![]() gallery 集 |
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| 5月30(土)より兵庫県高砂市の「gallery集」にて個展が始まりました。 僕は、2013年~2019年まで兵庫県(朝来市)に住んでいたので他所の地に来たといった感じは全くありませんでした。ただ、この歳になると正直個展はきつい💦 宝殿駅で京都に住む金工作家の姪っ子と落ち合い、日射しの強い中、彼女の日傘を相合傘にして一路 gallery まで。道々募る話に夢中になり行き過ぎた;;無理もない30年振りに会ったのだから。。 |
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| ギャラリーは和風モダンな造りで、ぴーんと張りつめた空気は流れてはいるけれども居心地はいい。何より各部屋に生けてある花が自然で素敵だ。こういう時って写真を撮ろうといった気分にならないのが不思議。なので画像がありません。 東京生まれの僕は、六本木の打ちっぱなしの壁も好きだが、こういった生活感を活かした空間も悪くない。 ・・・で、銀座や六本木と違うのは、入らっしゃるお客さんとの関係性というか距離感だ。ものすごく近い。昔で言ったら井戸端会議に近いかな。。ちょっとデジャブ。以前、大阪の「上方銀花」さんで個展をしたときに、お客さんがそれぞれ二手に分かれて別々の話を楽しそうに勝手にしているので、僕がぽか~んとしてたら、「ここってやかましいやろ?」って笑っていうので「多重放送みたいですねぇ💦」って応えた記憶がある。ちょっと似てるかな。そう、そこでは主役は客なのだ。正解です (^^♪ |
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![]() 獅子雲紋彫椀 ![]() |
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| ここ最近は特にそうなんだが、会期が迫る五日前ほどになると疲れが溜まってきてか「何でこんなに大変な仕事を選んだんだろう…」ってなる。まあ歳なんだが、創れるとイメージしている作品の密度や量と、実際の心身両面のキャパが全くズレているのだ。イメージのギャップというやつかな。若い頃のマンマで仕上がりまでの時間を設定しているので「何でこんなことが、さっさと出来ないんだろう」って凹む。つまり、老いとの折り合いがつかないのだ。 ただ、こういったことを繰り返しているうちに、塩梅が付いてきて「君は良くやっているよ」って声掛けするようになり搬入直前ともなると諦観の境地となり、俄然元気が出てきて「好い仕事に就いたなぁ」ってなる。結構マインドコントロールが上手くなってきた。コツは、あまり多くのことを期待しないこと。70%出来たら上出来と褒める。その方が精神衛生上いいことを最近知った。 |
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| 三月の特別企画「僕の宝箱・宝物入れ」展(六本木 courage de vivre )で緑青の小さな厨子を二基制作した。二基とも緑青を湧かせた手法で、その面積も大きかったので、この部分はミクストメディアにした。つまり日本画の岩絵具を使ったり布染用の絵具?他を使って遊んでみた。やはり日本画の岩絵具が一番しっくりくる。質感がこちらの体質と馴染んで違和感がなく自然なのだ。吾ながら日本人だなぁと。。 今回も椿のお重の幹や、獅子雲紋部も緑青仕上げにしたが、作業を進めているうちにどんどん緑青部がいい感じに仕上がってゆくので、仕上がりが遅れて出品を諦めていた獅子椀も出品することにした(初日に速攻売約済みとなりました)。緑青を手掛けて40年以上経ったが、漸く自分らしい表現として仕上げのコツを掴んできた様に思う(実は仕上げたものを気に食わなくて二回引っ剥がして塗り替えてました💦)。 |
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| 結局、たったの二日間だけ在廊したんですが、基本時間が足りなかったですね。みなさんから沢山の質問が寄せられますし、素直に感心して下さるしで、毎日朝方4時、5時まで作業していた疲れで時々マジで気絶しかけましたが・・・何とか持ちこたえました。こちらでは gallery は salon なんですねきっと。 ・・・・つづく |
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![]() 椿紋彫大椀 ![]() ![]() ![]() |
