金沢卯辰山工芸工房実践講座 第二回  
東 日出夫
 2017.03.23
今日の流れ    
<キーワード>

・日本人が不得意なプレミアムな領域

・装飾とミニマリズム



・「装飾」を手掛ける上で、超えなければならないハードルが二つある。
一つは経済効率、もう一つは、近代化の中で否定されてきた「装飾」、
つまり「装飾は悪だ」といった近代化の精神性。逆に言うと、シンプル・
イズ・ベスト=ミニマリズムの浸透がある。現代は、このミニマリズムが
ベイシックなものとなって全てを規定している。



今、何故装飾なのか…



人のもつ過剰性は、基本的な表現の原始として装飾を支えてきた。
これを経済効率を優先させる近代化の中で否定されてきた。ミニマルは
ミニマルで否定はしないし重要な表現領域の一翼を担っているが、
人間の表現の全てを覆う訳ではない。



市場原理が貫徹する高度資本主義社会では、経済効率を無視して
制作するのは難しい。しかし、人間としてのバランスを考えると装飾を
意識することは、表現の幅と本質を保持するうえで重要な構えでもある。



※ 「どこでするのか」…場所 銀座なのか六本木なのか(文化的側面)。
商業地(新宿)なのかビジネス街(丸の内界隈)なのか(経済的側面)等。 
 <参考資料>

「江戸ラビリンス」
BT1986年 多木浩二/中沢新一

実無限と虚無限

江戸の資本主義と商人の実無限と日光東照宮

桂離宮の空=虚無限
ーーーー ミニマリズム
金沢卯辰山工芸工房実践講座 第一回   
今日の流れ
             
                                      東 日出夫      2016.12.01
 
○僕がやってきたことー1980年代から今日までを振り返ってー



○どう自立するかー地域と伝統工芸ー






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○僕がやってきたことー1980年代から今日までを振り返ってー


<キーワード>
・高度成長期............ data80(web)        CM
・卸業
・galleryと個展..........DMⅠ(SAVOIR VIVRE)   DMⅡ
・バブル/バブル崩壊
・メディアⅠ(婦人雑誌/工芸誌)
・メディアⅡ(インターネット/web shop)...........
SAVOIR VIVRE




○どう自立するかー地域と伝統工芸ー

<キーワード>
・アイデンティティー(地域/付加価値)..........藻谷浩介/増田レポート
・伝統/創造
・東京一極?
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(爆買い?)
・メディアⅡ(インターネット/web shop/SNS ? )..........自立的な情報発信
・ビジネスモデル
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鎌倉彫修行時代


博古堂














倶利盆
 
初個展  1981年
 
 
 

SAVOIR VIVRE 初個展DM











 




 

1984 六本木AXISビル「サボア・ヴィーブル」..........「katachi」主幹笹山氏と
 


























 

2003年 石川画廊
 

『落書錫研き折敷』2016
size:45,4×14,7×1,9(cm)