![]() 2011年 年賀状 |
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あけましておめでとうございます。 昨年、かみさんの身内に不幸があったので、年賀状はパスして寒中見舞いでも書こう・・・・と思っていたところ、年初七十通以上の年賀状が届いたので急遽年賀状に切り替えて三が日制作に励んだ。 |
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![]() (長男が5歳の時の年賀用版板木.............「よ」とサインがあります) |
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一枚一枚戴いた賀状のコメントを熟読して、それぞれの方々の思いを汲んで返事を書くことは、生まれて初めてのことだった。 暮れに焦ってアクセク書く賀状にはない、無意識まで拾えそうな文面は、手紙や葉書の本来の持ち味が出て来年もそうしようかな~と思ったりもした。 ただ元旦に届く賀状は、それはそれで格別なものがあるので、元気でやっているメタファーでもある賀状は、正月元旦に届くに限るのかも知れない・・・・ |
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![]() (没になったスケッチ) |
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昨年暮れ一応考案していた幾つかの原案は、正倉院に所蔵されている漆器の箱物に描かれた格調の高い兎を、実際に廃材に彫刻し、それをいつものようにPCに取り込んでいろいろ加工して楽しもう・・・と考えていたが、結局暮れは仕事の切りが悪く、この原案は没となった。 この流れの中で思いついたのが、「昔の作品の再生」だ。24年前、長男曜介が未だ五歳だった頃、ベニヤ板をあてがい「年賀状用に使うので、兎さんを彫ってみる?。。」と伝えて仕上げた版板木が残っていたのを思い出し、今回使うことにした。 |
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年初、賀状は書くつもりがなかったので、HP用の「謹賀新年」だけは殷墟文字で用意していた。ただ筆で書くだけでは能がないので、書いた文字をPCに取り込み、それをネガに反転させ印刷。文字のひとつずつを指でちぎって並べたものを写真撮影、それを再びPCで取り込み画像化した↑↑。 これをそのまま使ったものも仕上げてみたが、今一つで没↓ |
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やはり、画面一杯を使って描くのが一番迫力が出る。それだけじゃ物足りないので好きなハート♥に忌野清志郎の詩を英訳し色刷りに換えて組み合わせる。 | ||||||||
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モニターで確認出来る色は、印刷機を通すとまったく違った色調になってしまう。そこで、PC(もちろんphotoshop)をつかってCMYK(印刷用の色調)に変換し、ちょっと地味な色調に我慢しつつ完成。 | ||||||||
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モニターでは、色鮮やかにこう↑↑見えています。 幾つになっても、お絵かきは何でこんなにも楽しいのでしょう。。 さてさて、今年は、景気が良くなりますように・・・・とみなさん仰いますが、どう考えても良くなりっこないので、それより、景気が悪くてお金がなくても、明るく楽しい幸せな人生が送れるような社会をどう作ったらいいか、みんなが、真剣に思案する年になればと願う年の初めです。 本年もよろしくお願い致します。 |
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