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正月
六年前、突然パンデミックが始まり、当初接触プレーの多いスポーツとして公式戦が中止となり40代から続けてきたシニアサッカーを休止し、暫く経ってテニスに転向した。未だコロナは終息した訳ではないけれど、そしてテニスが楽しくなくなった訳でもないけれど、やはり一点の重みが大きいサッカーへの想いは断ち難く、加えてこのところの海外で活躍する三苫や久保、そして鎌田や伊藤、そして富安の活躍を観るにつけ、不思議と身体が疼き、どうしても自身がプレーしたくなった。

本当は、昨年の秋に復帰したかったけれども不整脈が頻発し、夏場テニスコートに立っても眩暈や星が飛んだりしていたので復帰を逡巡していた。ところが、足利の主治医に不整脈は老人病なので早くカテーテル・アブレーション治療を受けろ!と叱られ、今年は11月に六本木はcourage de vivreでの個展も決まっているので3月に群馬の心臓血管センターで施術を受けた。
自分がどの程度の体力や持久力、そしてスキルがあるのか不安もあったので、昨年十月お隣群馬のフットサル場で個サルに参加してみた。一ゲーム目 ハットトリックを含む3得点1アシスト。2ゲーム目1得点、3ゲーム目ZERO。あとは身体と心肺機能が付いてゆかずキーパをやった。体力がガクンと落ちたもののスキルは、十代、二十代、三十代の若い連中に混じっても通用したので続けていれば心肺機能も回復するだろうと踏んだ。これでほぼ復帰を決めたが、所属するサッカークラブの大昭SCは、活動が宇都宮なので引き籠りに慣れた環境とメンタルにはやや腰が重い。でも、これが最後かなぁという勘も働き腹も座り復帰を決めた。
六年振りのサッカー復帰と、15年前、県リーグで受けたハールで腰椎を潰した後遺症もあり右足に麻痺を抱えている。でも後期高齢者の割にはドリブルもまあまあかな。。ウルトラマンは3分の制限があるけれど、僕は20分で痺れと麻痺が出てきます💦でも、この年になると、どこかしら身体に問題を抱えるのがデフォルトなので、時々指で指圧しながら誤魔化し誤魔化ししてやってますが、何とかなるもんですねぇ (^^♪

先日、2013年当時のドリブルトレーニングの動画を観てみましたが、今のパフォーマンスは年相応に猫背になったりして爺むさいけれども、切れもまあまあ。このままトレーニングを続ければ半年後は結構いい線行っているのでは。。
先週の土曜日、宇都宮のグランドまで練習会に出かけた。このところ愚図ついた天気が続いたが、久し振りの晴天。コートは人工芝なので表面温度は多分50℃以上か。。芝に手で触れるとアッチチと火傷しそうだった💦 こういった天候・・・得意です(^^♪

バックスを一人はがし、次に三人並んだCBを横に移動しながら交わし一瞬の隙間が見えたので右足を振った。ディフェンスにコースを限定されたなかでも右ポストぎりぎりに飛んだボールは残念ながら距離があったからかキーパーにキャッチされてしまった。同じチームのうるさ型から興奮気味に「ナイスシュート!」と褒められたが決まらなきゃ始まらない。でも、手応え十分
🎵だんだんゴールが近づいてきている。

