Title:「羊の眠る丘で」


(展示空間)


size:h 250 ×w 50 ×Ø 35 mm up

素材:栂
着色:アクリル絵の具・水彩絵の具
オブジェのようなものを作るとき、作品そのものを作る喜びもさることながら、もう一つの楽しみも待っている。それはタイトル。作品に膨らみを持たせる意味で Title はとても大切。

タイトルは、作品の仕上がりと同時にフェードインするように浮かぶ場合もあるが、多くは作品と向き合って「向こうからの声」に耳を澄ます事の方が多い。
 全然、先方からの声が聞こえてこないので、無理矢理こじつけると、良いことはない。

また、タイトルがよすぎて作品が霞んでしまうこともある。

今まで付けたタイトルの中でお気に入りのものは・・・・・・

『牛乳パックを踏んだら芹の香りがした』

ドイツでの個展の際、ギャラリーを紹介してくれた美術評論家は絶賛してくれたが、ギャラリーのオーナーは、その意味を評論家に聞いた後「気が狂れているのか?」と冗談交じりに”わからん”といった風だった。

そう、分かる奴が分かれば好いのだ・・・・。

『庭から見えた海』

それから

『かさこそと、そして百済に寄り添ふ』

なんて言うのも好きかな。

この作品の詳細は→→ Today's working