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| 今日は早六月八日。昨日で個展も終了。いつものことで終わってしまうとあっという間だったなぁと。 初個展であったにもかかわらず好評で、次の個展も是非ということで決まりました。たった二日しか現場に居なかったのですが、印象としては一週間ほど居た感じでしょうか。 オーナーは、40年以上の付き合いのあるギャラリー仲摩さんが舎弟と呼ぶエネルギッシュな女性。スタッフというかボランティアでギャラリーの飾り付け等のサポートをして下さる方がいらしてとても助かりました。お客様が途切れなくいらっしゃったので、会場の写真を撮ることもできず、疲れもあって全てボランティアのMさんにお願いしました(このページの画像の殆どはMさんの画像です)感謝。 いらっしゃるお客様も器を求めに来るというよりは、美術品を仲介にして文化に触れるのということと並んで、共通の趣味を介してお喋りにいらっしゃるという感じ。僕としては、ギャラリーに居るという感覚が時々なくなってリラックスしていた様に思う。これは、これで好いなぁと。。 |
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| 「魯」(大切な客を新鮮な魚でもてなすの意) 晩「酌」 「美」酒 泥酔・鬱金(ウコン) |
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| みなさん、鎌倉彫をご覧になるのは始めてのはずで(僕の作品は一般的な鎌倉彫ではないのですが)加えて普段「殷墟文字」 を間近に触れることもないと思うので、その意味では新鮮だったのではと思っている。そして、第二回の個展に繋がる前振りとしては好い素材だったかなと。 意外に好評だったのは「はーと落書き万葉小厨子」。オーナー曰く「男性に人気があるので、男性の方がロマンチストでは💛」ということでした。確かに。 |
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Never until now In this old life, When white hairs twine Among the black, Have I fallen into longing like this. 黒髪に白髪交じり老ゆるまで かかる恋には いまだ逢わなくに (『万葉集』 大伴坂上郎女) |
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欧米の LOVE と日本の「恋」「愛」とは、リョービ・英雄さんも触れているようにまるで違う。なので LOVE を訳すのは無理だ。ここは、博愛に近い概念として数式で駄洒落の様に触れる方がいいかなと。。つまり愛しいひとへの「愛」は∞(無限大)だとネ。 |
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![]() 椿紋彫三段重 ![]() ![]() ![]() 獅子雲紋彫二段重 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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| 大分長いページになってしまいました。 お仕舞に、今回お店をリニューアルなさる美容室の若いオーナーの方がお求めになった落書錫研Bann に触れたいと思います。この作品、実は僕が兵庫県の朝来市に住んでいた時、市立「あさご芸術の森美術館」から出品依頼されたときの作品です。 朝来市が鉱山の多い地域ということは余り知られていない。生野銀山を始め神子畑鉱山等、正しく西日本の都を支えた鉱山の宝庫だ。東大寺の大仏も、ここの銅を使って鋳造されている。そういった背景から、この地は鉱山へのアイデンティティがあり、企画展のタイトルは「鉱石の道・銀の馬車道」となった。 折角の機会だったので生野銀山で採鉱された錫を使えたらと生野銀山に直接電話して聞いてみた。残念ながら既に廃鉱になっていたため手に入れられなかったのだが、そんな思い出というか物語が詰まった作品なので、今回兵庫の方の下に行くことになり不思議な縁を感じます。ご本人はギャラリーでこの作品に出会ったとき鳥肌が立った、ということなのでとても光栄です。 |
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![]() 「落書錫研Bann 」 ![]() |
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| 当時のポスターを観ると中々いいデザインで結構頑張っていたなぁと・・・。 ということで、他にも、ボランティアのMさんに案内されて鹿嶋神社と生石神社に参拝したことにも触れたかったのですがスペースが足りません。姪に作品に関しての説明やら技法やらの話も訪れるお客様も途切れることがないので余り出来ず、これも機会を改めてという流れとなりました。 未だ紹介しきれていない作品も多いのですが機会を改めて紹介したいと思います。 では、では。 |
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