古文字椀(漁×4)

漁 no.1 漁 no.2
漁 no.3 漁 no.4

size: 13.5 × 8 cm
finish:錆仕上げ(外)+渋朱(内)........高台周辺は木地がうっすら見えるよう溜塗り、あるいは摺り漆
文字部:錫粉(蒔き放し)
木地:栃材

原始美術を繙くと、地球上のあらゆるところで、亀にならんで魚はたくさんの記録が遺っている。恐らく、最も捕獲の容易な、且つ重要な蛋白源だったと思われる。

ここで取り上げた「漁」の文字は、同じ殷墟文字ではあるが発見された時代や場所によってかなりの違いがある。

また、網や釣り竿、そして仕掛けなどを駆使して漁をしていたことが見て取れる。そして、それを象形として文字化しているのが親しみやすさを生んでいる。