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2000年暮れ、GALLERY NAKAMA での個展に、25年前の修業時代に制作したこの作品を出品したところ、とても評判が良かったので今回アップする事にしました。
この作品にはいろいろな思い出が一杯詰まっていて、語り始めると止まらなくなりそうです。
当時確か給料が4万円で、その内2万が寮費として摂られてしまったので手元に残った僅かなお金で目の整った安価な建築材を買いました。 公募展のために制作していたので、物量に頼った厚みがどうしても必要で建築材は格好の材料でした。仕事は5時半まででしたから、その後急いで下宿先の台所兼作業場でそそくさと制作に入りました。勝負は夜中過ぎだったので、9時近くになると近所のラーメン屋に行き、ラーメンライスに餃子・野菜炒めそれにビールの大瓶で腹ごしらえし、事に当たった記憶があります。他の仕事でも同じですが、いい仕事をするには体力が全てで、この作品は単純に力仕事だったのでなおさら「腹が減っては戦が出来ぬ」と言うわけです。
努力の甲斐があって、展覧会での評判は良く、この作品を展覧会で見たあるお医者さんが是非欲しいと言った声がありました。しかし、飛ぶ鳥を落とす勢いがあった当時の僕に恐怖した、ある職場の先輩が裏工作してその話をもみ消し、別の作家のものを勧めるといった暴挙?に出たため、結局、この作品はその後人目に出されることなく今日まで来てしまい今回の展示となりました。そんな経緯とは無関係に評判も良く、僕としても何か胸の支えが取れたようです。、なによりもこの作品が一番喜んでいるのでは・・・・・・。
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