椿梅紋彫厨子



 

リクエストの声も多く、そして、自分としても挑戦してみたかった「椿梅紋シリーズ」の厨子を手掛けてみました。

一番大変だったのが、実は蝶番でした。会津のALTE MEISTERさんからも、いろいろ丁寧なアドバイスを受けつつ、結局いつも無理な注文に文句一つ言わず、こちらの意図をしっかり反映させてくれる三河仏壇錺(かざり)金具師村井 義幸さんに頼みました。希望通りの出来で、ようやくイメージした通りの仕上がりとなりました。
 編集後記
 「一番始めに手掛けるのは、どこからですか・・・・?」と、いつも熱心にご覧下さるNさんから質問を受けました。最初に注意するのは、どうしても”描かない空間”つまり”余白”です。そして、描き始めは・・・・幹です。もしかすると、派手な椿梅紋の中で一番存在感があるのは、この幹かも知れません。


蝶番も自作を二週間掛けて作ってみましたが × でした。やはりプロは凄いです♪