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  長い。

中国武漢から始まった新型コロナウィルスの感染が、世界に広がってから既に一年半以上経った。正直舐めていた。

当初は、COVID-19 という呼称も知らず、サーズ、マーズとは違った新しい型のウィルスが恐ろしい勢いで蔓延し始めたというニュース報道を聴き、これはヤバいと、過去20年以上視聴し続けている、僕が最も信頼するニュースメディアvideonews.com に耳を傾けた。

昨年の春前は、「正しく怖がる」ということを意識して、実態も分からずに怖がる輩に警戒し、何とか中庸を選ぶようにバランスをとることに必至だった。今はというと、日本のTV、ラジオのニュース報道は、元々信頼していないのでざっと流す程度。あとは、videonews.com とYouTube清水有高配信「一月万冊」の相方になる安冨歩、佐藤章、平田悠貴のお三方で海外情報や政治情報をとっている。
 
今回「COVID-19  2nd ステージ」としたのは、ワクチンを打つ前と後の世界状況が変わったということがある。その中身は、コロナの変異株がワクチンを無効化しつつあるということと、若年層には症状として出なかったものが、ここに来て老若男女を問わず感染リスクがあり、かつ重症化率も死亡率も上がってきたということ。つまり、コロナにまつわるイメージも風景も明らかに違ってきたという事実がある。

ざっくりいうと、COVID-19  に対する構えが欧米型と中国型に別れたと言っていい。欧米型とは、最早人類は、COVID-19 をコントロール出来ないとして自然免疫を受け入れる方向に舵を切ったということ。そして、中国型は、新型コロナウィルス感染を限りなく「0(ゼロ)」に近付けるという飽くなき戦いに挑み続けているということ。

ワクチン接種率が高い欧米が、自然免疫化を志向するということは、ある意味でギブアップを意味する。対して、中国型は、感染ゼロを諦めずにコロナを人為的にコントロール出来るという幻想を捨ててないということを意味している。
長引くコロナ禍で見えてきたのは、医学的見地でウィルスにアプローチすることは引き続き続けていかなければならないが、一方で、果たして人類が、今知り得る感染予防対策をしつつ経済を回し、かつ日常生活を営むことに精神的に耐えられるのか.... という問題がある。欧米を見ていると、最先端の医学的リソースをもっていても、人々が最早マスクをしたり、ソーシャルディスタンスをとったり、ハグを避けたりと言った非日常に耐えられないのではないかとみえる。

日本の場合、安富歩東大教授が言うように、COVID-19 とか、新型コロナという呼称は、コロナ禍の怖さを記号化してひとびとの胸の内に真相が落ちない。中国や台湾がコロナを押さえ込めているのは、ひとつには「病毒」という呼称にあるという言説は説得力がある。

そして、スペイン風邪の頃は、ウィルスの存在に気付いていなかったこともあってワクチン開発や予防薬、そして治療薬の開発などは出来なかったのでウィルスへの負荷もなかった。現在は、あらゆる手立てを持ってウィルスへ負荷をかけ続けている。また、グローバル化もあって人の移動によってとんでもない変異種が現れ、益々コロナ感染の阻止を難しくしている。
 
南アフリカの変異株にはワクチンの有効性が低下
英国のイングランド公衆衛生庁(PHE)は2月2日、いくつかの地域で確認された新たな突然変異株の存在を明らかにした。南アフリカの変異株にみられる「E484K」と呼ばれる変異は、免疫を「逃避」する能力をもつことがわかっている。それゆえ南アフリカの変異株には、これまで承認されてきたワクチンの有効性が低くなることが懸念されていた。

実際にこの変異株が蔓延している南アフリカで2月7日に実施された小規模な治験では、英製薬大手アストラゼネカ製のワクチンの有効性は25%以下で、軽度から中等度の感染に対してほとんど防御効果がないと報告されている。南アフリカはすでにアストラゼネカ製のワクチンを100万人分確保しており、翌週から医療関係者への接種を開始する予定だった。ところが、それを一時的に見送るかたちとなっている。

WIRED HPより)
こういった状況が二年も続くと、ボディブローの様にダメージが効いてきて、経済、精神両面で破綻していくことが想定できる。ただ、そんな現実を、ひとは受け入れ難いし、直視も出来ないだろう。欧米のひとびとの振る舞いが奇怪しいのは確かだけれども、日本は政治を筆頭に欧米の何倍も奇怪しい。

コロナは、普段気付かずに済んだ日本の矛盾やダメさ加減を露呈させた。でも、それを直視できないとしたならば、修正も出来ないし、ましてやイノベーションなど有り得ない。

溜息を付いたところで仕方がない。ここで絶筆。。

あと何年コロナの収束に掛かるか全く分からない。けれども、この現実を受け入れて僕らは生きていくしかない。僕の場合、未だ新しいコミュニケーションの「場」が構築出来ていないので、新しい表現も構想できずにいる。なので、主に古典や様式美を手掛けることで凌いでいる状況だ。ちょっと前は、こういった状況に焦燥感もあったけれども、今は、そういった自分も含め、今の状況を受け入れて淡々と作業をしている。

これは、これで悪くない。
国内で初めて確認された新型コロナウイルスの変異株「ミュー株」について、WHO(世界保健機関)は、「ワクチンの効果が弱まる可能性」を指摘している。
WHOによると、「ミュー株」は2021年1月に初めてコロンビアで確認されてから、南米やヨーロッパを中心に広がりを見せていて、「ミュー株」の感染者が占める割合は、世界全体では0.1%未満であるものの、コロンビアでは39%まで増えているという。
WHOによると、「ミュー株」は「ワクチンの効果が弱まる可能性」が指摘されていて、その傾向は、南アフリカ型変異ウイルス「ベータ株」と似ているという。
感染力や重症化リスクについては、さらに調査が必要だとしている。
(FNNプライムオンライン9月2日掲載) 
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