この歳というか世代だとローリング(ボールの上を足裏で触れ横にボールを移動させるテク)をするプレーヤーは先ずいない。というのは、この技フットサルでよく使われる技なので・・・。僕らの世代には、フットサル(五人制のサッカー)という競技はなかったので、ボールを足の裏でコントロールしようとしたらコーチからどやされた。何故って、グランドがデコボコだったのでトラップミスしてボールを後ろに逸らしてしまう確率が高いのだ。でも、シニアからのサッカー経験が長い僕は、どちらかというとミニゲームやフットサルを楽しんだ時間の方が多かった。なので足裏でのプレーは得意だ。右サイドで一人のディフェンダーと対峙したら、先ずこの天下の宝刀を抜く。成功率100%。今回もゴール右で宝刀を抜いた。完璧。こういうのってリスペクトされるんですよねぇ
シニアサッカーと一口に言っても、参加する動機は様々だと思う。僕に関して言うと、恐らく親父の先の戦争のPTSDで思春期の家族が不安定で危機的だったことで学業や部活どころじゃなかったことが大きいと思う。つまり「やり残した感」が大きいのだ。もちろん、サッカーがアーティスティックなプレーを表現できるし、そこを評価されるスポーツであるということもあるのですが・・・。

で、先週同じチームで肩にたすき状に布のテープを巻いている部員が居たので、肩でも壊したのですか?と聞いたところ、何と二年前に心筋梗塞でグランドで倒れ救急搬送されたという。それで胸にペースメーカーが入っているのだと。そこまでしてやるか!と、ひとのことは言えないが、ひとには、それでもサッカーを続けなければならない(続けたい)何かがあるのですよ、はい (#^.^#)
 
 僕の実質主治医でもある「夕陽のランナー」こと K医師に「80歳、まだ走れる」・・・リチャード・アスクウイズ (栗木さつき訳 2024年5月 青土社刊)を薦められた。それによると75歳を過ぎると速筋(ダッシュに使う筋肉)とバランス(平衡感覚)が、それまでと全く違ったスピードで衰えるとある。その減衰曲線は指数関数的になる。なので、スロージョギングやのんびりとウォーキングなどしたところで老化によるフィジカルの衰えをカバーできないと。要はハードなダッシュやインターバルをトレーニングに組み込むべきだということ。一般的な後期高齢者に適した運動と薦められているメニューとは真逆だ。但し、リカバリーする時間もたっぷり取れと。そうしないと即命にかかわるし、またケガにもつながるということだが、このことを取り入れるのは至難の業。

それでも人って走るしサッカーもする。何故って聞くのは野暮ですネ。でも、夕陽のランナーさんがぶつかっている壁(ずっと続けているフルマラソンの記録が伸びないことと様々なフィジカル的能力が急激に落ちていくこと。そして、頻発する不整脈)をどう乗り越えるかということと日々闘っている彼の「今」は僕にも被るので他人事ではない。
それにしても後期高齢者の身体は、それ以前とは全く別物だということを日々気付かされる。60代の負荷と同じだけの強度と総量を、そもそも掛けられないし、トレーニングの疲労の回復にもやたらと時間がかかる。これでケガでもしたらえらいこっちゃである。

40代でシニアサッカーをしていた頃、ケガをしたら回復時には元のパフォーマンスには戻らないことを痛いほど思い知らされた。そう、シニアスポーツにとってケガはスポーツの断念に直結する事態になるのだ。そして後期高齢者の今、それまでの構えと同じであっていいはずもなく、その塩梅をつかむのは初めてのことでもあるので、毎日自分の身体とメンタルに相談して、その時点での解を出すようにしている。無理をすればケガにつながるし、無理をしなければ老化に抗えない。

老いというのはドスンとやって来るといったのは吉本隆明さんだが、今それを実感している。
 
 
シニア(40,50,60代)になってから晴れたら必ずトレーニングに出掛けるという習慣はなかった。仕事も忙しかったし子育てもあった。今は、仕事も忙しくすれば忙しくすることにもなるけれども、どういう訳かそうしない自分が居る。で、今は晴れたら必ず夕方ボールを蹴りに近くの公園に出かける。謂わば日課だ。こんな真面目な性格だったかなぁと感心する。これって、いつか必ずボールを蹴れない日が来ることを自覚しているからに違いない。

ということで、コルセットが腰の痺れに役立たないことと折り合いを付けつつ、老いに抗う自分は、中々に可愛いなぁと思う梅雨は水無月です。

ではでは。
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