椿紋彫り椀 A 

幹 部
幹の部分は、強くマチエールを付けるため火山灰と漆を混ぜたもの(江戸の頃までは使われていた手法です)でヘラ引きしてあります。

アドリブを利かして一発で決めなければならず結構スリリングです;;;;。

漆が乾いたのを見計らって実際に緑青をふかします。その後、企業秘密の古びを付けて仕上がりです。

説明を入れると身も蓋もないのですが、実は柄の部分をよく見ていただくと、実際に彫ってある部分と描いてある部分が混在しています。そのことで一つ次元をあげる効果が出ます。