| はーと落書き万葉小厨子 |
size : h 7.5×w 12.2×d 10.0 cm |
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| 文字や記号が好きだ。その訳は・・・一つには、記号が共通言語として流通するまでの歴史の分厚い意味の堆積を感じるから。加えて、記号が自律的に独り歩きしてゆくところも気に入っている。どん詰まりは、記号そのものを記号化して、意味を無化出来てしまうところもおもしろい。そして、記号や文字をアットランダムに描き散らかす落書きも堪らなく楽しい。特に、漆工芸は、木地の選定から加飾や彫を入れて仕上げるまでの40工程以上を前もって計画的に進めなければ仕上がらない。それを繰り返していると、その予定調和的な作業が時々嫌になる。そんな時「落書き」をしたくなる。 今回紹介する「はーと落書き万葉小厨子」も、そんな気分の時生まれた。漆工芸は、予定調和的に作業を進めると言ったが、加えて陶芸の様に偶然性を作業工程に入れることもない。ほんと真面目で堅物なのだ。ここで使っている「緑青」は、ブロンズ蒔絵を腐食させて緑青を噴かす訳だが、どんな風に噴いてくるか見当はつかない。つまり偶然性をより多く期待できる。そこが好きだ。 |
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実は数学で飯を食おうと思った時期もあった。数学は、今でも好きで高等数学の数式も美しいなぁと思う。今回も駄洒落を織り交ぜて数式を創作してみた。愛(ai)は、数式でカリカチュアでもしない限り、そこに触れることさえ照れくさいし難しい概念ですネ。![]() 因みに、世界で一番美しいとされる数式はオイラーの公式とされ・・・ ・・・・ ![]() もっとメジャーなのが、アインシュタインの有名な特殊相対性理論から導き出した公式です・・・ 字面としてはオイラーの公式の方が格好いいでしょうか。 |
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中世の音符も美しい。 実は、インディアンは文字を持たないのですが、とてもチャーミングな絵文字を持っている。↑この絵文字は、アメリカの国会図書館に所蔵されている恋文で、差出人は
熊トーテムに属する少女で、対手は山椒魚をトーテムとする氏族の若者です{『文字講話 第一話 「文字以前」』(白川静著)に殷墟文字と並んで紹介されています}。 |
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(front) |
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| 相合傘 |
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(top) |
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(right) |
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(left) ![]() |
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| 正直を言うと一番書いてみたい文字は平仮名になる。ただ、平仮名の持つ美しさは、元来墨と筆で表現されるものなので、極細の面相筆を使って、硬く粘度の高い漆を墨の様なスピード感をもって書くことは不可能だ。息を止めてじっと集中してゆっくりと書く平仮名は美しくない。その意味で、平仮名はスピードが命だと思う。諦めている訳ではないので、いつか工夫して挑戦してみたいとは思っている。 わが恋は千引の石を 七ばかり首にかけむも 神のまにまに Let my longing be as great as seven
boulders each a thousand men must haul all hung
upon my neck― I leave it to the gods.
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(back) |
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| その他の文字 :殷墟文字(春夏秋冬、愛→無尽蔵) | ||||||||||||||
(open) |
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| size : h 7.5×w 12.2×d 10.0 cm 仕上げ:ハート部*****金蒔絵 緑青部*****ブロンズ蒔絵(腐食)+日本画岩絵具+シリコンコーティング 文字部*****色漆、パール粉 本体素材 :天然木(ヒバ)、MDF(微細に粉化された木材を圧縮したもの) |
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| 新しい厨子について >>>>>
詳 細 厨子についての断想(一) 厨子についての断想(二) 厨子への想い 『六本木での厨子展』 |