしたが、ここに来て家の周りの側溝の蓋が経年劣化で崩れ落ちて危険な状態です。

ずっと空き家だったので車の通りも少なかったのでしょう、このところ工事車両やら宅急便やらが頻繁に往来するようになったので、側溝の蓋が何か所か破損陥没して危険な状態です。意を決して行政に連絡をしたところ、すっ飛んで来てくれました。お役人が言うには、相当古いものなので縦に一本鉄筋が入っているのみで、敷設されたのは相当前だということでした。早速業者を手配して再来週には本格工事に入るとのこと。言ってみるもんですね~。


古民家ということは、色々なものが併行して「古い」訳ですので、色々なものが一斉に痛んでくるということになります。
朱って美しいな~とつくづく思いながらの作業です。

ニュースでは、中国船が大挙して押し寄せ、小笠原の赤サンゴを密漁していると報道されています。今中国では、赤サンゴが高値で取引されているのですが、その訳は、「赤」が福を呼ぶ縁起の良い色とされているためだそうです。

昔から、赤という色には魔除けの働きがあるとされ、古墳の床や壁を朱色を塗ったり、埋葬された死者の額に朱で×を書くことで悪霊を祓っていました。

朱を科学すると、鮮やかな朱は、ほぼ有毒な有機水銀系の成分で出来ているためカビ等も生えません。このことが悪霊が付かないと解釈され、やがてそのことが福を呼ぶという象徴になったと思われます。

最近気づいたのですが、白い雑巾はカビが生えるのに、赤い雑巾は生えないという事実です。やはり赤の塗料には、毒性の強い成分が含まれているのでしょう。 
 
瓢箪紋彫








瓢箪紋唐草
 箱根強羅にある「ハイアット リージェンシー 箱根」さんで、今月8日から小さな展示会をもちます。といっても小スペースを飾るだけですが、初めての空間なので変なものは飾れません。そのため初めての方でも分かり易い「瓢箪紋椀」を用意しました。表は彫、裏は今回初めて唐草紋を配しました。手間の掛かる方、掛かる方へとシフトしていくのは性分?



朱色を web で見せるのはとても難しいのですが、最近のカメラは優秀なのでしょうか、僕の腕がいいのでしょうか、モニターではマンマに見えています(皆さんのモニターにはどのように映っているのでしょうか・・・・)。
 
蕪紋合鹿椀
気が付けば、この連休は勿論、この前の連休も仕事をしていたような。。あまり良いことではないような気がしますが、貧乏暇なしなので仕方ありませんね。昨日も、リーグ戦の助っ人にとお誘いを受けていたのですが、残念ながら参加出来ませんでした。


明日は荷造り、そして発送となります。結局、休みはなしです。

今週は、時間を捻出して京博で国宝展が開かれているので出掛けたいのですが、根っからの無精者なので家でペンキ塗りか何かをやっていそうです;;


それでは、秋の夜長をお楽しみください。
 
裏山の霞